Lメモ「鬼の真実」 投稿者:佐奈田黒助


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今回は誰かのネタと被ってる確率生が高いです…
もしそうだった場合、すぐ削除しますんで知らせてください

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 その事件はほんの些細なことが原因だった……かもしれない。

 ある日の放課後。
とある教室に数人の男子が集まっていた。
ジン・ジャザム、西山英志、ゆき、柏木耕一、柳川裕也がそれぞれ机に座っている。この
5人に共通していることは皆、「エルクゥ」である、ということだろう。
そして教壇の前には河童頭の少年──佐奈田黒助が立っている。彼らは皆、黒助に「大切
な話がある」と言われ集められたのである。彼等のほとんどが初対面ではあったが、深刻
そうな顔と熱心な瞳が彼等を説得した。
「さて、皆さんに集まっていただいたのは、先ほどいったように重要な話があるからです。」
神妙な顔で5人を見渡す。その瞳には切実な思いが込められているようだ。
「きたみちさんは家庭の事情でこられないそうですが…エルクゥである皆さんにどうして
も聞かなければ行けないことなんです!!」
そこまで言って一息つく黒助。心なしかバックに燃え盛る炎が見えている。
「まず確認しておきたいことがあります。エルクゥを「鬼」と見て間違いはありませんね?」
「ああ、少し違うところはあるが、基本的には間違いじゃない。」
黒助の問いに答える耕一。他のみんなも、黒助が何を知りたいかわからず、神妙な顔つき
になっている。
「では、単刀直入に聞きます…。」
黒助が静かに、しかしはっきりと言う。それにつられ皆に緊張が走る。



「……どんなパンツはいてるんですか?」



 ドガシャ!!!

皆、いっせいにこけた。
「てめぇ!さっきまでのシリアスな前振りはなんだぁ!!」
「…なぜそんな事を聞く?」
「……………」
皆思い思いのリアクションを取る中、ずっと押し黙っていた柳川が言った。
「で、われわれのパンツと「鬼」になんの関係があるのかね?」
核心を突いた質問に皆そうだそうだと騒ぐ。
「……実は深いわけがあるのです。先日初等部を歩いていて、こんな歌を聴きました…


 『おに〜〜のパンツはい〜パンツ〜〜
   つよいぞ〜〜 つよいぞ〜〜
  10ね〜〜んはいてもや〜ぶれない〜〜
   つよいぞ〜〜 つよいぞ〜〜    』


 …この歌から、鬼というのは特殊なパンツ…下着を着けていると推測されます。更に、
他の資料から『トラ柄である』と言うことがわかりました。しかし、他にも色々調べたの
ですが実際のところ良くわからなかったのです」
(一同:そりゃそうだろ…)
「一度気になると夜も眠れない…そんな苦悩の果てに気付きました…。百聞は一見にしか
ず、幸いこの学園には鬼の人がいるので実際に聞いてみればいいんだと!んで、さすがに
女性に聞くわけには行かなかったので、皆さんに来ていただいたわけです。」
どうでもよさそうな事を熱く熱く語る黒助。
「で、実際どうなんですか!?」
そう言って期待に満ちた目で5人を見る黒助。
「いや、どうって言われても…ジンさんは?」
「俺!?…別に、普通だが」
「西山さんは!?」
「…別に、一般的なものだが」
「先生方は??」
「俺も普通だなぁ」
「特殊なものではないぞ」
「うう、そうなんですかぁ」
なまじ期待してただけに落胆する黒助。
「えーと、じゃ、用事は済んだな。おれは帰るぞ。」
「ま、気を落とすな」
そう言ってみなが帰ろうとした時。

ゆきが気付いてはいけないことに気付いた。

「あれ、その理論だと、女性のエルクゥって……」
「はい?ええ、当然ラムちゃんスタイルです」

その時、この教室の時が止まった。




『 あんまりそわそわしないで〜〜☆

    あなたはいつでもきょろきょろ〜〜☆

  よそ見をするのはやめてよ〜〜☆

    あたしが誰より一番!(はぁと)    』




――妄想完了。そして時は動き出す。




「か・え・でぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」
「「千鶴さぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」」
「初音ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」
こうしてとある教室より、今までで最大級の破壊神がうまれた。
この暴走、たちが悪いことに通常止める役の耕一やゆきも暴走しているとともに、悪質な
毒電波が発生しており


「ゆき!!どないしたんや!?」
チリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリチリ
「うあ!!…初音ちゃぁぁぁぁぁぁぁん!!!!」


や


「梓ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「せんぱぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!」


など暴走する人間を増やす。その上


「ジャッジだ!!おとなしくお縄につけ!!……ってうわぁ!!?」
「エルクゥユウヤ、ラムちゃんスタイルで登場です☆」



と実力者達も次から次へと脳殺されていくので収集がつかない。
ちなみにこの事件の首謀者と言うと…

「う〜ん、やっぱり普通なのかぁぁぁ…」

と、無責任に落胆していた。

後に、この事件は「鬼の禁句」と呼ばれたそ〜な。
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こんにちは〜。左奈田黒助です。
正月なのに時期ネタじゃないですね…。
まず、エルクゥに皆さん、すみませんでした。
許可を取ってないんですが、その方が面白いだろうと…って、面白くなかったら…すみま
せん。
それでは、新年明けましておめでとう御座います。今年もよろしく!
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ええと、タイトルはLメモ「鬼の真実」です。
ジャンルはギャグ、出演は男性エルクゥの皆さん。
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