何処とも知れない絶海の島。今そこで、人知を超えた戦いが行われようとしていた。 方や一部に赤いメッシュが入った金髪を炎のようにおったてた17.8ぐらいの 若者。 方や裏高野のおんみょうどうの使い手である年季の入った、筋骨隆々な老人。 幾たびかの打ち合いのあと若者が老人に指を突きつけ論破を試みる。 「マスター玄真!あんたは間違っている!!」 「なんだとぉ〜!!」 「確かに、あんたの言う世界安寧は正しい事だ。だが、サイキッカーもまた、 いわば天然自然の一部。それを忘れての世界平和など、まさに、愚の骨頂!!」 「え〜い、貴様が正しいかワシが正しいか今ここで決着をつけようぞ!!」 「いいなぁ〜。いいよこれ!!」 全身サイボーグ男=ジン・ジャザムが涙にむせびながらそう言う。 「全くじゃな、ジン」 傍らにいる遊輝もそれに答える。 「・・・一体、何を見ているんだジン?」 セリスが少し飽きれぎみに尋ねる。 ジンはそんなセリスを脇めにも見ずに、すっとビデオの箱をセリスに差し出す。 それには「超能力武闘伝Gサイキッカ−」と書かれていた。 そんな余談はともかく、本編へいくでごわす。 少年は走っていた。とにかく走っていた。道なき道を、裏道を、あらゆる道を。 何故か?それは、逃げるためである。 何から?それは、少年の後ろに付いて来る土埃を作り出している者達から。 「はっはっは、何で僕がこんな目にあわなくちゃいけないんだ、まったくぅ!!」 息も切れきれでそう喚く少年=きたみちは、明らかに殺意を感じていた。 それもたくさんの。 しかし、彼にしてみれば全く身に覚えの無い事なのだが、明らかに殺気は 自分に向けられていた。 「貴様よくもさおりんを!!」風見ひなたが呪詛にも似た声を上げる。 「ふふふ、君のした行為は万死に値するよ」西山英志は自身の「暴走」を かろうじて押さえて言う。 「僕のマルチを〜!!」駄々っ子のようにゆきが、 「坂下さんの受けた苦しみ、今ここで晴らさして頂きます」ある意味恐怖を 伴う丁寧な声でbeakerが追いかけて来る。 みんな口々に呪詛の言葉を吐くが、全く持って彼には身の覚えの無い事なのである とにかく、今ここで逃げ切らないと、自分には明日はない。 「僕が、一体何をしたというんだぁ〜!!」 彼の絶叫がむなしく校舎に木霊する。 以下続く −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 時間の都合でこんな半端で終わったけど、続きはちかいうちにまた。 >beakerさん うっ、怒りはごもっとも。お礼は必ず受けますが、 「始めてだから、優しくしてね」(BYシェルミ) てな気分ですハイ(笑)。