Lメモ場外乱闘 そのろく「仮眠館の新たな住人」 投稿者:幻八

 草木も眠る丑三つ時、りーふ学園も例外なく夜の静けさは訪れる。
 昼間の戦いに音も生徒のざわめきも聞こえない静けさ。
 学園内には夜の見回りをおこなうDシリーズがいる程度で後は暗闇と静けさが
支配する空間となっている。
 ただし、仮眠館には明りが灯っている。
 幻八は他の生徒達みたく通常世界に自宅、もしくは家を持たないため仮眠館の一部に
生活空間を作ってそこで生活をしていた。
 やがて・・・仮眠館に灯っていた灯りも消える。
 そうするとあとは夜明けを待つのみとなる学園。


 しかし、時にはその静寂を破るものも存在する。

パリパリパリパリパリパリ・・・・・・・・・

 暗闇に覆われているはずの校庭の隅っこで空間にヒビが入り割れていく。

バリバリバリバリバリバリバリ!!

 大きな音を立てて空間が割れていく。
 そこから暗闇に紛れて出てくる禍禍しい存在。
 そして暗闇に紛れてどこかに消えていく。
 ・・・やがて何事も無かった様に空間が閉じていき再び静寂が訪れる。
 いつもと同じように夜が明け、またいつもの日常がやってくる。



          Lメモ場外乱闘 その「仮眠館の新たな住人」



「ふぁ〜〜あ・・・・・・今日もいい天気かぁ。」
 大きく伸びをしながら空を見上げる。
『まったく・・・異空間に作られたとは言えこうも晴れ続けるのはねぇ・・・』
「まっ、毎日雨よりいいだろ、こっちの方が。」
『それもそうね。』
 などと言ういつも通りの会話を交わしつつ仮眠館の掃除をこなしていく幻八。
 手慣れた手つきで次々と終わらせていく。
「あの〜・・・ちょっといいかな?」
 テラスを掃除しようとして表に出た幻八に突然横手から声がかけられる。
「はい? なんでしょう。」
 声をかけられて振り向いた幻八が見たものは3人の女性の姿だった。
 一番先頭に立っているのが赤い髪を後ろで三つ編みにしたかわいい感じのする女性。
 後ろには2人、1人は長い紫の髪をそのままストレートに降ろした勝ち気そうな女性、
もう1人は黄色いショートの髪でおとなしそうな女性。
「ここって一体どこなの?」
「どこって・・・りーふ学園ですよ、それがなにか・・・」
 赤い髪の女性がかけてきた質問に幻八は首を傾げながら答えた。
「りーふ学園・・・ですか?」
 後ろにいた黄色い髪の女性が首を傾げながら聞いてくる。
「あれっ? あなたがたって・・・確か体育祭の時にいませんでしたか?」
「なんだ、あなたもあそこにいたんだ。」
 記憶を辿って思い出そうとしていた幻八に赤毛の女性が嬉しそうに声をかけた。
「ティリア、そんな事より・・・」
 紫の髪の女性に小突かれてティリアと呼ばれた赤毛の女性は、
「そうそう、そんなことより何か食べるものない? 昨日から何も食べてないのよ。」
苦笑しながらそう聞いてきた。
「それなら、何か作りましょうか? ちょうど食べようかと思ってましたから・・・」
「ホント!? それじゃお願い!!」



 その後、お互いに自己紹介し、幻八は3人に料理を作って色々と話を聞いていた。
「・・・ふ〜ん、こっちに来た変異体ラルヴァとか言うのを追って来たんですか・・・」
 食後のお茶をすすりつつそう呟く幻八。
「そうなの、こっちに来たらしいから追いかけてきたんだけど何も分からないし、
誰もいなかったからどうしようか迷っていた所にあなたの姿が見えたのよね。」
 出されたお茶をおとなしく飲みながら赤毛の女性、ティリアはそう答えた。
「そのラルヴァを倒さないと大変な事になるんです。」
 そう言ってきたのは黄色い髪の女性、エリア。
「大変な事・・・ですか。」
「そうだ、だから追ってきたんだがこの辺ことは分からないんだ。そこで・・・」
 紫の髪の女性、サラは幻八を意味ありげな眼で見て、
「あなたに協力してもらいたいの、お願い!」
 眼をウルウルさせて哀願するティリア。
 ・・・かわいいかも知れない・・・
「まぁ、暇ですから付き合いましょう。」
 ・・・っておい、学校は? 授業は? いいのか?
『あ〜あ、お人好しが・・・また厄介事引き受けちゃって・・・』
 などと言うまやのぼやきが聞こえたが幻八は無視した。
「ありがとう、幻八!」
「ありがとうございます、幻八さん。」
「ありがとよ、幻八。」
 三者三様のお礼が返ってくる。
「で、その変異体とか言うやつの特徴は?」
 少し照れて横を向きながら幻八は話を本題に戻そうとする。
「ああ、あいつの特徴か? 姿は普通だが身体の色が赤いからすぐ分かるさ。」
「赤い?」
 サラが幻八の問いにいち早く答え特徴を幻八に告げる。
「そっ、赤い奴なの。ただしその力は普通のラルヴァなんかとは比べ物にならないぐらい
強かったわ・・・」
「そして、自らの身体から同じラルヴァを無数に生み出せる・・・」
 ティリア、エリアと話が続いていく。
「・・・それがここに逃げてきたんですか?」
 あまり動じずに興味なさそうに答える幻八。
「あの・・・わたしたちの言った事分かってる?」
 その様子を見たティリアはちょっと心配になっていた。
「大丈夫、分かってますよ。それよりそろそろ探しに行きますか?」
「そうですね、行きましょうか。ティリア、サラ、行きましょ。」
 席を立った幻八に続いてエリアも席を立ち残りの2人を急かす。
「それじゃ、新生勇者パーティー出発よ!!」
 勢いよく席を立ちあがり勢いよく宣言しているティリア。
「あの・・・ティリアさんっていつもああなんですか?」
「ああ、結構熱血漢だからな・・・」
 その後ろでひそひそと話し込んでいる幻八とサラ。
 前途多難・・・・・・な出発・・・かな?



「・・・・・・な感じなんですけど、どこかで見ました?」
「いや、俺は見てないぞ。」

「・・・・・・なんですけど。」
「見てないなぁ・・・」

「はぁ〜・・・収穫無しか・・・」
 イスにぐったりともたれ掛かって座っているティリア。
「そうですね。はい、お疲れさまティリア。」
 エリアもどこかしら疲れた様子が見える。
「幻八、あと探してないのはどこだ?」
「そうですね・・・・・・この学園からは出れないと思いますが・・・学園内は大体
調べ尽くしましたよ。」
 それと対照的に幻八とサラは色々と話し合っていた。
『・・・・・・幻八、気付いてる?』
(ああ・・・さっきからこっちをずっと見てる奴のことだろ・・・)
 幻八とまやは先ほどからこちらを監視している存在に気付いていた。
 ティリアたちは気付いているのかも知れないが・・・
(たいした穏形だよ・・・ほとんど気配を無にしている・・・)
『どうやらこちらの様子をうかがっているようですよ、幻八。』
「どうした、幻八。」
 突然幻八が静かになったのでサラは幻八に声をかけた。
「いえ、何でもないです・・・とりあえず夜まで待ちません?」
「なんで?」
 幻八は少し考えたのち提案をしたがさすがにティリアが不思議に思ったらしい。
「当てもなく探しても逃げられるでしょうから、人がいなくなった所で一気に探す・・・
ってのはどうでしょう。」
 こうは言ったが実際は誰もいなくなった所でおびき出そうという考えを持っていた。
「そうね・・・うん、そうしましょ!」
 ティリアがいち早くそれに賛成する。
 他の2人もどうやら同じ意見らしくこれと言って反論はなかった。
「それじゃ、夕方までここで好きにしててください。」



 そして夕方。
 学園の敷地にはほとんど人がいなくなり、しん・・・と静まり返っている。
 そして仮眠館近くには・・・
「で幻八、これからどうするの?」
 幻八、ティリア、サラ、エリアの4人が残っていた。
「人は居なくなったけどさ、どうやって見つける気だ?」
「簡単な事ですよ。」
 サラの問いにあっさりと言い返す幻八。
「簡単な・・・ってどういう事です?」
「・・・気付いてませんでしたか?」
 エリアは幻八の言った意味が分からずきょとんとしていた。
 他の2人もどうやら気付いてないらしい。
「・・・いいかげん出てきたらどうだ、ずっと監視してたのは知っている。」
 幻八は睨みながら何もない、ただ地面が広がる校庭に向かって声を上げる。
「ちょっと、なにもないじゃな・・・・・・」
 何かを言いかけたティリアだったが、
「・・・ヨクゾキヅイタナ、カンゼンニケハイヲタッタハズダガ・・・」
校庭のちょうど真ん中辺りに何かが染み出すように赤い身体の怪物が現れた。
「・・・確かにたいした穏形だったよ、”人間”に対してはな。まや、ARMS起動!」
『了解です、幻八!』
 その言葉と同時に幻八の左右の腕の服がはじけ飛び、その下から現れたのはARMS、
シールダーモードだった。
「キサマ、ソノウデハッ!?」
「げ・・・幻八!?」
 幻八を除いたすべての者が驚愕する。
「それよりも・・・アクア流交殺法表技、滅刺(メイス)!!」

ゴシャァ!!

 幻八は振り向きざまに何もない背後の空間に拳を繰り出した。
 そこには激しい音と共に頭を吹き飛ばされている黒いラルヴァの姿が・・・
「!? い、何時の間に背後に!?」
「クッ、キサマ・・・ワレラノスガタガミエルノカ・・・」
「そう言う事だ、残念ながら俺は人間じゃないからな・・・朝からずっと監視していたの
にはとっくに気付いていたさ。」
 そう言う幻八に対し、赤いラルヴァは不気味に笑うと何か合図するような仕種をする。
 そのとたん幻八達を囲むように黒いラルヴァが無数と現れた。
「グフフフ・・・コノカズノマエデハキサマラナドテキデハナイ・・・」
「それはどうかしら、世の中悪が栄えた試しはないわ。いつも勇者によって悪しき者は
滅ぼされる運命にあるのよ!!」
 背中の剣、フィルスソードを眼前に構え声高らかに宣言するティリア。
「その通りだ! アタシ達に敵うわけないだろっ!!」
 腰にセットしていた鞭をほどき戦闘態勢をとるサラ。
「悪しき者に負けるほど私達は弱くない、あなたたちには決して負けません!!」
 魔法と呼ばれる理力によって発動する術を増幅させるための杖を構えたエリアも力強く
言い返す。
「そういう事だ、たとえ数が多くてもヘビの頭である貴様を潰せば終わるはず。」
 幻八も腰の後ろに付けてあるホルダーから黒く光るブーメラン、「ブラックウィング」
を取り出し力強く握り締める。
 そしてエリアを中心にして守るように幻八、ティリア、サラが円陣を組み戦闘態勢を
取った。
「グググググ・・・スベテノワガブンシンヨ! コイツラヲヒキサキ、コロセッ!!」
 赤いラルヴァの号令ですべてのラルヴァ達が一斉に襲い掛かった。



「風よ、悠久の流れを行く風よ、今ひととき我が刃となりて吹きすさべ! ウィンド!!」
 エリアの風の魔法がラルヴァを吹き飛ばす。
「喰らいな! オーラウィップ!!」
 鞭自体に魔力が宿っているらしく淡く輝きながらラルヴァを次々と打ち倒していくサラ。
「フィルスソード、閃光斬り!!」
 眩い輝きを放つフィルスソードを操り素早い動きで次々と切り裂いていくティリア。
「やっぱ数が多すぎるか! くぉのぉぉぉぉ!!」
『今ごろ泣き言言っても遅いわよ、それよりあの赤い奴の姿を見失ったわ!』
 ブーメランを投げず、剣の変わりとし驚異的な体術で切り裂き続ける幻八。
 まやは乱戦の最中にトーレスしていた赤いリーダ格のラルヴァを見失ってしまった。
 しかし、今はそんな事に構ってられるほどの余裕は無かった。
 いくらなんでも雑魚ラルヴァの数が多すぎた。
 4人は襲いかかってくるラルヴァを倒していくがなかなか全滅しない。
「いくらなんでもこれは多すぎる! 早くリーダ格のアイツを倒さないときりが無い!!」
 ティリア達にも疲れが見え始めていた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・・・・」
 特に魔法を使い続けているエリアは消耗が一番激しい様だ。
『!! 幻八!!』
 突然まやの警告を含めた叫びが幻八の精神に響き渡る。
「分かってる!! エリア・・・危ない!!」
 すでに答える前から身体が反応して動いていた幻八はすぐ近くに立っていたエリアを
押し出すように立っているその場から押し出した。

ガゴォッ!!

 次の瞬間、振り向いたティリア、サラ、そして地面に倒れたエリアの目には幻八の
身体を抉るようにしている赤いラルヴァの爪。
「「「幻八!?」」」
「ぐぅ!! ・・・アクア流交殺法影技、爪刀(ソード)!!」

シュパァァッ!!

 踵落としの要領で爪刀を出し赤ラルヴァを攻撃する幻八だったが、一瞬の差・・・
と言うより抉られた脇腹のために僅かに狙いを外し腕を切り落とすのみにだった。
「キサマッ!!」
「でええい!! 閃光斬り!!」
 怒りに燃え、更なる攻撃を幻八に加えようとした赤ラルヴァだったが横からの
ティリアの攻撃を躱すために大きく飛び離れる。
「幻八っ、平気か!?」
「幻八さん、大丈夫ですか!? 今回復魔法を・・・!?」
 エリアが駆け寄り回復魔法を使おうとして幻八の傷を見た途端絶句していた。
 幻八の脇腹は確かに大きく抉れていた、ただ血が一滴も流れていない事と傷口の再生が
すでに始まっているのを除けば。
「げ・・・幻八さん・・・こ、これは・・・」
 その傷口を見たエリアはそう言葉を紡ぎ出すのが精一杯だった。
「そんなことより、雑魚はすべて引き受けるからあいつの始末は任せる。」
「ま、任せるって・・・そんな状態でどうやって?」
 傷口を隠す様にして立ち上がる幻八はすでに痛みを遮断していたため何とも無いが
動きはどこかぎこちなかった。
 心配げに声をかけてきたティリアに「任せた」と言って前に出る幻八。
『幻八、雑魚ってこれだけの数をどうや・・・まさか、ブラックウィングを!?』
 まやの言葉を聞きながら右手に構えたブーメランを強く握り締め、目を閉じる幻八。
《武器って言うのは使う人がいてはじめて武器となる。この武器も…この武器を真に
使いたいと思ってくれる人がいればその人は聞かずとも…これを自由に使えるのさ。》
 かつて幻八にブーメラン「黒い翼」を託してくれた人物が言っていた言葉が脳裏に蘇る。
(真に使いたい時か・・・今こそ使う時かも知れないが身体がこの状態じゃ・・・)
「いぃぃぃぃぃけぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
 ブーメランを投げながら吼える幻八。

キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!

 鋭い音と共に戦場を、雑魚ラルヴァの間を駆け抜けるブーメラン。
 そのブーメランが通った後の空間にいたラルヴァはすべてがなすすべなく切り裂かれて
いく。
 ブーメランが幻八の腕に収まった時にはすでにすべての雑魚ラルヴァは全滅していた。
「す・・すごい・・・」
 ティリア達はあまりの凄さにただ立ち尽くしている。
「ググググ・・・オノレェ!!」
 憎しみを露にした顔つきで睨んでいたがすぐに飛び立ち逃げようとする赤ラルヴァ。
「奴が逃げるぞ!」
 幻八の声にはっとなり慌てて呪文を唱える3人。
「逃がしません!! 嵐よ、荒れ狂う破壊の嵐よ、刃の渦となり立ちふさがるすべてを
切り刻め!! ウィルドバーン!!」
 エリアの風系最強の魔法が竜巻となり赤ラルヴァの動きを完全にその場に封じ・・・
「くたばっちまいな!! 太陽さえ凍てつく永久凍土の女王よ、かの者に汝の寵愛を!!
ダルコンド!!」
 続いてサラが氷系の最強呪文で赤ラルヴァを完全なまでに氷付けにし・・・
「トドメよ!! 開け異界の門! 無限の輝きに満ちし世界より、すべてを焼き尽くす
浄化の光を招かん!! シャインクルス!!」
 最後はティリアが唱えた光系最強呪文が赤ラルヴァを氷ごと粉砕する。

カッシャァァァァァァァァァァァァァァァァァァン!!

 澄んだ音と共にコナゴナに砕け散る氷。
「・・・終わった・・・のか?」
「ええ・・・終わりました。」
 幻八の問いに答えたのはエリアだった・・・



 その後・・・
『幻八〜、相変わらず何も無くて平和ねぇ〜・・・』
「そうだなぁ〜・・・」
 あいも変わらず仮眠館の一角でごろごろと転がっている幻八。
 結局あの戦いの後、元の自分達の世界に戻ったティリア達勇者さま御一行。
 辺りに流れる時間はまるで何事も無かった様に平穏に流れ続ける。
 本当に夢だった様に・・・・・・
 そんな心地よいまどろみの中で眠りに入ろうとした幻八だったが、
「やっほ〜、幻八〜。」
(・・・どこかで聞いた声だな・・・?)
「・・・・・・って待てぃ!」
 明るい声をかけてきたのはなぜかティリア。
 眠りに入りかけていた意識が一瞬で覚醒される。
「あんたら、帰ったんじゃないのか!?」
 そう、そこには異世界の勇者様御一行が佇んでいた。
「いやね、こっちの世界ってのも面白そうだからさ。」
「しばらくこちらに御厄介になろうと思いまして・・・」
「そ〜言う事、だからどこかに生活できる場所ってない?」
 三者三様の意見だが言ってる事は結局同じ。
『幻八・・・』
「そうですね・・・ここの居住スペースにならまだ余裕ありますからそこにでも・・・」
 これも何かの縁だと思い、何気なく進めてみる。
「えっ!? いいの?」
「その代わり俺と同居と言う点とある程度は仕事、手伝ってもらいますよ?」
「構わないよ、あんただったら平気そうだしな。」
『・・・信頼されているのか人間として見てもらえてないのか・・・微妙ですね。』
 サラの言った言葉にまやは複雑な感情で幻八に呟く。
(まっ、構わないさ。元から自分が人間なんて思ってないしな・・・)
 それに対しての幻八の答えはこうだった。
「それではよろしくお願いいたします、幻八さん。」
 そう言って握手を求めてくるエリア。
「あ、ああ、こちらこそよろしくお願いします。」
 それに対し握手を返す幻八。
 どうやらお互いに了承したようだ。
『これからここも少しは賑やかになりますね、幻八♪』



追伸
仮眠館に住んでいる住居者。
管理人:幻八
同居人:ティリア、サラ、エリア
合計4人なり。

                  おしまい
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


幻:や〜〜っと書き上げたぞ!
ま:『いつまでかかって書いてたのよ、あんたは・・・』
幻:他にする事あったんだからしょうがないだろ。
ま:ほ〜〜・・・チャットが?
幻:ぎくっ・・・・・・ほ、ほかにもっておりじなるがあったろ、なっ?(激汗)
ま:ふ〜〜ん・・・
幻:そ、それにまだ書いてないものを上げてるんだし・・・
ま:真・ゲッターネタも上げてないのにねぇ・・・
幻:あ、あれは・・・例のとこがあんなこと殺ってくれたおかげで、直す所が結構あって
  だな・・・直しているんだよ。(汗)
ま:まぁいいわ、そう言う事ならとっとと上げなさいね。
幻:ふぁい。