Lメモ・世界迷作劇場2「赤ず○○さん」 投稿者:水野 響
ジンさんにささぐ、愛と感動のストーリー(予定)
ただ予定は未定であって決定ではないのは、お約束。

ジン「すでに嫌な予感が爆裂な前口上だな」

そしてお約束なOP。
主題歌のマジン○ーZのテーマが流れ始める。

ジン「おお!  俺にぴったり!」

でもOPムービーは暗黒舞踏

ジン「却下だぁあああああ!!!」

ロケットパンチによりスクリーン大破。
残念ながらOPは中止。

ジン「邪悪はともかく、暗黒なものを入れるな」

了解。
では始まり始まり〜〜





                第一幕:出撃!  熱血サイボーグ!



ある所に、赤ずきん【ジン】というあだ名の可愛らしい女の子(?)がいました。

    ジン    「まてや、おい。タイトルとまったく関係ないじゃねえか」

よくあることですから。

    ジン    「よくあることの一言ですませやがったな」

では続けます。
ある日、お母さん【柳川】が赤ずきん【ジン】にお使いを頼みました。

    柳川    「赤ずきん、ばばあのところへこれを届けろ」

    ジン    「(柳川さん……アンタも犠牲者か……)」

赤ずきん【ジン】、魂の涙。

    柳川    「報酬は戦艦を落としたという、幻の逸品。初代ガンダムのビームライフルだ」

    ジン    「任務了解!!!」

赤ずきん【ジン】は喜んでバスケットを受け取り、出かけました。

    柳川    「まて、お供はいるか?」

    ジン    「お供?  うーん……やはり熱血ものには仲間がいたほうが……」

    柳川    「EDGEと四季だ」

    ジン    「漢は一人で闘うもの!!!  きっぱりはっきり拒否します」

    柳川    「(ちっ)そうか、しかし彼女達は君と一緒に……」

    ジン    「では行ってきます!!!」

赤ずきん【ジン】は、久しぶりにおばあさんに会えると喜び(引き止められる前に慌てて)出発しました。

  EDGE  「ジンさーん、逃げないで〜〜」

    四季    「いやん、逃げちゃ嫌☆」

背後から声が聞こえますが、赤ずきん【ジン】には聞こえません(聞きたくありません)。

    ジン    「ジェットスクランダー!!!」

赤ずきん【ジン】、その場から高速離脱。
こうして、赤ずきん【ジン】のお使い(逃走)が始まりました。





                第二幕:孤高のサイボーグ、荒野をゆく!



赤ずきん【ジン】は辺りの花々を見ながら(あの二人がこないか確認しながら)歩いています。


    ジン    「はぁはぁ……やっとまいたか?」


そこへ二人の旅人が偶然通りかかりました。


    ジン    「ちょうどいい……おい、そこの二人組、この人に見覚えはないか?」


写真を旅人に見せる赤ずきん【ジン】。とってもGガン風。
実はあの混乱の中で家の場所を聞き忘れていたりする。


    ひなた  「ああ、ジンさんじゃないですか。今回は貴方が犠牲者ですか……大変ですね」

    ジン    「黙れ。やりたくてやってるわけじゃない
             ただギャラ代わりのマジン○ーZの実物大に乗れるっていう言葉にひかれただけだ」


哀れむ瞳で赤ずきん【ジン】を見る旅人A【風見ひなた】。


    ひなた  「ちなみに僕は知りませんよ」

    楓      「……私も知りません……」


旅人達は口々に知らないといわれ、少し不安になる赤ずきん【ジン】
いったい、おばあさんは何処にいるんでしょう?


    ジン    「……ところで何故お前が楓と一緒に歩いてるんだ?」

    ひなた  「配役です。僕に聞かないでください」

    ジン    「……後ろの辺りで破壊音と絶叫が聞こえるんだが?」

    ひなた  「分かってるから言わないでください。忘れようとしてるんですから」


赤ずきん【ジン】と旅人A【風見ひなた】は少しの間、世間話をしていました。


    西山    「かぁぁぁえぇぇぇでぇぇぇえええええええ!!!!」

    美加香  「ひなたさんのばかぁぁぁぁあああああああ!!!!」


少し離れた背後で繰り広げられる環境破壊。
青ざめる赤ずきん【ジン】と旅人A【風見ひなた】。


    ジン    「じゃ、じゃあ、俺には使命がある!  お前はお前でがんばれ!」

    ひなた  「まってください!  ジンさん!  僕も連れてってください!」

    ジン    「いや、お前にはお前の使命があるはずだ!  俺は地球を守らねばならん!
             っていうか巻き込むな。死ぬなら一人で死ね」

    ひなた  「自分だけ不幸になるより、他人も巻き添えにしたほうが分割されますから」


一瞬のち、にやりと笑い合う赤ずきん【ジン】と旅人A【風見ひなた】。


    ジン    「俺の身の安全の為に死ねやぁあああ!!!」


先手必勝。


    ひなた  「ここにいたのが運の尽き!!   貴方も巻き添えです!!!  
             あぁ!  ジンさんが楓に手をだそうと!」


しかし遅かった。


    西山    「なぁぁぁにぃぃいいいいいいい!!!!  ジィィィィィィン!!」


背後から土煙を巻き上げて襲いくる最大の恐怖。


    ジン    「てんめぇぇえええええ!!  風見ぃぃいいいい!!!(血涙)
             ああ、風見!  貴様も楓に手をだしてるじゃないか!!」

    美加香  「ひぃぃぃなぁぁぁたぁぁぁさぁぁぁぁぁぁんーーーー!!!!」

    西山    「馬鹿弟子がぁぁぁぁぁぁあああああああああ!!!!」

    風見    「うひぃぃぃぃぃいいい!!!  ジンさん、裏切ったなぁああ!!!(血涙)」


恐怖がさらに追加された。
旅人B【柏木楓】はすでに安全圏に待避済みだ。


    ジン    「うらぁぁぁあああ!!!  やったろうじゃねぇぇかぁぁああああ!!!(血涙)
             所詮俺は戦い無しでは生きられない男なんだぁぁああああああ!!!」

    西山    「かぁぁぁえぇぇぇでぇぇぇぇええええ(暴走)」

    美加香  「ひぃぃなぁぁたぁぁさぁぁぁぁんーーーーー!!!(暴走)」

    ひなた  「だぁぁぁぁぁああああああ!!!
             こんな役だったなんて聞いてなぃぃぃいいいいいい!!!」


言ってないですから、はい。


本筋とはまったく関係ないところで赤ずきん【ジン】、大ピンチ!!!
以下次号(嘘)


    ジン    「ぐは……なんでこんな目に……」


ちなみに赤ずきん【ジン】はなんとか生きのびたらしい。





                第三幕:最強ロボ、参上!



なんだかよく分からないうちに赤ずきん【ジン】はお婆さんの家に辿り着きました。


    ジン    「ほんとによく分からん」


赤ずきん【ジン】はお婆さんの家のドアをノックしようとします。
その時、赤ずきん【ジン】は気づきました


隣にもう一つ扉があることに。


    ジン    「せっかくだから、俺は赤い扉を選ぶぜ!
             ってまてや!?  デス様かぁぁぁああああ!?(爆死)」


しばらく悩んだ末、結局赤ずきん【ジン】はお婆さんの家のほうをノックしました。


    ジン    「すごく気になるがこれ以上妙な世界に入られてたまるか」


すでに赤ずきんでも何でもない気はするけどね。

ノックのあと、突然鍵が開く音と共にドアが開きました。
しかし誰もいません。


    ジン    「……妙だな?  まあいい。おい、ばばあはいるか?  届けものだ」


しかし、反応はありません。
不思議に思った赤ずきん【ジン】は家の中の探索を始めます。
そして奥の部屋に入った時、ベッドにだれか寝ているのを発見しました。


    ジン    「お?  いたか。おい、届けものだぞ」

  お婆さん  「ああ、ありがとう。そこらに置いておいておくれ」


赤ずきん【ジン】は言うとおりにベッドの近くに置きました。


    ジン    「じゃあ、俺は帰るからな」

  お婆さん  「ああ、まっておくれ。お礼にそこにあるクッキーを食べていきなさい」


お婆さんはベッドから手だけだし、戸棚を指差しました。
妙にごつい手がいやがおうにも不安をかきたてます。


    ジン    「……いや……俺は腹はへってない」

  お婆さん  「食べないと、お母さんに品物が届かないって連絡しますよ」

    ジン    「強制か」


赤ずきん【ジン】は喜んで(しぶしぶ)戸棚にあるクッキーに手を伸ばします。
そこにはとてもおいしそうな(見た目だけは)クッキーがありました。


    ジン    「……毒じゃねぇだろうな?」


赤ずきん【ジン】はじと目でお婆さんを見ます。


  お婆さん  「大丈夫ですよ。さあ、早く食べなさい」

    ジン    「(ガンダムのビームライフルの為、ガンダムのビームライフルの為、
             ガンダムのビームライフルの為、ガンダムのビームライフルの為、
             ガンダムのビームライフルの為、ガンダムのビームライフルの為)
             ……………………………………うらぁぁあああああああああ!!!」


自己暗示をして口に含む赤ずきん【ジン】。


    ジン    「……ん?  いけるじゃねぇか!!!   バグバグバグバグ……」

  お婆さん  「おいしいかい?」

    ジン    「おお!  なかなかいけるぜ!」


実は結構お腹が空いていた赤ずきん【ジン】は一心不乱に食べつづけます。


  お婆さん  「それはよかった……」


突然お婆さんの声が変わりました。
赤ずきん【ジン】は、すさまじく嫌な予感に思わず飛びのきます。


    ジン    「てめぇ!?  誰だ!?」

  お婆さん  「ふっふっふ……ジン……まだ分からないか?
             俺だぁああああああああああ!」


突然、ベッドから立ち上がるお婆さん。


    ジン    「秋山ぁあああ!!   てめぇかぁああああああ!!!!(血涙)
             ロケットパァァァンチィィィイイイイイ!!!」


赤ずきん【ジン】、血涙しながらも本気でロケットパンチ。


    秋山    「ぐはぁああああああ!!!   いい感じだ、ジン!!
             しかし、まだハナマルはやれん!」


お婆さん【秋山】、速攻で復活。


    ジン    「いらねぇから近づくんじゃねぇええええ!!!
             ゲッタァァビィィィィイイイイム!!!!」

    秋山    「いいかんじだぁああああああ!!!  ジィィィィィィィィィィン!!!」


お婆さん【秋山】は吹っ飛びながらも悦楽の表情浮かべている。


    ジン    「ちぃ!!!  早く逃げなければ……って……」


突然身体に異常を感じ、膝をつく赤ずきん【ジン】。


    秋山    「ふっふっふ……薬が効いてきたようだな」


MAX改造済みの攻撃を食らったはずなのに、全然聞いていない様子でお婆さん【秋山】が迫ってくる。


    ジン    「て……てめぇ……まさかさっきのクッキーに痺れ薬を!?」

    秋山    「痺れ薬?  何のことだ?」

    ジン    「ち……違うのか」


赤ずきん【ジン】、少しだけ安心。


    秋山    「あれは千鶴さん特製のハンテンダケ入りクッキーだ」

    ジン    「ぐはぁああああああ!!!」


安心していたため、精神的ダメージも数倍。
そして……変身した。


マジックナイト・ジン「世のため、人のため、Mの野望を砕くマジックナイト・ジン!!
(以下:女ジン)    この日輪の輝きを恐れぬならば、かかってこい!!
                   ってこのセリフ、初登場ぉぉぉおおお!!!」


ごめんなさい。前口上思い付かないため、そのまま流用しました。


    秋山    「我が愛しの君よ!  いまこそ……犯らせろぉぉおおおお!!!」

   女ジン   「いやだぁああああああ!!!  
             ナイト・オブ・ソロモンッッッッッッッッッ!!!」


赤ずきん【ジン】、いきなり最強奥義。


   秋山     「そうだぁあああ!!  これを求めていたんだぁああああ!!!」


お婆さん【秋山】を中心に十字型の爆発が天を貫く。
もちろん、家倒壊。


  女ジン    「はぁはぁ……ま、まだだ。早く逃げないと……」


そして力尽きるまで赤ずきん【ジン】は走った。
そう!  今君はメロスを超えた!


  女ジン    「うれしくねぇええええええええ!!!!」

    四季    「ジンちゃ〜ん、やっと見つけた〜〜☆」

  EDGE  「もう諦めてくださいね☆」


赤ずきん【ジン】、ついに発見される。


   女ジン   「こんな時に神より強い女が来やがったぁああああ(涙)」

   秋山     「ジィィィィィィィン!  犯らせろぉぉおおおお!!!」


もう一つの恐怖も恍惚とした表情で追ってきた。


   女ジン   「うっきゃぁあああああああ!!!」


赤ずきん【ジン】がこの後、無事に初代ガンダムのビームライフルを手に入れられたか……
残念ながら、誰も知らない……





                         配役

赤ずきん                 ジン・ジャザム
お爺さん                 柳川  裕也
お婆さん                 秋山  登
旅人A                   風見  ひなた
旅人B                   柏木  楓
暴走した男               西山  英二
暴走した女               赤十字美加香
仲間になるはずだった人   EDGE、四季





                <完>





ドドドドドドドドドドドドドドドドドドッッッッッッッッッッッッ!!!!

バタンッッ!!!

一年生の教室に突然飛び込んできたのは男。ジン・ジャザム。


    ジン    「おい!  ここに水野響とかいうがきんちょはいないかぁああ!!!」

   マルチ   「あの、水野さんなら、さきほど早退されましたが……」

    ジン    「なにぃ!!!  手前!  なんで止めなかった!!」

   マルチ   「はわわ〜〜ごめんなさい〜〜」


怒り狂うジンを見て怯えるマルチ。
すでに怒りをこえ、錯乱にまで陥っている。


   セリス   「……ジン……マルチをいじめたね?」


突然ジンの背後にあらわれたのは、マルチを護りし者セリス。
ほとんど心霊現象のノリだ。


    ジン    「知るかぁああ!  今はそれどころじゃねぇんだぁあああ!!」

   セリス   「問答無用ぉぉおおお!!!」

    ジン    「うがぁぁぁぁああああああ!!!!(錯乱)
             俺を見た奴は……死ぬぜぇええええええ!!!!!」


襲いかかるセリスと錯乱状態のまま反撃し始めるジン。
そして一年教室はいきなり破壊の渦に巻き込まれた。

この時、千鶴先生は耕一先生を保健室に引っ張り込んでいたため、止めるものがいなかった。
そのことがさらに被害を倍増させたようだ。



<屋上>


ひび猫「ふふふ= ̄ー ̄=にやり」


そして安全圏には主人の名を借りていたずらしたひび猫の姿があった。


次の日、登校してきた響が見たのは崩壊したりーふ学園の姿だった。
その翌日には直っていたらしいが。





ジンさん、秋山さん、ひなたさん、西山さん、本当にすいませんでしたm(_ _)m