Lメモ場外乱闘 そのに「仮眠館ほのぼの日記」 投稿者:幻八
が〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜きしゅん・・・

「ふぅ、やっと終わった。さすがにこんだけ広いと掃除するのも大変よぉぉ。」
泣き言を呟きながら、掃除機を片づける幻八。
「バイトでも雇うかなぁ・・・でも掃除ならマルチさんに頼めばやってくれるかも・・・」
などと考えながら、慣れた手つきで片づける。
ここは仮眠館。いちおオープンはしたがまだまだ客を入れられるほど
きちんとしてはいなかった。
そのため、ここ毎日掃除や部屋のセッティングに追われる毎日を過ごしていた。

き〜〜んこ〜〜んか〜〜んこ〜〜ん

「えっ!?もうお昼!?」
昼のチャイムがなると同時に校舎の方から賑やかな音(爆音?)が聞こえてくる。
(って授業は?勉強は?あるんですか、この学園?)
「さてっと、今日のお昼は何を食べようかな?」
いつもの恒例となっているため、まったく気にも留めず昼ご飯の用意をする幻八。
その姿が良く似合っていた。



昼の騒動も一段落つき、幻八はテラスでテーブルに向かって考え事をしていた。
「う〜〜ん・・・カジノに、食堂・・・それに浴場ねぇ・・・」
この仮眠館には部屋が余っているためその使い道を生徒達に希望調査した結果がこれ。
「カジノかぁ・・・これはい〜かもしんないけど、表だって作れないなぁ。
  まぁ、これは地下にでも作るとして・・・」
非公認カジノ決定。(非はいるんかい!)
「食堂・・・ただで(汗)・・・はいくらなんでも無理だろ。でもカジノの売り上げ次第では
  作れない事はないか。そん時は購買部のbeakerさんに頼んで、材料を仕入れてもらわないと・・・」
食堂条件しだいで決定。
「大浴場・・・(汗)。作ってもいいかもしれないが・・・あまりにも危険な気がする・・・・・・
  Dセリオさんに相談してからのほうがいいかも・・・・・・」
確かにこの学園でそんなもの作った日にわ・・・・・・暴走のオンパレード(爆)。
大浴場保留。でも作るかも(笑)。
「あとは・・・・・・」

ごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごごご!!!!!!!!!

外の方から重い感じの爆音が響いてきた。
この施設の周りには平穏な様にと芹香特製の結界が張ってあるため、ちょっとやそっとじゃ壊れない。
そして建物自体も強度を高くしてあるため頑丈だ。
「またジンさんとDセリオさんの戦いですか・・・・・・ん?これは使えないかな?」
何かを思い付いた幻八。
「この学園は戦いが多いんだから、トトカルチョみたいな物、出来るかな?」
そんなものまで儲けるのに使うのか?!幻八!
「ふあぁぁぁ。それにしてもねむいよぉ。」
外はぽかぽかのいい天気。眠気を誘うのに十分な陽気であった。
そんな陽気でも宿命の闘いは続いている。
「こ〜んないい日はゆっくりとお昼寝に限るかな。」
と言ってすでに寝る体制に移っていた。
戦いの音を聞きながら、
(よくやりますね、皆さん・・・だから強いのかな・・・・・・)
と考えつつ、幻八は心地よいまどろみに身を委ねていった。



「・・・・・・ふぁぁぁぁぁああ。良く寝た。時間はと・・・・・・」
大きなあくびと共に起きた幻八は、
「なんだ?もう4時か・・・学園も終わった時間かな。さて・・・・・・」
体を伸ばしたりしながら立ち上がり、校舎の方に歩いていく幻八。
(ちょっとまった。授業は?単位取らなくていいのか?!幻八?!)
職員室の前に設けたアンケート箱の中身を出し、戻ろうとして歩いていると、少し前に誰かが壁にもたれていた。
「ちょっと、だいじょうぶですか?」
慌てて駆け寄り心配そうに聞いたが、
「・・・だいじょうぶです・・・少し眠いだけです・・・・・・」
と言いすぅすぅと寝てしまう女の子。
「こまったなぁ。こんなところで寝かせておくわけにもいかないし・・・しょうがない・・・」
困ったようにしていたが、よいしょ、っと女の子を背負い自分の仮眠館に向かっていく幻八。
建物の中の一室のドアを開けると、結構整った部屋が見えた。
この仮眠室は個室になっており、その数もかなりあった。
その部屋のベットに女の子を寝かせて、
「しょうがないよね。せっかく作ったばかりだけど、あのままにしておけないし。」
と、独り言を呟きながらゆっくりと部屋を出ていく。
「おやすみなさい。お嬢さん。」
と一言かけてドアを閉める幻八。
「さてと・・・・・・掃除の続きでもするかな。」



「んっ・・・・・・ここは・・・どこ?」
ベットの中で目覚めた女の子は自分がどこにいるか分からずきょろきょろとあたりを見渡した。
「確か、あの時・・・・・・」
気を失う前のことを思い出そうとしているとドアが開き、
「あっ、起きましたか?突然眠ってしまわれたので、こちらにお運びしたのですが・・・」
優しく語り掛ける幻八。
「そうなんですか。ごめんなさい、ちょっと力を使いすぎちゃって・・・」
申し訳なさそうに小さな声で返事をする女の子。
「わたし、姫川琴音っていいます。本当にありがとうございました。」
ベットから降りぺこりとおじぎをする琴音。
幻八は(おとなしそうな子だなぁ)と感想を持ちつつ、
「いえいえ、お気になさらず。自分はつい最近転校してきた幻八と言います。」
こちらも礼儀正しくおじぎをする。
「それよりここ、どこですか?はじめて見る感じがするんですけど・・・・・・」
「ここは、自分の管理している仮眠館と言う校舎ですよ。正確にはまだオープンしてませんけどね。」
部屋の中を見ながら聞いてきた琴音に対し、照れくさそうに頬を掻きながら答える幻八。
「それより、立ち話もなんですからこちらへどうぞ。飲み物ぐらい出せますよ。」
「あっ、そうですか、すみません。迷惑ばかりかけちゃって・・・」
「いいえ、お気になさらずに。」
幻八の案内についていく琴音。
ついたところは遊戯場。
「ふあ〜〜!広いですね!!」
遊戯場はかなりの広さがあり、ゆっくりと座るための椅子なども設けてあった。
「そこの椅子に座っていてください。いまお茶をお持ちしますから。」
「あっはい!すいません、なにからなにまで・・・」
琴音は椅子に座りゆっくりとあたりを見回してみる。
確かに遊ぶためには事欠かないだろうと思われるほどの道具がいろいろあった。
「お待たせしました。え〜とコーヒーと紅茶、どちらがよろしいですか?」
「う〜〜んと、コーヒーを。」
・
・
・
この後二人はながながと話しつづけた。

「また、来てもいいですか、幻八さん?」
そろそろ遅くなるかなってぐらいな時間帯に幻八と琴音は一緒に建物の玄関にいた。
「ええ、いつでも来てください。あの部屋は琴音ちゃん用にとっておきますから。」
やさしい笑みで見送る幻八。
「ところで幻八さんって帰らないんですか?」
「自分の家はここですよ。この仮眠館が自分の家なんです。」
「えっ!?ここなんですか?」
驚いている琴音。そりゃそうだろうそんなところが家と言われちゃあな。
「それじゃ琴音ちゃん。また来てくださいね。お待ちしていますよ。」
「はいっ!それじゃあ幻八さん。今日はありがとうございました。」
ぺこりとお辞儀をして帰っていく琴音。
「琴音ちゃんか・・・おとなしい子だったな。」
小さくなっていく背中を見ながらふと考える幻八。
「また来る・・・か。常連さんができたかな?」
くすくす笑いながら建物の中に入っていく。
こうして仮眠館の一日は過ぎていくのである。


            おしまい

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な、なんかジンさまとDセリオばかり書いているような気が・・・
まっそんなことはさておいてとりあえず・・・
やっと完成だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
今回はほのぼの系でせめたつもりだけど・・・ダメかな?
こういうの苦手なんだよぉぉぉぉ!
やっぱり男はバトル物に限る!
・・・いや、言い切れませんけど・・・

とりあえず個人の設定は大まかなのを作ってのせました。
そちらを見て自由に使い、なおかつ壊してください。
期待しています。

ジンさま、自分の書くSSに使わせてもらいます。
文句はよしてください。受付などしてませんから(笑)
Dセリオと自分、そしてジンさま・・・このメンバーで戦いを書いていきたいと思いまーす。
それじゃみなさま、お達者でーーー