へっぽこ実験Lメモ イクサバ☆サーガ ショート外伝 『湯煙の向こうにアフロ天国』 鋼 「んに〜、足を伸ばせて風呂に入れるってのは最高っス…」 ざぱん…ばしゃぁん! 鋼 「おぉぉ〜っ♪お風呂フロふろお風呂フロふろお風呂ふろぉ〜っ♪」 ごしごしごしごし…(ぴたっ!) 鋼 「…お風呂という字をひともじ変えて♪ア、フ、ロ♪(プフ〜)」 ばっしゃぁぁ〜ん! 鋼 「さて、もう一回温まってから出るとしま…っ!?」 Tas 「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA HAHAHAHAHAHA〜!!」(ぢっびょぉぉ〜ん!!) 鋼 「んっぎにゃぁぁぁっ!?Tasちゃん、一体いつの間にっ?」 ちゃぽ〜ん! Tas 「HAHAHA!さっきからイマシタヨ、バタ子サン」 鋼 「…まぁ、この学園の生徒は神出鬼没だからにゃ…」 Tas 「バタ子サン!そんなトコにいないでと一緒に入りまセンカ? ワタシのとっておきの入浴剤、入れておきマシたから!!」 鋼 「…んじゃ、遠慮なく〜っス」 ざっぱぁぁ〜ん… Tas 「HAHAHAHAHA!」(もっさもっさもっさもっさ) 鋼 「(ア、アフロが熱膨張しているッ!?)Tasちゃん、この珍妙な 入浴剤は一体?あ、別に気に入らないとかそういうのじゃないっスよ」 Tas 「HAHA、コレはラテンアメリカ特産の入浴剤『アフロ天国』デス! アフロご用達の逸品ナンですヨ〜!!」(もっさもさ〜) 鋼 「あ、アフロ天国…してその効能や如何がなものっスか?」 Tas 「天然パパイヤとアフロから抽出された極上エキスがおハダとアフロに ラテンの活力を与えてくれルのデスヨ!!」(もっさもさもっさもっさ!!) 鋼 「(アフロが激しく膨張している理由はそれかい!)そう…なンスか」 Tas 「アト、この『アフロ天国』にはヒトツ言伝えがあるンデスヨ」 鋼 「ほうほう、言伝えっスか…それは興味があるっスね」 かっぽ〜〜ん… Tas 「その昔アフロ神サマがまだ地上にイラッシャッタ頃、ある罰当たりな若者がア フロ神サマのアフロにイタズラしようとしたのデスヨ」 鋼 「むふぅ…何本アフロに鉛筆が刺さるかとかそういうイタズラっスかね?」 Tas 「その通りデス…結局若者はイタズラする前にアフロ神サマに見つかってしまい マシタ…が、逃げる途中にアフロ神サマ愛用の泉に落ちてシマッタのデス」 鋼 「むぅ、その若者も馬鹿な事したもンッスね〜」 Tas 「若者が泉に沈んでカラしばらくするト何故かアフロヅラが浮かんできたのデス よ…ソウ、若者はその罪深さによってヅラになってしまったのデス!!!」 鋼 「うわ…最悪の展開っスね、それは」 Tas 「以来、泉の成分を真似て作られた『アフロ天国』はアフロ信者には活力を、 アフロを汚す罪人には天罰を与えるモノとされているのデス…」 鋼 「なるほど、だからTasちゃんはこの入浴剤を愛用してるンスか」 Tas 「ところでバタ子サン…自分の姿がどうなっているか気づいてマスカ〜?」 鋼 「何?」 もっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさ もっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさ もっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさ もっさもっさもっさもさ〜〜〜っ!!!! 鋼 「ぎっにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?か、身体中の毛という毛がちぢれていくっス ぅぅぅっ!!?」 Tas 「HAHAHAHAHAHA!やはりアナタが罪人の転生でシタカ!! サァ、アフロとなって過去の罪を償うのデスヨ!!」 もっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさ もっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさもっさ もっさもっさもっさもさ……! 鋼 「ぎにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」 がばっ!! 鋼 「はうっ!?」 希亜 「あ、軍畑さんおはようございます」 鋼 「ゆ、夢…だったンスか?」(きょろきょろ) 希亜 「もう朝食の時間ですよ、早く行かないとおかずとか取られちゃいますよ?」 鋼 「よかったっス…弥雨那ちゃん、オイラは顔洗ってから行くから先に行っててっス」 希亜 「わかりました、軍畑さんの分は私が死守しときますね〜」 …ぱたん! 鋼 「ふぅ、そうっスよね…あんなのは夢に決まってるっスよね〜、 んじゃ顔でも洗いに…」 もさっ! 鋼 「………何故ここにアフロヅラが…っ?!(窓の人影に気付く)」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ… Tas 「HAHAHAHA…!(にやそ)」 ドッギュゥゥ〜ン!!! 鋼 「ぎっにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」 To be continued