柳川「さあっ、今宵も楽しい実験だ!!」 ジン「今宵って・・・まだ朝っぱらだぞ、センセー。」 柳川「細かい事は置いとけ、ジン。」 細かい事なのか? それ。 ジン「まぁいいか・・・それより今日は何の実験なんだ、センセー?」 柳川「ふっ・・・もう誤魔化すのは止めだ、これからはもう人体実験で行く!!」 今まで誤魔化していたのか!? あれで!? ジン「それで今回のゲストサクリファイスは誰だ?」 柳川「今回は・・・こいつだ!!」 スポットライトが照らされた下には・・・ 幻八「なぜ俺なんだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」 鎖でがんじがらめな幻八が転がっていた。 ジン「たまには改造されてみろ、お前。」 柳川「そう言うことだ幻八。私としてはお前のナノマシンに興味があったから 丁度いいがな・・・(にやり)」 まったく持って邪悪な狩猟者の笑みを浮かべる柳川。 幻八「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!! こう言うのは空君のはずだろ!? あいつはどうしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」 柳川「安心したまえ、幻八! お望み通り空君もすでにスタンバイ済みだ!!」 新たにスポットライトが照らされたそこには・・・ 空 「嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 訳の分からない台に固定され血涙を流して喚いている空。 幻八「空君すでにスタンバイおっけーですか・・・って、今回は何の実験だぁ!?」 柳川「よくぞ聞いてくれた幻八、さあジン、いつものごとく説明を!!」 ジン「またかよ・・・最近ゆきが逃げてるからって手ぇ抜きまくってるな・・・・・・ じゃ説明、幻八、空共に今回はまさにモルモット扱いだ。」 柳川「ジン、お前の手抜きだろ・・・まぁそんな訳だ。」 幻八&空「待てえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 幻八、空、ハモッて叫ぶが聞いてもらえる訳がない。 諦めろ、幻八、空。 柳川「まずは幻八に核エンジンを付ける。空には波動エンジンでも付けてみようかぁ!」 ジン「後のはいいが・・・最初のはやばくないか?」 柳川「大丈夫だ、単なる核エンジンだからな。」 そういう問題なのか? 幻八「これは・・・誰かの陰謀だ! そうに決まっている!!」 空 「止めてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」 幻八は錯乱、空はいつも通りだった。 ジン「いつも思うんだが・・・どいつもこいつも反応は一緒だな。」 柳川「こっちの方がやりがいがあるじゃないか・・・よしっ! やるぞ、ジン!!」 眼鏡の奥の目に宿る輝きはまさしく狩猟者の輝き。 ジン「うっしゃぁぁぁ!! これも世の為人の為! 諦めろぉぉ、お前らぁぁぁ!!」 ジンも瞳の輝きが狩猟者に変わる。 ちなみに・・・ 幻八「言ってる事が絶対違いますよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」 その通りだ幻八。 だが今の2人には何を言っても無駄だ。 柳川「それじゃ・・・」 ジン「レェェェェェェッツ、サクリファァァァァァァァァァァァァァァァイス!!!」 幻八&空「嫌ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 楽しそうな、本当に楽しそうな2人。 ギュィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ・・・ ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ・・・ ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ・・・ ズバシュズバシュズバシュズバシュズバシュズバシュズバシュズバシュズバシュ・・・ (閲覧禁止) ・ ・ ・ 柳川「さあ、終わった。」 ジン「調子はどうだ!? 幻八? 空?」 幻八「・・・・・・・・・・・・」 幻八、なぜか沈黙。 空 「平気ですけど・・・この筒はなんですか?」 空の腕には何やら筒状の物が付いていた。 柳川「それか? それは波動砲の筒だ。」 空 「波動砲!?」 ジン「さあ、空! あの岩目掛けて撃つんだぁぁぁ!!」 空 「は、はいっ!」 勢いに流される空だった・・・ ちなみに幻八は今だ沈黙中。 柳川「空、エネルギー充填120%!!」 空 「・・・120%?」 ちゅがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!! 空 「いきゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」 空、突然の大爆発。 ジン「やっぱ無理だったか・・・・・・」 柳川「エネルギーが臨界以上に集まれば普通はこうなるな・・・」 遠い目で空がいたはずのクレーターを見つめる狩猟者コンビ。 ジン「・・・で、幻八は・・・」 幻八「・・・・・・・・・・・・・・・」 柳川「おい幻八、いいかげん起き・・・・・・」 さらさらさらさらさらさら・・・・・・ 柳川「・・・・・・こちらも失敗だったようだな。」 ジン「そうですね・・・センセー。」 何故か幻八を見ない様にしている。 柳川「科学を極める道は・・・まだまだ遠いな・・・」 ジン「諦めずにがんばりましょう! センセー!!」 どこかに歩いて行く柳川とジン。 幻八はと言うと・・・・・・ さらさらさらさらさらさらさらさらさら・・・・・・ 真っ白な灰となって風に流されていた。 おしまい ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― や、終わった終わった。 今回はたまには自分を使おうと言う事でやってみました。 (相変わらず空君は使ってるけど・・・) 番外編はこれで行こうかと思っています・・・って言うか定着しつつあります。 さて・・・次回は誰を生け贄(サクリファイス)にしようかなぁ・・・