自己紹介Lメモ「トリプルGが入学した話」 投稿者:トリプルG
彼…トリプルGは、薄暗い部屋の中に居た。
「一体どういうつもりですか?」
そう、目の前の男…柏木賢治に問いかける。
しばしの沈黙。運動場から遠く歓声が聞こえてくる。今日は体育祭なのである。
ややあって、賢治が口を開いた。
「…君が魔術を極めたいと言ったからここに呼んだ。それだけだが?」
「本当にそれだけですかぁ?あなたがそんな事をしてくれるとは思えないんですけどねえ?」
口元にからかうような笑みを浮かべてそう返す。
「それはそうと…この学園をどう思うかね?」
「って、話題を換えないでくださいよ。そうですねえ…面白そうな所ですね。かなりの数
の使い手の人たちの気配を感じますよ。これだけの数がいたら、塔の支部の一つや二つ、
簡単に潰せるんじゃないですか?」
『塔』の部分にアクセントを込める。無表情だった賢治の顔が一瞬変化するが、すぐに
元に戻って、
「…では、リーフ学園への入学を許可する。この書類を持って職員室へ行きたまえ」
自分の言葉を無視されたので少し呆れた表情を浮かべたトリプルGだったが、
「はいはい、どうもありがとうございます。ではこれからお世話になりますねー」
そう言って書類を受け取ると、一礼して部屋から出ていった。
「塔の支部の一つや二つ…か。まだまだそれだけでは足りない。だから君を呼んだ
のだよ、トリプルG…。もっとも、それでもまだまだ足りないのだが…」
賢治は一人、呟いた。


夕方。入学手続きの一切を終えたトリプルGは、一人廊下を歩いていた。本当なら
ついでにオカルト研究会への入部も今日のうちに済ませておきたかったのだが、今日は休み
だったのか、部室に誰も居なかったので出来なかった。
(まあ、明日からここに通うんですし、日はいくらでもありますよねえ)
いろいろと明日のことを考えつつ、何気なく窓から運動場の方を見る。
「……!?あああああああああっ!!!」
目に映った光景を知覚した瞬間、彼は全速力で運動場目指して走り出していた。
運動場では……
「ふふっ、なかなかやりますね…」
「ちっ、これならどうだ!ロケットパーンチ!!」
毎度おなじみ、DセリオVSジン・ジャザム史上最大の決戦が行われていた。時間が
遅かったためか、幸いなことに今の所巻き添えをくらった者はいないようである。
そして。この二人の戦いとなればかなり頻繁に使用されるのが、
「アァァァァムランチャァァァァァッ!!」
そう、ビーム兵器である。
ざざざっ!
砂煙を起こして急停止すると、トリプルGは二人の戦いをうっとりと見つめた。
「ああっ、あの男の人の撃ってるビーム、綺麗ですねえ…やっぱりあれくらいの
収束率が一番ですねえ…っと、あの女の人の周りのビットからのもなかなか…」
そう言ってはあっとため息をつく。
実は彼、かなりのビーム兵器好きなのである。
「よし、もう少し近くに…」
そして、さらに接近しようとした瞬間。
ちゅどーん!
流れ弾が直撃した。
薄れ行く意識の中で、
(とりあえずこの二人の戦いはチェックですね…)
と思ったトリプルGであった………

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えーと、Runeさんに設定を出してないのに書いてしまいました…。しかも掲示板
一発書き、そのうえ自己紹介のくせにあんまり紹介出来てない・・・(汗)。
とりあえず、あと何回か自己紹介のやつ書いてRuneさんにも設定を出して・・・
それと、賢治さんのしゃべり方がよく分かりませんので、とりあえず久々野さんの
SSを元にしたつもりです(あんまり似てる気がしない)すいません・・・。
ジンさんとDセリオさん無断で出演させてしまいましたすいません・・・