どうも、お初でございます。 博紀と言うものです。 一応初参加なので、 ほとんど定番ですが、転校Lをやらさせていただきます。 …………………………………………………………………………………………………………… よく晴れたある日の午後、僕はさ迷っていました。 三限目までに来る様に言われていたのに、お昼になっても、職員室にたどり着けませんでした。 「どうして今日に限って寝坊しちゃうかな〜」 僕は寝坊した上に方向音痴なので、いまだ目的地にたどり着けません。 僕の方向音痴は初めての土地ということもあって、絶大な威力を発揮して、 結局放課後になってしまいました。 「はふぅ、探すの疲れたし人に聞いてみるかな」 僕はそう言いながら辺り見回しました。 放課後になったこともあって、下校しようとする生徒がちらほら見えます。 その中の一人の男子生徒に、意を決して話し掛けてみました。 「あの、すみません?」 「ん?なんだ、おれか?」 そう言いながら、男子生徒(藤田浩之さんという方らしいです、後から知りました)は振り返りました。 「あ、はい。あの、職員室にはどう行ったらいいんでしょうか?」 「職員室?ああ、そうか、お前転校生だな」 「はい、今日付けで高等部一年になる博紀と言います」 藤田さんはそれを聞いて、 「なるほど、よし。それじゃあオレについて来い」 そう行って藤田さんは今きた道を引き返しました。 ………。 何事も無く、無事に職員室にたどり着き、無事手続きを済ますことができました。 職員室から出ると、そこには藤田さんが立っていました。 「あれ、藤田サン?帰ったんじゃなかったんですか?」 「いやぁ、これらやること無くて暇だからな。学校案内してやるぜ」 見た目と違って、親切そうだな。 「おい、さっさと済ませるぞ。ついて来い」 「あっ、はい。今行きます」 ………。 「〜でここが校庭」 「へぇ〜、結構広いですね」 「まあな」 一通り案内してもらって今、校庭にいます。 「藤田サン、ちょっと質問していいですか?」 「なんだ?」 「あの素通りしてった部屋はなんなんですか?」 「ギクッ!あの部屋は危険だからな、あえて見せたくなかった」 「危険?七不思議とかお化けとかですか?」 「ん、まぁそんなところだが………ある意味もっと危険なものだ(汗)」 それ以降藤田さんはその話題を避けて話しているように思いました。 ………。 しばらく話し込んでいると、 ドガーン!! 爆音です。爆音が聞こえました。 「ば、ばくおん?」 パニクって台詞がひらがなになっています。 「気にすんな、いつもの事だ」 「いつもの事?」 「ああ、向こうを見てみろ」 そう言って藤田さんは爆心地をゆびさしました。 やがて視界がクリアになってくると、 「あれは………人?それも二人?」 「そうだ、あの二人が爆発の原因だ」 一人はHM-13「セリオ」タイプ、もう一人はなんだかメカメカしい姿をした男性です。 ただ、二人とも何故かミサイルを発射しているのに違和感を覚えました。 「藤田さん、あの二人何者なんですか?」 「Dセリオとジンさんだ。いつもこんな感じでバトってる、 それと転校生が来ると必ずと言っていいほど………」 「必ずと言っていいほど………?」 そう言って振り向くとそこに藤田さんはいません。 ふと足元を見ると、 「必ずと言っていいほど巻き込まれるんだな〜これが。by藤田」 と書いた書置きが落ちていました。 「えっ、藤田サン?もしかして逃げた?」 そうです。彼はもう安全圏まで逃げています。 ヤバイ。そう思ったときにはもう遅く、 ピュー! 「ぴゅー?」 僕の頭上にミサイルが飛んでくる音です。 上を見ると眼前にはミサイルが、 カツン! 「かつん?」 そんな乾いた音をたてておでこにぶつかったミサイルは、 ボカーーーン! 僕は思いっきり吹っ飛ばされました。 ………。 「う〜ん?」 小一時間ほど経って僕は目覚めました。 「ここは?」 何気なしにこんな事を言っていた。 どうやらベッドに寝かされているようだ。 とりあえず起きようとするが、 「ぐっ!」 立てない。 手足が固定されいるようだ。 「お目覚めかな?」 視界に一人の男が入ってくる。 「あんただれだ?ここはどこだ?オレに何をするつもりだ?」 半分キレかかりながら訊ねました。 「私は柳川、ここは科学室、君には生贄(サクリファイス)になってもらおう」 なるほど、だからさっきの校内案内で科学室をさけたのか。 「何でオレなんだよ?」 「きみは先ほどジン君のミサイルを額に直撃したのに生きている、 ちょっと焦げただけなんて人で無い証拠、大人しく解剖(バラ)されろ」 ほんとだ、ちょっとコゲてるだけで怪我がない。 「早速はじめようかな♪」 「畜生、死んでたまるか!」 その瞬間科学室は光に包まれ跡形も無く消え去った。 炎の中から博紀だけが出てきて、 「ゲホッ、またやっちゃった」 そんな一言を残して転校初日が過ぎていった。 …………………………………………………………………………………………………………… こういうのを書くのは初めてなので、 おかしいところがあるかもしれませんが、 よろしくおねがいします