Lメモ恋愛趣味レーション「この壁の先を覗きたいかい?」 投稿者:陸奥崇


ここは北海道のとあるスキー場。
LEAF学園1年組はスキー合宿に来ていた。
今回の話はそんなとこで起こったお話です(笑)。

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Lメモ恋愛趣味レーション「この壁の先を覗きたいかい?」

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「ふぅ、いい湯だね〜。」
「うん本当、スキーの疲れが取れるよ。」
いかにも幸せといった感じの光線を湯に浸かりながら出しまくる陸奥と皇。
面識は無いはずなのだが、妙に和んだ会話になっているのはきっと温泉の魔力なのだろう。

ここはとあるホテルの大浴場。
スキー合宿に来たLEAF学園1年男子達は湯に浸かりながら思い思いの会話をしていた。

どばしゃーん!
「ふっ、なんだひなた、お前いつも偉そうにしてる割には対したことがないな!!」
「やーみぃ、人のタオルをいきなりにめくってあまつさえ何を言いますか!!」
「当たり前だろうが、男の象徴たるモノがそんなに小さくていいと思ってるのか!!」
「くっ、それはそうですが……。」
「そーだろう、上腕二等筋の力コブがこんなに小さくてどうするんだ
 ちゃんとトレーニングしてるのか?」
「近頃忙しかったんですよ、さぼってるわけじゃありません。」
今の会話で妖しいモノを想像しちゃったそこの君。
今すぐ病院に行った方がいいぞ☆

ばしゃばしゃ!
「ほらほらほらゆき、ちゃんと肩まで浸からんと暖まらへんぞ!」
「わわっ、やめてよ来夢君、ちゃんと入るから!」
「ほれほれ、頭までしっかりと入るで〜〜〜!」
「ぐぇぇぇぇ、来夢君、お、溺れるぅぅぅ………」
「ん〜、どうした、ゆき?」
「………………………………………」
「って、あぁぁぁ、ゆき、大丈夫かぁぁぁ!!」
あんたが溺れさせたんでたんでしょうが、あなたが。
殺人未遂で網走刑務所行きです、頑張って☆
頑張れ夢幻さん、さぁ次。

「ますたぁ、暖かいですね〜。」
「HAHAHAHAHAHAHAそうですね〜、Yinサン。」
「……あの、ますたぁ、なんかアフロが巨大化して見えるのは気のせいですか?」
「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!!、気のせいですよ〜、気のせいです。」
気のせいなのか?それが。
いつもの当社比2.5倍、黒柳○子もびっくりなそのサイズでか?
まぁ、突っ込んでばかりいないで次。

「あぅぅ、温泉暖かいです〜。」
「おぃ、がきんちょ、風呂で泳ぐな!」
「……ほえ?」
「泳ぐなといったんだ、このがきんちょ!」
「あぅぅぅ、ぐすっ………」
「お、おぃ、誰も怒ってないだろうが!」
「うえええええぇぇぇぇぇん!!!」
その瞬間突然、男子浴場に純和風な美人が登場したかと思うと
「響を泣かすのは誰ぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!」
突然Runeをジャイアントスイングの態勢に持ちこみ、ぶんぶんぶんぶんと振り回した。
そのジャイアントスイングの途中でRuneの周りで湯に浸かっていたmakkei
東西も巻き添えにしているのは内緒です☆
「うひひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」
「ふぐぁぁぁ!?」
「げふぅぅぅ!?」
「てぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!!」
28.7回転ほどしたところでRuneを壁に向かってに吹き飛ばす鈴花。
「って、またこれかぁぁぁぁぁぁ!!!」
詳しくはへーのきさんの『Rune、その優雅なる昼食』を参照。
もっともあっちはタコ殴りにされたみたいだけど。

いつものドタバタから離れた地で休息を楽しんでいた1年男子生徒一同。
え?いつもと変わらないって。
まぁ、そうも言うかもしれない。
とりあえずこの男子浴場に異変が訪れるのです。
さぁ、イッツ ア ショータイム!

ガラっ!!
ドヤドヤドヤ、きゃぴきゃぴきゃぴ(笑)。
「ねぇねぇ、セリオちゃん、シャンプー後で貸しあげるね☆」
「あ、いえ初音さん、私は……」
「あ、電芹、背中洗ってあげるからこっち向いて☆」
「はい、たけるさん(ぽぽっ)。」
「あ、瑠香ちゃんいいなぁ、胸おっきくて……」
「何言ってるの、美加香ちゃんだって小さくなんかないじゃない☆」
「そんなこと無いよ、ひなたさんにいつも貧乳貧乳言われてるし…」
「わ〜、姫川さん、髪キレイですね〜。」
「そ、そうかな、松原さんだってキレイだと思うよ?」
「え、そ、そうですか。」
「うん、それに引き締まった体してるし、羨ましいな。」
「う〜んやるわね、ひづき、M・K、なかなかいい体してるわ。」
「当然よ、耕一さんのために頑張ってるんですもの!」
「まぁね、まぁEDGEあなたにはちょっと負けてるみたいだけどね。」

といったようにLEAF学園1年女子が隣の大浴場に入ってきたのである。
その瞬間男子浴場は水を打ったように静寂に包まれた。
ぴちゃ〜ん。
『……………………………………見えた!水の一滴!』
ではないけど
まるで全員が明鏡止水モードに入ったのではないかと思われるほど静になってしまったのだ。
原作だと真のスーパーモードに突入する場面なのだが、こちらでも何か異変が発生した模様。
ゴゴゴゴッ!
ゴゴゴゴゴゴッ!!
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
男子浴場にまるでD○o様が登場しそうな擬音が響き渡る。
その音が静まったかと思うと浴場のある一点を中心に莫大な闘気が渦を巻いた!。

『と、隣にセリオさんがいて体を洗って、首から胸に……胸ぇぇぇぇ!?!?』
『た、たけるさんが隣で洗いっこ、あーんなとこやこーんなとこが、ぐひぃ!?』
『み、美加香って着やせするタイプなのかぁ!?貧乳じゃないのかぁぁぁ!?!?』
『瑠香の胸は大きい瑠香の胸は大きい瑠香の胸は大きい瑠香の胸は大きい……』
『青いが引き締まった体”引き締まった”……むぅむぅむぅむぅむぅ………』
『琴音ちゃんが隣に…うなじを流れる水が彼女の下半身に流れこんで……ぐはぁ』
『は、初音ちゃんが隣で体を洗ってる、湯気に隠れたその場所は……あぁ!』

男子大浴場を支配した闘気が渦を止めたとき
そこには惚鬱とした表情で経ち尽くす男達の集団があった。
どうやら劣情の波に遥かM7.8星まで飛ばされてしまったらしい。
頑張ったぞ、戦士達よ。
もう君達に教えるものは何も無い。
さぁ、今こそ真のスーパーモードを発動させるのだ!

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選択!
1---「真のスーパーモード発動(覗き実行)!!」
2---「いや、真のスーパーモードを発動させずに、皆を止める!!(覗きを止める)」
3---「真のスーパーモードを超越したハイパーモードを発動させる!!(セリオの裸を想像する)」

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1---「真のスーパーモード発動(覗き実行)!!」

みなの視線がぶつかり合い、そして同時に頷きあう。
同じ目的を持った同志達に言葉はない。
そう、視線を合わせ頷き合うだけで全て通じ合うのだ!
彼らは今”覗き”とい目的を達成するために結ばれたとてつもなく強い絆があった。
「よし、いくぞ!」
「「「「おぉーーーーーーーー!!!!!!」」」
そして彼らは行動を始めた。
フロおけを何十にも積み重ね上を目指すもの。
壁を握力にものを言わせ、自力で登るもの。
魔術で浮遊し上を目指すもの。
道具を使い上を目指すもの。
それこそ様々である。
そして行動開始から2分後、男達は壁に手をかけ戦闘態勢に入っていた。
「ちっ、湯気で殆ど見えんな。」
そう、一人の男が呟いた通り、上にたどり着いたものの湯気のせいで先がほとんど見えなった。
下から女子達の声がしてくるのでいるのは間違いないのだがどうにも確認できない。
「おぉぉ!少し見えた!!!」
「「「「なにぃ、どこだ!!!」」」
一人の男が上げた声に全員が反応する。
「ば、ばか、大声あげるな!」
「「「「す、すまん、つい……」」」
「ほら、あそこの湯気の間!」
「おぉぉぉぉぉ!!!!」
ちらっちらっ、と見え隠れする肌色の物体を確認する度男たちはジレンマに捕らわれていった。
「くぅ、もうちょっと!」
「あぁ、湯気が邪魔だ!」
「ちくしょう、湯気を消せェ!」
などなど、既に男達の意識は既にイッテいた。
「そうだ!湯気は空気を入れ変えれば消えるはずだ、そこの窓の隣のヤツ窓を空けてくれ!」
「おぅ!任せろ!!」
と勢い込んで返事したのが実は陸奥である。
しかし、窓は壁から離れた場所にあり、なかなか空けることができなかった。
「あぁ、くそっ、もう少し!」
「頑張れ、もうちょっとだ!」
などなど応援が飛び交うが中々窓を開けることができない。
業を煮やした陸奥は女子風呂の壁に張り付くと渾身の力で窓を開け放った。
「ぬおりゃぁぁぁぁぁ!、………ってあ〜〜れ〜〜!」
渾身の力で窓を開けた陸奥は、誤って両手を離してしまい、女子風呂に落下していった。
「ぬぁぁ、なんて羨ましい!……じゃなくて大丈夫か〜?」

「しぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」

落ちていった陸奥に向けて男達が声をかけた直後に下から男の叫び声が響いてきた。
「「「「な、なんだ、何があった!?」」」」
訳が分からずに女子風呂を注目する覗き一同。
先程窓を開け放った事で空気が晴れた先には……

欲望と愛の魔法少女、エルクゥユウヤ!男子生徒の欲望に応えてバニースーツで登場です☆

「「「「「「ぎょえぁぁぁぁぁぁ●#*$◇※◎♂☆@¥△&■%−○★+□▲▽!?」」」」」」
覗いていた男子生徒一同撃沈。
そう女子風呂には恐怖と憎悪の対象エルクゥユウヤがいた。
先程まで女子の声がしていたのはご丁寧にもテープで再生したものだったらしい。
覗いていた男子生徒達を悩殺した後、エルクゥユウヤは男子風呂に侵入。
同じく覗かなかった良識溢れる生徒達も悩殺。
1年男子全員に合掌。

                      SOUL END

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2---「いや、真のスーパーモードを発動させずに、皆を止める!!(覗きを止める)」

『い、いけない、覗きたいのはやまやまだけど
 セリオさんの柔肌を皆の毒牙に掛からせるわけにはいかない!!』
なんとかかんとか劣情の波から逃れ我に返る陸奥。
本当は君が逃れられるはずはないんだけど、まぁそういう事にしておこう。
だってプレイヤー様が選択しちゃったんだもん☆
「だめだ、みんな!劣情に流されちゃいけない!」
「何ですかあなたは?男のロマンを邪魔しないでください!」
そーだそーだ、という歓声が後ろから聞こえてくる。
その人数約30人。
おまけに数人がSS使い。
ついでにみんなスーパーモードを発動させてしまっている。
スーパーモードの状態はシャイニングフィンガーソードだって使えるし
パワーも当社比350倍。
しかも今なら覗き同盟拳だって使えるぞ、きっと。
え、それはハイパーモードだって?、まぁ良いでしょう。
まともにぶつかってもとても勝ち目が無いことが陸奥にも分かった。
「あぁ〜、絶対勝ち目がない、でも負けるわけにはいかないんだ!
 だって、だって、だってセリオさんの柔肌は僕だけのものだぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「………………………………………………………………おぃ」
「なんですか、邪魔しないでください。今作戦を考えてるんですから!!」
「いや、あの作戦って
 『あぁ、絶対勝ち目がない、でも負けるわけにはいかないんだ!
 だって、だって、だってセリオさんの柔肌は僕だけのものだぁぁぁぁぁぁ!!!!!』
 っていうやつ?」
ガガーン!
心の中で考えてた事をまるっきり言い当てられ思いっきり動揺する陸奥。
「な、なぜどうしてそれを!?ま、まさか心が読めるんですか。」
「いや、なぜってお前自分で言ってたぞ。」
「そ、そんな馬鹿な!」
『……………………………………………(チェック中)』
「あぁ、本当だぁ!心の中のセリフなのに『』じゃなくて「」になってるぅ」
永遠にも続くかという沈黙。
陸奥の目には意思の炎が吹き荒れていたが、他の男達は髪の後ろに大粒の汗をかいていた。
(俗に三本線などが口頭部に出てくる時に出るヤツ(笑))
「……お前も同類じゃないのか?(ぼそっ)」
一般生徒Bがぼそっと呟いた。
至極もっともな意見である。
んが、強烈な意思力に支配された男は強かった。
「何と言われてもここは通さない!セリオ先輩の柔肌は僕が守る。いくぞぉぉぉぉ!!!!」
猛烈なダッシュで集団に迫る陸奥。
目がマジである……、というよりはちょっとイッテル。
流石はセリオ専属熱血噴水男、セリオ絡みでの壊れ具合は半端ではない。
しかし、世の中は厳しかった。

「とにかく少し黙れ、我は放つあかりの白刃っ!!」
熱光線直撃3HIT COMB!!
「へぶっ!」

「同じく、静にしましょう、代償魔術……『矢』!!」
光球炸裂6HIT COMB!!
「ぐひぃぃ!!」

「うるさいです、あなた、冷血グレネード!!」
グレネード直撃9HIT COMB!!
「うきょぉぉ!!」

「くたばれ、正義の鉄槌!!」
重力波直撃15HIT COMB!!
「にぎょぉぉぉぉ!!!!」

「女子にばれたらどうするんですかまったく、シールフレイム!!」
炎の直撃、追加補正で火傷28HIT!!
「ぎょぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

「初音ちゃんに聞こえちゃうじゃないの、ビーームモップ!!」
ビームモップ乱舞トータル51HIT!!!
「ふぎょぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

勢いこんで男達の集団に飛びこんで行ったもののあえなく吹っ飛ばさる陸奥。
51HITのコンボをくらって体はボロボロだ。
ついでにそのまま浴場を転がり続け壁にモノの見事直撃・粉砕。
追加で10HIT、60HITオーバーで+10000000000点。
ネームエントリーだって楽勝だ!
「ひぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!」
そして止まったかと思えば、そこは女子浴場の真っ只中。
思わず顔を上げてみれば
まるで桃源郷が如くめくるめく官能の世界。
おめでとう、陸奥。死ぬ前に良いものが見れたな、羨ましいぞ。
が覗かれた女子にしてみればまぁたまったものではないわけで

「「「「「きゃぁぁぁぁぁあぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」」」」」
悲鳴が飛び交った次の瞬間に
「「「「「「黒破雷神槍!電芹ホームラン!火辰烈鳳!ヨークにお願い!
 崩拳!サイキック発動!奥義解放(名前分からないからパス)!呪術!(これもパス)!」」」」
計76HIT COMB!!
「あべしっっっっっっっっっ!!!!!!!!!!」
女子の連撃をくらってヘロヘロな陸奥。
残りHP1、気力は9999。
頑張れ、ボタンを連打すればまだ戦えるぞ!
しかし、煩悩パワーで復活しようとする陸奥に止めの一撃!!!
「セ、セリオさん?」
「覗きをする人は嫌いです(きっぱり)」
ずがーん!!!!!!
9999.13HIT COMB!!
「ぼ、僕は止めようとしたのにぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」

     BAD END
P.S
ちなみに他の男子生徒陸奥が空けた穴からしっかり女子風呂を覗く。
しかも陸奥が吹っ飛ばされてる間に撤退してちゃっかり役得(笑)。

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3---「真のスーパーモードを超越したハイパーモードを発動させる!!(セリオの裸を想像する)」

『せ、セリオさんが隣で体を洗ってる!?
 体を洗っているという事は裸!
 何故裸なのか?
 それは体を洗っているから!
 何故体を洗っている?
 それは湯浴みをしているから!
 何故湯浴みをしている?
 湯浴みをするという事は体を清めるため!
 何故体を清める?
 それは清める必要がある予定があるから!
 その予定とは?
 体を清める必要があるという事は愛する者に会うため!
 何故愛する者に会うためには体を清める必要がある?
 それは神聖な儀式を行うため!
 その神聖な儀式とはいったい何?
 そ、それは○○○!!』

『ま、まさかセリオさんは僕に○○○してくれるんじゃぁぁぁ!』
よくぞ、隣で風呂に入っているというだけでここまで想像できるものである。
ここまで来ると妄想キングの称号もくれてやりたくなるところだ。
「おぃ、どうした?」
何やらイッテル顔をした陸奥に同じクラスの一般生徒Cが話しかけてきた。
「…………ん!」
「ん、どうしたって?」
ぼそぼそと呟く陸奥に顔を寄せる一般生徒C。
「……オさん!」
その時、一般生徒Cは気づいた。
陸奥の顔が恒例のぶっは〜をする時の顔になっていることに!。
「や、ヤバイ、皆離れろ!」
浴槽に浸かっている者・今にも女子風呂を覗きに行こうとする連中に呼びかける一般生徒C。
しかし、その奮闘も虚しく
「ぶっはぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!!!!!」

陸奥が鼻血を噴出してから1時間後。
男子生徒達は風呂掃除をさせられていた。
「くそぉ、なんで俺達がフロ掃除させられてるんだぁ!」
「あの野郎、覚えてろよ!」
「ぐぁ、体から血の匂いが抜けねぇ!」
などなど大被害にあっていた。
ぶっ倒れた直後は心拍数が止まりかけたり
幽体離脱しかかった惨状を見たため、看病したが
恩を仇で返されているのであるたまったものではない。
そんな中当事者の陸奥はというと……。

「…………うっん………」
「…………ですか?」
徐々に意識がもどりつつある意識で自分の顔の上に誰かいることを確認できた。
「………誰です、か?」
「…大丈夫ですか?」
「セリオさ…ん?」
「…はい。」
意識がはっきりして確認した人物はセリオだった。
意識を失った陸奥を膝枕してくれていたらしい。
セリオ。
陸奥が学園に在る理由
どんなことがあろうと護ろうとする者。
心から愛しいと思う者。
そんな愛しい者の顔が上にあった。
「せ、セリオさん!」
即座に起きあがろうとする陸奥。
しかし、それはできなかった。
起きあがろうとする陸奥の額に向けてセリオがそっと手を当ててきたからだ。
「?」
「まだ起きてはダメです。 
 あんなに血を出して生きてる方が不思議なんですから……。」
「……すみません。」
「あんまり無茶はしないで下さいね。暫く眠ってもいいですから。」
「すみません、何度も何度も……」
「気にしてませんから。
 ゆっくり休んで明日もスキーに行きましょうね。」
「はい、是非。
 すみません、少し……」
どうやら軽い貧血を起こしたのだろう。
言いかけの途中で眠りにつく陸奥。
「ゆっくり休んでくださいね。お休みなさい、崇さん……」
陸奥に上着を掛け優しい笑みを向けるセリオ。
表情はいつもと変わらぬが、慈しむような母が子に向けるような優しい笑みが見えた。
「……セリオさん。」
優しく陸奥の頭を撫でるセリオ。
二人を包み込む優しい時間が流れていた………。
 
   HAPPY END!!

P.S
目が覚めた後、風呂の恨みと自分だけのうのうと幸せを満喫した罪で
皆におもいっきり袋にされる。まぁ、あれだけ幸せ感じたんだから納得せよ(笑)。

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あとがき

ふぃ、ご無沙汰しています陸奥崇です(笑)。
まずは最初に登場させて頂いた皆様ごめんなさいぃぃぃぃぃ!!!!!!!
俺は覗きなんてしねぇぞ!こら!
とご立腹な皆様、本当にごめんなさいぃぃぃぃ(陳謝)。
く、苦情でしたらいくらでも承りますので、お許しくださいぃぃ(土器土器)。

っと皆様への陳謝はこの辺にしまして近況など。
最近はハイドの野望製作にかかりっきりで全然Lに手を出す余裕がなかったのですが
幸いというか残念というか冬コミが落ちまして(笑)。
そのお陰と言うかそういうわけで暇ができたのでネタが浮かんだ
恋愛趣味レーションを書いて見ました。
いや〜、楽しかったです。
普通のと違った形式で書いていくため、一粒で3つ美味しいといいいますか(笑)。
これほど早いペースでしかも15Kを超えたLというのは始めてでした。
これからも暇を見つけて、鬼畜王ハイドラント、セリオ補完Lなど書いていきたいと思います。
それでは、次回作でお会いしましょう、それでは!