グラップラーLメモ第三話「兵(つわもの)たち」 投稿者:beaker
すいません、開催前夜のネタが思ったより盛り上がらないので、さっさと開幕しちゃいます。
石を投げて下さい(笑)。

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その日は朝から実に気持ちのいい青空だった。
今日は試合会場である体育館以外はひっそりと静まり返っている。
そう・・・いよいよ今日が「第一回校内エクストリーム大会」なのである。

朝早くから指定券を買えなかった生徒たちは、当日券を求めて列を作っているし、
向こうでは何とか外から見えないかと、双眼鏡を持って木に登っている
(ちなみに五分後「金も払わずに見るんじゃねえ」とスマートガンで撃ち落とされた)


一方無事指定席に座れた何千人という生徒の(この学園何人くらい生徒いるんだろ?)
興奮は今や完全に沸点を超えていた。
「綾香」や「葵ちゃん」とか「ゆかりLOVE」などの垂れ幕がそこら中に垂れ下がっている。
大喧燥の中、アナウンサー役の志保がアシスタントのデコイに渡された原稿を持ち、
六角形の闘技場の真ん中に立った・・・


「あ、あ、あ、テステステス〜。」
何回かのマイクテストの後、志保はすうーーっと大きく息を吸った、そして・・・
「学園で最強の人間は誰か、見たいかああああああああああああああああああああああああああああ
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」

一瞬の間の後
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
大観衆が一斉に返した。
それはまるでこの大観衆が一つの生命体になったような叫びだった。

すっ、と片手を挙げて歓声を止めると、志保は言った。
「全選手、入場です!!!」
合図と共に待機していた選手たちが一人一人闘技場に入っていった。
志保が一人一人選手たちの説明をしていく。


「空手は最強の格闘技!!今でもその思いは変わらない!!
空手を完成させた女!!坂下好恵!!」

「大女優は格闘技でもトップであることを見せてやる!!
天下無敵の風紀委員長、広瀬ゆかり!!」

「闇の使徒!塔のエリート!!我々の絶対な力を見せてやる!!
人間消火器、ハイドラント!!」

「憧れの人間と闘える!もうただの憧れで終らせない、
絶対超えてみせる!松原葵!!」

「闘いたいから、ここまで来た!!
キャリア一切不明!!無音!!」

「耕一さんの為なら兄との戦いも辞さず!!
恋する乙女は無敵!!EDGEだあ!!!」

「影が薄い!!浮気者と苛められながらもここまで来た!!(志保、てめえ!!)
本当は主人公!!嫌々ながらも出場!!藤田浩之!!!」

「打たれ強いことはいいことだ!!マ○ならなおよし!!
全格闘技の打撃には耐性があるぞ!!秋山登!!」

「恋人(決定?)の瑞穂の為に闘うのだ!!
彼女に優勝を捧げよう!!岩下信!!」

「自分の中の鬼の血を静めたいから出場するのだ!!
決して千鶴さんに引っ張られてきたのではない!!(嘘)柏木耕一!!」

「塔のエリートでも、姉を超える事は出来ないのか!?
いいや、最凶の姉をも超えてみせる!!柏木梓!!」

「闇の使徒見習い!!実力は導師を超えているかもしれないし、
超えていないのかもしれない!!(どっちだ)葛田玖逗夜!!」

「最強・最凶・最狂!!全ての生物の頂点に立つ女!!
エルクゥだから、強いのか?強いからエルクゥなのか!?柏木千鶴!!」

「兄を引っ張って無理矢理出場!!友情と愛情は別よ、EDGEさん☆!!
邪魔する奴は、M・Kパーンチ!!M・K!!」

「何だかんだ言って、楓の為に優勝を狙っているに違いない!!
邪魔するなら妹といえども容赦はせん!!西山英志!!」

「闘いだったら、彼女が黙っているわけはない!!
武の女神に愛された女!!来栖川綾香!!」

「続きまして、武器部門の紹介に参りたいと思います。」


「妹に無理矢理引っ張り出された!!出たくない!!
・・・でもマルチを奪ってセリスさんと決着をつける時かも!ゆき!!」

「接近戦最強!!知能ゼロのハンデもものともせず!!
持っているブレードがきらめく時、それは相手が倒れる時だ!!Dガーネット!!」

「なぜだ!?なぜよりによってDセリオなんだ!?
それは同僚を相手にしたくないのか、単に怖いのかへーのき=つかさ!!」

「光には悪いが、この体をフル活用させてもらう!!
闘う精神体、結城紫音!!」

「説明不要!!千鶴さんの野望(たくらみ)を止める為なら死も問わず!!
超合金の体は反則なのか!?ジン・ジャザム!!」

「ジン・ジャザムの永遠のライバル!!マルチを愛するがゆえに
強いのだ!!マルチの愛では誰にも負けない!!セリス!!」

「高校生にして子持ち!!子煩悩のおとーさんが本性か!?
それとも心に巣食う人斬りが本性か!?きたみちもどる!!」

「来栖川綾香が武の女神に愛されているなら、
彼女は破壊そのもの!!セキュリティを司る破壊の女神、Dセリオ!!」

「外道、鬼畜、悪魔!!美加香無しにどこまで踏ん張れる?
武器は一つしか認めないぞ、風見ひなた!!」

「実はLではすごいんです☆、犬チックな女剣士!!
浩之ちゃんを信じているよの、神岸あかり!!」

「最近めっきり独り言が多くなってきた!!
刀に向かってぶつぶつ言うほど、その刀を愛しているのか!?佐藤昌斗!!」

「綾香は渡さない!!ハイドラントと積年の蹴りを付ける!!
眼光鋭く、喧嘩を仕掛ける!!悠 朔!!」


「以上28選手に加え、超豪華なリザーバー(補欠選手)を用意いたしました!!
但し今この場では名前を明かすことは出来ません!!(ヒント:未定)」

「アナウンサーは私、Leaf学園真のアイドル”長岡志保”ちゃんがお送り致します。」
(この発言の後、どっからともなく座布団が飛んできた)
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「それでは、第一試合まもなく始まります!!柏木梓選手、葛田玖逗夜選手、入場してください!!」


(つづく)












<次回予告>

「葛田選手、入場お願いします!!」

「構わん、試合開始しろ」

「葛田玖逗夜といいます、はじめまして・・・」

「梓ァァァァァァァァ!!上だ!!」

「・・・上?」

次回グラップラーLメモ「鬼と闇」お楽しみに・・・待って、お願い(懇願)


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ども〜、今回は全く中身が無いですね〜(まあこれからが本番ですから・・・多分)
なお、このグラップラーLメモにおいての葛田さんはまったくの別人です(爆死)。
葛田玖逗夜さんの名前を借りただけなのかも・・・ハハハ・・・(乾いた笑い)
ともかく、これからも宜しくお願いいたします。
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