骨董品屋、五月雨堂の朝は早い。 「いらっしゃいませー」 開店一番に入ってきたのは緑の髪の少女だった。 しかし少し様子がおかしい。 少女の目には光がなく、耳には銀色のカバー状の飾りがついていた。 (へ〜、メイドロボが来るなんてめずらしいな) メイドロボが普及した今でも、骨董品の売買には普通オーナー本人がやって来る。 ロボットは、わび、わび、風流など、そういった要素を理解できないからだ。 (HM-12だな。しかもオプションなしのデフォルトタイプ。普通は髪型なり体型なりを変更 するもんだけど) そこではたと気がついた。 (おいおい、ロボットとはいえお客なんだぞ。鑑定するなんて失礼じゃないか) 健太郎は頭を振ると台帳に目を落とした。 「──済みません」 「え? あ、はいはい」 いつのまにかそのマルチ型メイドロボが目の前に立っていた。 「──これをください」 「これですね……え?」 健太郎は彼女が差し出した茶碗を見て目を丸くした。 一見すると無骨で古いただの茶碗。 しかし、実は名のある陶芸家によって作られた銘品なのだ。 (ロボットがこの茶碗の良さを見抜いた!?) まさかそんな訳が…… 「──この茶碗、ここに小さな傷があるのですが……お安くなりませんか?」 (しかも値切りまで!?) 健太郎は戦慄を覚えた。 だが、ここで引いては店主が廃る。 「ですが、作ったのは名のある陶芸家ですから……」 「──この型の茶碗は十数個の存在が確認されています。希少価値は他の物に比べれば低 いはずです」 (そ、そこまで知ってるのか!?) だが、彼女の言葉は止まらない。 「──それにこの部分に修繕した跡があります。これは値下げの対象にならないのでしょ うか」 (さらに長瀬さんの神業的修繕まで見破った!?) こいつは本物だ。 健太郎は算盤をぐっと握り締めると、不敵な笑みを浮かべた。 「そうですね……この値段でどうでしょう?」 ・ ・ ・ 「ただいま〜……ってあれ? どうしたのけんたろ」 夕食の買い出しを終え帰ってきたスフィーは、レジで白く燃え尽きている健太郎を発見 した。 「けんたろ?」 「ふふふ……燃えたぜ、燃え尽きたぜ……」 全身全霊の力を使い果たし、勝敗を超えた境地に至った男の姿がそこにあった。 HMX-12D、通称Dマルチ。 それが健太郎と彼女の馴れ初めだった。 ──なお、この一件ははこれから始まる話とはまったく関係ない。 Lメモへーのき番外編10 〜 我が望みを叶えよココロ 〜 場所は再び五月雨堂。 健太郎は何をするでもなくぼけーっと店内を眺めていた。 現在、店には客がひとりだけいる。 物静かな、大胆に後方にカールした髪が一目をひく少女。 彼女の名は、牧部なつみ。 五月雨堂がここに移って来る前からちょくちょくやってきていた、馴染みの客である。 結構頻繁に訪れるに関わらず、実は彼女は特に骨董に興味があるという訳ではない。 では何故来るのか、健太郎は彼女にそう尋ねてみた事がある。 彼女は少し困ったような顔をして、よくわからないと答えた。 どうもここの雰囲気が好きらしい。 別に冷やかしお断りという訳でもないため、健太郎は何も言わない事にした。 それに彼女はいつも客のいない時にやってきて、暇な時の話し相手になってくれる時も ある。 何も買ってくれなくても、これはこれでありがたい。 彼女はいつものように何をするでもなく店内を歩きまわり、目を閉じてぼーっと佇んで いた。 一時間ほど経ちそろそろ帰ろうかと思い何気なく棚を眺めた時、そこにひとつの置物を 見つけた。 手のひらにすっぽり収まってしまうほどの、小さな招き猫だった。 一見すると100円市で売っていそうな安物のようだったが、近付いてみるとそれはプラス チック製などではなく陶器でできたそれなりに古そうな品だった。 ──なんか可愛い。 なつみは妙に気に入りそれが欲しくなった。 値段を見てみる、そして驚いた。 高かった。 ゼロが4つも並んでいる。 何故こんな招き猫がこんなにも高価なのか。 なつみがそわそわしはじめたのを見て、健太郎が腰を上げた。 彼女は過剰な干渉を嫌うため、こちらからはいらっしゃいませぐらいしか言わないよう にしているのだが、これは明らかにこちらの言葉を待っている。 初めのうちはどのくらい構えばいいのかわからず機嫌を損ねる事もあったのだが、最近 ではすっかり扱いにも慣れた。 「どうしたの?」 なつみの横に立ち、視線の先を見る。 そこには小さな招き猫が鎮座していた。 ああ、これか。 健太郎は全てを理解した。 「これがあまりにも高いんで驚いてるんでしょ」 なつみは肯いた。 「実は俺も作りはそんなに凄いとは思わないんだけどね」 健太郎はぽりぽりと頭を掻いた。 「ならなんでこんな値段なの?」 「それを知るためにはこの作者の事を知らないといけないんだけどね。実は……」 ・ ・ ・ 説明は一通り聞いたものの、それで手持ちが増える訳でも、値段が安くなる訳でもない。 少し未練はあったが、なつみは帰路についた。 小遣い注ぎ込んでまで買うほどの物でもない、そう判断したのだ。 人気のない道を、足早に歩く。 だが、その後ろで一人の人間が彼女が今来た道に向かって走っていくのに彼女は気付か なかった。 誰もいない、静まりかえった五月雨堂。 閉店している訳ではない──どうやら健太郎はトイレに立ってしまったようだ。 何時の間にか戻ってきていたなつみは、先ほどの招き猫を見つめていた。 「ふーん、これが欲しいんだ」 彼女は招き猫を手に取り、ポケットに入れた。 そして、健太郎が戻ってきた時、彼女の姿は煙のように消えていた。 自動ドアが開く音もせずに── なつみは足を止めた。 もう少しで自宅のマンションという所に、なつみと同じ姿の少女が立っていた。 「あなた……また出てきてたの?」 いつもおとなしい彼女にしては珍しく、嫌悪感をあらわにした話し方だった。 「なつみが望めば私はいつだって出てくるわ」 そのなつみと同じ顔の少女は妙に色っぽい笑みを浮かべた。 「望んだ? 私はあなたが出てくる事なんか望んでない」 「そうかしら?」 彼女はしなを作り、口に手を添える。 その一挙一動にいやらしさがあり、それはなつみをさらに苛立たせた。 「あなたはこれを欲しがってたでしょ?」 彼女はポケットから何かを取り出した。 「あっ……!」 それは五月雨堂でなつみが見つめていた招き猫だった。 「どうしたのそれ!」 「あなたのために持ってきたのよ」 少女は当たり前だという風に言った。 「持ってきたって……お金は!?」 「お金? だってあなたは払うつもりなかったでしょ?」 とんでもない事をさらりと言う。 「それは買うつもりじゃなかったから……!」 なつみは焦った。 これでは自分は泥棒になってしまう。 「早く戻してきて!」 「えー、せっかく持ってきたのに」 そのなつみの顔をした少女の姿が歪み、輪郭が薄れ、霧のようになって消えていった。 人が消える、そんな非常識な事態を前にしても彼女は驚きもしない。 憂うつそうな顔で、ため息などをついたりしている。 ふと、なつみは何かを思い起こしたかのように自分のポケットをまさぐった。 果たしてそこには── 少女の持っていた招き猫が入っていた。 それをまじまじと見つめ、なつみは辛そうに呟いた。 「あなたはどうしてこんな事するの……? ココロ……」 〜§〜 牧部なつみ── 試立Leaf学園、2年生。 両親は彼女の幼い頃事故死し、父方の親戚に育てられるというやや特殊な境遇の少女。 しかし、義理の両親は惜しみない愛を注ぎ、彼女は何不自由なく──とまではいかない が、幸せに育っていた。 小学校、中学校と特に問題もなく進み、彼女は自由な校風で知られるLeaf学園に入学し た。 ──結果的に、これが彼女の運命を大きく変える事になった。 ここには超人的な力を持つ人が数多くいた。 彼らと付き合う事で、彼女は自分の出生の秘密を知らされる事になる。 事故死したと思っていた両親──実は二人とも生きており、なんと魔法使いだったのだ。 しかも二人は対立する魔法世界の出身。 当然許される恋ではなく、バラバラに引き離された。 その落とし子がなつみだったのだ。 彼女は混乱した。 当然だ、理由はともあれ両親に捨てられた、しかも自分には魔法の力があるという── いきなりそんな事を言われて受け入れられるだろうか? 無理だ。 精神的に追いつめられたなつみは倒れた。 なつみはベッドの中で悪夢と戦った。 やがて、その夢の中に自分と同じ姿をした少女が現れるようになった。 理由はわからないが、彼女は迫り来る異形の者からなつみを守ってくれた。 彼女はなつみと違い活動的だった。 そして最大の相違点は──彼女が魔法を使える事だった。 彼女は言った。 「私はあなたの“欲望”」 自分の心を偽る事なく振る舞う彼女はなつみには眩しく見えた。 それと同時に、自分を捨てた両親と同じ魔法の使い手である事に嫌悪感を抱いた。 彼女はまた言った。 「私はあなた、あなたは私。あなただって自分を変えようと思えば私みたいになれる。そ れに魔法だって使えるように──」 嫌! なつみは初めて彼女を拒否した。 魔法は嫌。 魔法なんていらない。 魔法を使うあなたも嫌い! もう一人の少女は、少し寂しそうな──しかし面白そうな顔をした。 「できれば夢の中で決着を付けたかったんだけど……まあいいか」 少女はうやうやしげに頭を下げた。 「長い付き合いになりそうだから、これからは私の事“ココロ”って呼んでくれる? 同 じ“なつみ”じゃ混乱するだろうから──」 その言葉を最後に、なつみは現実世界に戻ってきた。 良かった。 これでいつもの生活に戻る事ができる。 しかし、夢の中の少女──ココロの最後の言葉が気にかかった。 「これから長い付き合いになりそうだから──」 どういう事だろうか。 まさか寝るたびに現れるとか── 彼女の予想は外れた。 しかも悪い方向に。 言葉通り、ココロは現れた。 ──学校にいた彼女の前に。 こうして、なつみの長い悪夢は始まった。 〜§〜 翌日── 彼女はクラブハウス棟でぼーっとしていた。 手でポケットの中を探る。 そこには昨日の招き猫が入っていた。 (どうしよう) もちろん五月雨堂に返したい。 しかしどうやって? さりげなく隅の方に置いて来るか? でも、一見抜けているようで、店主の観察眼はなかなか鋭い。 すぐばれてしまいそうな気がする。 有効な対抗策が見つからず突っ立っていると、彼女に話し掛けて来る人がいた。 「………」 今にも掻き消えそうな、ぽそぽそした声。 彼女の良く知っている──しかし会いたくない人物だった。 来栖川芹香──魔法使い。 芹香は何を悩んでいるのかと尋ねた。 関係ないとなつみは突っぱねた。 普段は感情を押し殺す事の多いなつみだが、魔法使いが相手となれば話は別だ。 なつみは嫌悪感をあらわに芹香を睨んだ。 「言ったでしょ? 魔法使いは嫌いだって」 しかし芹香は引き下がらない。 おとなしそうに見えて、意外と行動的で頑固なのだ。 芹香はなつみを落ち着かせようと手を伸ばした。 しかしそれは全くの逆効果だった。 「触らないで!」 なつみが芹香の手を振り解いた、その時。 彼女の前にもうひとりの彼女──ココロが現れた。 ココロは芹香に手のひらを向ける。 青白い光が生まれ、膨れ上がった。 「ココロ……!?」 なつみが制止するよりも早く、芹香はココロに吹き飛ばされて壁に叩き付けられた。 芹香は壁に寄りかかるように崩れ落ち、ピクリとも動かない。 「あ、あ……」 「〜♪」 顔面蒼白のなつみ、対してココロは涼しい顔だ。 「なんて事するの!」 いきなりの怒声に、ココロは心外だという顔をする。 「なつみが望んだんじゃない。彼女が嫌いなんでしょ?」 「だからって……だからって……」 いや、そんな事で言い争っている場合ではない。 なつみは助けを呼んだ。 幸い芹香はたいした怪我でなく、手を少し擦りむいただけだった。 なつみは、姉が保健室に運ばれたと聞いて飛んできた綾香と一緒に廊下を歩いていた。 「ごめんなさい……」 「大丈夫よ、姉さんだってわかっててちょっかい出してるんだから」 実はこうして綾香と話すのは始めてではない。 つまり何回も同じ騒動を起こしている訳だ。 「しかし姉さんも何でこう何度も同じ事繰り返すかね〜」 それはなつみの疑問でもあった。 何故彼女はしつこく付きまとって来るのだろうか。 オカルト妍── 保健室から帰ってきた芹香は、一人の少女と話をしていた。 なつみのように見えるが、彼女は綾香と一緒にいるのでそれはありえない。 そう、ココロだった。 「ごめんね部長さん」 珍しく済まなそうな顔で、芹香に謝る。 「私はなつみの欲望だから、なつみの意志には基本的に逆らえないのよ」 芹香はわかっていると肯いた。 何気なく話をしている二人だが、実はココロの存在は周りに秘密なのだ。 知っているのは芹香を含め数人だけ、綾香も魔法が暴発したとしか説明されていない。 「それにしてもなつみも頑固だね、さっさと魔法を受け入れてくれればいいのに。まあ、 私がこうして部長さんと話してるって事はなつみにも仲良くしたい気持ちがある証拠だし、 望みはまだあるんだけど──」 そう言って芹香を見ると、彼女は真剣な顔をして──もちろんその変化は微妙だが── ココロを見つめていた。 もしかして自分の愚痴が芹香を突っ走らせているのだろうか? 「無理しなくてもいいんだよ。別に急いでる訳じゃないし」 芹香はふるふると首を振った。 やる気十分だ。 ココロとしてはまた芹香に危害を加える事になるかもしれないので困るのだが── 〜§〜 午後── 女生徒達は、気だるそうな声でいきなりとんでもない事を言い渡された。 「ん、マラソン」 体育の授業の事である。 マラソンと言えば、体育の授業でも1、2を争うハードで嫌がられる種目。 当然生徒達の間から不満の声が聞こえる。 しかしはるかは気にした風もなく──聞いてないだけという説もあるが──ストップウ ォッチを取り出した。 「位置について……」 やはり聞いていないだけだった。 まだみんな準備ができていないにも関わらず、銃を空に向ける。 「ちょっと先生! コースは……」 「いつものマラソンコースでいいの?」 「準備運動……」 そんな生徒達の声などお構いなしに、パァンと大きな音が響き渡った。 生徒達が慌ててスタートするのを見届けると、はるかはベンチの上にごろんと横になっ た。 「だるい」 何時もの事ではあるが── アンタ、生徒を走らせておいてそれはないだろう。 いや、もしかしたらゴロ寝するためにマラソンをさせたのかもしれない。 どっちにしろ酷いのに変わりはないが。 中間地点の辺りで、なつみの足が止まった。 顔をしかめ、腹部を押さえる。 腹痛が襲ってきた。 なつみの横を、遅れて走ってきたクラスメート達が通り過ぎてゆく。 そもそもなつみは運動の得意な方ではない。 むしろ駄目な方だ。 「ほら、しっかりしなよ」 何時の間にか目の前にココロが立っていた。 なつみと同じ体育服姿だ──当然の事だが。 「だってお腹が痛いんだもの」 「そんなの我慢すればいいじゃない」 平然とそんな事を言い、なつみの周りを走って見せる。 「無理よ」 「無理じゃない」 ココロは珍しく真面目な顔で言った。 「私ができる事は、みんななつみにもできるんだよ」 それは違う──なつみはそう思った。 なつみはココロと違って魔法など使えない。 普通の人間なのだ。 だから当然腹痛があれば走れなくなる。 ココロとは違うのだ── 「つぅ」 突然ココロが顔をしかめた。 「どうしたの?」 「え、べ、別になんでも……」 なんでもないようには見えない。 もしかして── 「お腹痛いの?」 ココロは答えなかった。 だが、それが当たっている事は明らかだった。 「なんで? 魔法で痛みぐらい消せるでしょ?」 その言葉に、ココロは心外だという顔をした。 「だって、なつみは魔法使わないじゃない。不公平だもの」 なつみはショックを受けた。 ココロは痛みをこらえて笑ったり走ったりしていたというのか、自分のために。 なんだか自分がとても甘い人間に思えた。 「わかった、走る」 なつみは今だ治まらない腹痛に耐えながら、ゆっくりと走り出した。 既に彼女の後を走る生徒はいない。 他の人に見られる心配はないだろう。 ココロはなつみの横に並んだ。 「頑張って」 あれからどれだけ走ったのかはわからない。 気が付くとゴールの数十メートル前まで来ていた。 ココロは? 周りを見回してみるが、姿はない。 きっと自分の中に戻ってしまったのだろう。 「がんばれー!」 「牧部さん、もう少し!」 既に授業時間は過ぎているのだが、クラスメート総出で──男子まで一緒に──応援し てくれていた。 頑張らなければ。 ゆっくりとゴールに入る。 駆け寄って来るクラスメート。 大きな達成感を感じながら、なつみはある事を考えていた。 ココロに感謝しなければならないかもしれない。 こんな感情ははココロが現れるようになってから初めてだった。 思えば悪夢の中ではいつも自分の事を守ってくれていたではないか。 もう少し仲良くしよう。 走り終え緊張感が切れたためか、なつみの体がふらりと傾いた。 足に力が入らない。 倒れる! 「おっと」 危うく倒れそうな所で、ひとりの男子生徒に抱き留められた。 「大丈夫か?」 「あ……」 それは学園でもそれなりに有名な人物だった。 目付きは悪いが、それなりに格好いい顔。 表には現れなかったが、なつみの胸が高まった。 〜§〜 翌日── なつみは包丁振り回す赤い少女と、壁をぶち破り追いかけて来るガクラン少女に追いか けられていた。 しかもどこからともなくサッカーボールまで襲って来る。 「さあさあさあ! ダーリンを一体どこにやったの!?」 「浩之ちゃんの隣は私の物なんだからね」 良くはわからないが、彼女達の想い人に手を出してしまったらしい。 当然なつみ自身にはそんな記憶はない。 これは── 「だって、彼の事好きになっちゃったんでしょ?」 ぐるぐる巻にされ失神している浩之の横にココロは座っていた。 「私はあなたの欲望を忠実に実行しているだけなんだから」 ココロはくすくすと笑った。 牧部なつみ──彼女は些細な事で人を好きになる惚れ癖の悪い少女でもあった。 「やっぱりあなたは私の敵よー!」 「あなたのためにやってるのにねぇ」 結局、二人の関係は相変わらず。 一緒になれるのはまだまだ先のようである。 ── 終わり ── ──────────────────────────────────────── 後書き なつみの初Lです。 彼女は二人で一人という特殊なキャラであり、とりあえず今回はシリアスになつみとコ コロの関係を中心に書いてみました。 本当はギャグで頑張って欲しいんですけど、一応地盤を固めて(?)おこうと思いまして。 基本的には、 1.おとなしいなつみは自分の欲望をあまり表に出さない。 2.ココロが代わりに(無理矢理)望みを実現させる。 3.トラブル発生。 となっています。 ココロの存在は極一部の人間しか知らないため、なつみは“おとなしいが時々とんでも ない事をしでかす少し変な少女”として見られています。 ギャグではなつみの惚れ癖の悪さを使ってココロを男子生徒にまとわりつかせるという のも面白いと思います。 SS使いに萌えるLeafキャラってのも斬新でいいでしょ? さて、レザムヘイムとグエンディーナの連中とはどう付き合わせましょうかねぇ。 P.S.“惚れ癖”の設定を提案してくれた山浦さんに感謝!