「はぁぁぁ〜。」 「暇だ〜〜〜〜〜。」 工作部の部室の窓辺に腰掛けながら僕はポツリと呟いた。 そう、僕は暇を持て余していた。 学校に入学早々校内を駆け巡った僕の噂も今ではすっかり消え退屈な日々を過ごしていた。 あの事件以来”お友達”になることができたセリオ先輩とも学年が違うせいで、そう頻繁に会う機会もなかった。 しかし頻繁に会ってはいないとはいっても一日一回は必ず会っていた。もとい会いに行っていた。 流石はストーカーである(笑)。 「はぁぁ〜」 「何をそんなにため息をついてるんだい?」 「?」 「あっ、誠治さん」 そう、崇のセリフが示すように彼の前には工作部部長『菅生誠治』が立っていた。 「どうしたんだい?随分暇そうな顔をしていたけど?」 「暇そうななんじゃなくて暇なんですよ〜、なんか面白いことはないですか〜?」 崇は駄目もとで聞いてみた。 『まぁ、誠治さんのことだから何も知ってないと思うけど。』 崇は心の中でそう呟いた 「あるよ。」 「へ?」 予想外の返答に崇は驚いた。 「知らないかい、今度暗躍性生徒会主催の男女混合のテニス大会があるのを?」 「そ、そんなのあるんですか?」 「変だな、確か全校生徒に通知がいってるはずなんだけど。」 「HRで聞かなかったかい?」 『なるほど、HRなんて出た事ないもんな、聞いた事があるわきゃないか』 「えぇ、初めて聞きました。」 流石にHRに出た事がないとは言えないため、崇は嘘をついた。 「そっか、それなら仕方ないな。何なら詳細を教えてあげようか?」 「あ、はい。お願いします」 誠治が話した内容はこうだった。 1−−必ず男女でペアを組む事。 2−−武器の使用は禁止。 3−−パートナーは他の人と重なっても良し。 と、こいうことらしい。 「あ、それとね、優勝商品は鶴ぎやへの二泊三日の旅行らしいよ。」 「ぴくぴく!!」 「あのもしかして、旅行ってパートナーとですか?」 「そりゃそうだよ。」 「うおっしゃ〜!!!!」 崇は誠治の返答を聞くと即座に部室を飛び出した。 「やれやれ、相変わらずだな。」 誠治は少し呆れ顔でそう呟いた。 「あのニヤケ顔は間違いなくセリオ君と行く事を考えてるんだろうな。」 「セリオ君に断られなければいいが。」 そう呟くと、誠二は部室の奥にに歩いていった。 「はぁ、はぁ、はぁ、セ、セリオせんぱ〜い♪」 セリオの教室の前に来ると、崇は教室にいたセリオに向かってそう呼びかけた。 「陸奥さん?」 「セリオ先輩、ちょっと相談したいことがあるんですけど。」 「私にですか、何でしょうか?」 「あ、あの、今度の男女混合テニス大会のパートナーになってもらえませんか?」 「私がですか?別に構いませんがどうして私なんですか?」 「あ、いや、あの、その、先輩とテニスしたいな〜と思ったんですよ。」 「そ、それ意外に理由はないですよ、べ、別にやましい考えなんてありませんよ。」 大嘘である(笑)。 現に崇の頭の中ではつるぎやでセリオとラブラブになる計画のシュミレーションが凄い早さで行われていた。 『優勝すればセリオ先輩と旅行〜♪、同じ部屋で宿泊〜♪そ、そして同じ布団で・・・・』 『マ、マズイ、鼻血が!』 「・・・さん」 「陸奥さん?」 「は、はい?」 「どうしたのですか、鼻を抑えられて。」 「い、いや〜、何でもないです。」 「そうですか、それでさっきの件お引き受けします。」 「さっきの件?」 「テニスのパートナーの件です。」 「そ、それじゃ、パートナーになってくれるんですか!?」 「はい。」 「よ、よっしゃ〜!!!!セリオ先輩ありがとう〜♪」 セリオの手をぶんぶん振り回しながら崇は言った そう言うと崇はダッシュで外に飛び出した。 「くすっ、おかしな方。」 セリオはそう呟くと帰りの準備をはじめた。 ・・・この時、崇は気づいていなかった。 テニス大会の女子の服装がどれだけ自分にとってマズイものなのかを(笑) −−−+++−−− というわけでテニス大会参加希望です〜 ペアは陸奥崇&セリオ(プロトタイプ)でお願いします〜m(_ _)m] まだまだ新参者ですがよろしくお願いします〜