ジャジャンッ! ジン「今日の一発目っ!」 遊輝「リスナーネーム『マルチ好き好き』さんからのお手紙じゃ! 『こんばんわー。ラジオいつも楽しみに聴かせてもらっています』 ありがとうなのじゃ☆ 『早速ですが、ぼくは先日、ファミコンのシャーロックホームズ(バカ ゲー)を、な、な、何と! 千円で買ってしまいました! こんな無駄 遣いをしてしまったぼくは馬鹿でしょうか?(^^;)』」 ジン「ああッッ! 大馬鹿だッッッッッッッ!!!!!!!!」(全力で断言) 遊輝「歯に衣着せろ、主」 ・ ・ ・ ♪ずんちゃちゃん ちゃちゃちゃん ちゃちゃちゃ〜 ずんちゃちゃん ずちゃちゃちゃ ららららら〜ん〜♪ (注:PS版THのOP) ジン&遊輝「「ヘイト・トゥ・ヘイト!!」」 (hate【名詞】:憎悪、憎しみ) ♪偶然が幾つも重なり合って〜 ……偶然が百回続いても、人はそれを偶然と言うか! 否! 人はそれを実力と言う! 総ては因果の流れの中にっ! 御子を祭壇にっ! あの男を殺してッッ! 密告する気よッッッッ! ・ ・ ・ 遊輝「元ネタも分からねぇよ、この歌」 ジン「(無視)よう、こんばんわ。今夜もリスナーから送られた、ガキ臭ぇ悩 み事の相談に乗ってやたら無責任なコト言いまくってこんなんだったら みのもんたに相談した方がマシなんじゃねぇの貴様らまあどっちにしろ 終わってるけどなとか、恋のポエムだか何だか知らねぇけどおいおい貴 様よくこんな恥ずかしいコト書けるなって本名みたらゲゲッ男かよ気持 ち悪ィなオイ、あとたまにあるけどリスナーネーム『○○さん好きだー っ!』つーのは止めれや本人からしたらストーカーに狙われている気分 だぜきっと、な番組の始まりだ」 遊輝「主、ラジオ嫌いじゃろ」 ジン「(さらに無視)さあ、さっそく葉書を読むとするかー! 電波も届かね ぇのに必死にチューイングして韓国語が混じった放送を聴いているよう な馬鹿なオタクども(地方限定)の葉書をよーっ!!」 遊輝「主、明日メールボムとウィルスに気を付けれや」 (注:喧嘩売っているワケではありません) 遊輝「隆山市の『成田鹿男』さんからの葉書じゃ。 『ジンさん、遊輝さん、こんばんわ。ぱすてるノートのレビューご苦労様 でした』」 ジン「Lメモに現実の話題を持ち出すな」 遊輝「『早速ですが、私、今悩んでいることがあります。 私はアイドル兼高校の教師をやっているのですが』」 ジン「良いのかよ、教師が副業していて」 遊輝「『試立』だから構わないのじゃう? 続きな。 『それなのに学校内での人気はさっぱりで、PS版で存在を抹消されたは ずの女優気取りの小娘に負けてしまっています。 周囲には、これ以上目立つにはアフロにするしかない、などと言われて いますが、私はどうしたら良いでしょうか』」 ジン「またこの話題か」 遊輝「最近、この話題で持ち切りじゃのぅ」 ジン「ああ、掲示板ログの流れるスピードが並みじゃないからな。しかもその 原因がアフロだと知ったときは泣きたくなったぞ、俺」 遊輝「で、相談に対する返答は?」 ジン「好きに生きろ」 遊輝「それだけかい」 ジン「良いんじゃねぇの? アフロ被って『NON! NON! NON!! それは許されなくってよ、由綺!!!!』とか宣りながら登場しろよ。 渾名は『アフロ武人』で決まりだな」 遊輝「パクリかい」 ジン「だいたい設定が地味すぎるんだよ。アイドルだったら、ライバルのトゥ シューズに画鋲入れるくらいの陰険さは必須だろうに」 遊輝「履かねぇよ、トゥシューズなんて」 ジン「あとはそうだな。徹底的なブラコンになってみるとか。エロ同人作家が 喜ぶぜ。それで駄目ならアフロか竜破斬撃つかの二者択一。以上」 遊輝「……とにかく頑張るのじゃ。ではラジオドラマの時間じゃ」 ・ ・ ・ ラジオドラマ『アイドル伝説理奈 〜世界征服事務所の野望を打ち砕け!〜』 最終章・前編『このアフロ朽ち果てるまで』 今までのあらすじ 「世界征服事務所の最後のアイドル・ゴットアフロの前に敗れ去った、我らが 理奈! 奴の人気に勝つにはアレか!? やっぱり、ほら、そのアレだろ!? ラテンっていうか! カリスマ性っていうか! 思春期ってそういうモンだろ う!? 分からないのか! 分からないなら、直接身体に聞いやる! オラオ ラァ! 叫んでも誰も来ねぇよ!」 遊輝「何が言いたい」 本編。 「ふう・・・お前には、お前を愛してくれている人たちの声が聞こえないんだ な。」 「私を?」 「アフロになることで、たしかに新たなファンが増えるかもしれない。だが、 今までのファンはどうなる?今までのお前を愛してくれた人たちに対して、そ の姿を見せられるのか?」 「え?あっ・・・・・・・」 「見てごらん。」 英二は窓をあけた。 理奈は、言われるままに、その窓から外を眺めた。 「あ・・・・」 夕日の射し込む校庭。 そこには、人、人、人・・・・。 様々な横断幕がそこかしこに見える。 『緒方理奈FC』 『理奈ちゃんLove!!』 『長髪愛好同盟アイドル支部』 『全国なでなでの会。アフロヘアーはなでなでの邪魔!!』 「こ、これ・・・・」 「みんな、お前の事を心配して来てくれた人たちだよ。彼らを捨ててでも、新 しいファンが欲しいのか?なら、止めはしない。好きにしろ。」 「う・・・・・うぅ・・・・・」 理奈はしゃがみ込んだ。 一粒・・・一粒・・・・ 涙の粒が床へと堕ちる。 「兄さん……私はまだステージに立つことが出来ますか?」 「理奈! やってくれるのか!」 「みんなの応援があれば条件は同じよ! 今度はむざむざとやられはしない! 戦うわ……! この身……朽ち果てるまで!」 そして四ヶ月後―― 「今年の音楽祭大賞は……ゴットアフロの『アフロ三兄弟』!」 「HAHAHAHA! やりましターっ!」 理奈は朽ち果てた。 「何故ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?(血涙)」 所詮、マニアックなファンが少数応援するだけでは、まったくお話にならな かったのだ…… そして。 理奈は僕らの前から姿を消した…… 『わたしはもうだめです。さようなら。ごめんなさい。 理奈』 緒方事務所には、ボロボロのマイクが、血で書かれた短いメッセージと共に 置き捨てられていたという。 最終章・前編おわり 次回予告 「かくしてアフロは世界全土を包み込んだ! そして時は流れ……新たな力を身につけた理奈が、アフロに汚染された地球 に舞い戻る! 総てを捨てて戦うのなら今がその時だ、理奈! 決めろ、必殺『30年アフロ』!! 次回『アイドル伝説理奈』最終章・後編! 『この命朽ち果てるとも』! ……その三十年は負け犬の三十年ではなく、まさに男の生き様だった!」 (男、違う) ・ ・ ・ 遊輝「全然ダメな上に、二重の意味でパクリかい」 ジン「おっと、そろそろ番組終了だ。最後にリスナーのリクエストに応えて、 さよならといこう。『蛇寒刃』君のリクエストで、『コスモスを君に』 だ。んじゃまた」 遊輝「死にたくなるくらいにぴったりの曲じゃの、おい」 VSアフロ・バットエンド NO.A26 ヒント: 結局、俺は賛成なのか反対なのか。 まっ、どっちでも良いや。 …………………………………………………………………………………………… Sageさん許せ(笑) どもども、ジン・ジャザムです。 つーワケで俺も書きました。VSアフロ。 で、賛成か反対かでしたな? ……本文で言ったとおり、どっちでも良いです。 つーか、騒ぎに便乗したかっただけのことよ。 まあ、でも本文読んでみる限りは、どー見ても賛成派だよな。 じゃあ、賛成で良いや(投げやり) あと別にラジオは嫌いではありません、俺(笑) んでは、また〜