禁書L「えくすとら・きゃらくたーず」議事録その1  投稿者:猫町 櫂
「この会議の事は、誰にも漏らしてはならない」

「たとえ参加者同士であっても、口外してはならない」

「そして、この会議の参加者が増えないことを心から望む」


〜秘密会議・議事録の表紙裏の言葉〜



禁書L
えくすとら・きゃらくたーず
議事録その1。

注意:このLには、「キャラクターの名前」は、訳あって
表記しません。また、画面一部にプライバシー保護
の為にモザイクがかかっている気がしましが、決し
てモザイクキャンセラーなどを使用して、正体を明
かす事の無い様にお願い致します


「では、これより会議を始めます」
 約20〜30人はいるだろうか・・・。
 りーふ学園の某所に、それだけの人数が集まっている。
 それだけで、意外と言えば意外である。
 しかし、もっと意外なのはそのメンバー構成だ。

 薔薇部・ジャッジ・校内巡回班・13使徒・アフロ・無所属
・警備保障・情報特捜部・オカルト研・工作部・・・


 普段なら、戦争の一つや二つ一瞬で勃発しても良いだけの
こんなメンバー。
 これが集まったのには、この会議室の黒板に書かれた文字
による。


 「第一回・マイナーキャラクター会議」



「じゃ俺からいいっすか?」
 3年の校章をつけた学ランの青年が手を挙げる。美青年と
言ってもさしつかえない。
「移植されたら、出番なくなりました。おかげでPSから始
めた人間は、ラジオ投稿でしか俺の事知らないんですよ。
おまけにこっち(L)じゃ薔薇ばっかだし・・・」
 悔し涙を浮かべ、そう告げる。

「まだ先輩はいいっすよ。俺なんか、「誰?」とか言われる
んスよ、主役なのに・・・主役だっちゅーのに・・・」
 2年の、前髪の長い、ちょっとぶっきらぼうっぽい生徒が
挙手しつつ続ける。
「薔薇には追い回されるし、罠なんぞしかけられるし・・・」

「でも、君はまだいい方だよ」
 ちょっと少年の趣を残した青年が、続けて発言する。
「僕なんか、記念すべき第1作目の主役だって言うのに、出
番まるでなし。魔法少女になってすら出番無いんだから」

「それを言ったら俺達もそうさ」
「ああ、そうだな」
 大学生風の二人が同時に立ちあがる。
「俺達だって一応主役だぜ・・・全く出番ないよりましさ」
「俺なんて、ちまたで「多分出番なさそうだね、顔違うし」
とか言われる始末さ。まだ登場したてだってのによ・・・」


「俺なんか・・・俺なんかなぁ、既にまわりの認識が「背景」
なんだよっ!!」
 一人がそう叫ぶ。
「登場する度に「背景」とか、「壁の華」とか言われてみろ、
この悔しさが分かるか!!」

「登場した瞬間から、やれ二号ロボだ、やれパチモンだと言
われた方の立場はどーなるっ!!」
 やけにメカっぽい人が続いて発言する。

 この後、会議は「不幸自慢」へと移行し、30分程騒然と
なった。
 以下は、その中の発言のみの一部ピックアップである。

「鬼狩りに来たのはいいんですけどね・・・鬼の血を引く方
が12人(推定・校内巡回班調べ)もいるこの学校で・・・
どうやっていけばいいのやら・・・」

「組織構成員が多すぎて・・・それに「飛行」能力だけじゃ
出番が薄いんです・・・」

「生物部なんて、活動ほとんどないしなぁ・・・アフロで最
近スポット当たるからいいけどさ」 

「仮眠館の方が忙しくって・・・みんなと会う暇が・・・」

「魔術師が多いのは仕方ないとして・・・目立たない組織に
入ってしまったのが一番痛いかな・・・?
まぁ、(削除)さんとの絡みがあるだけマシだけれど・・・」

「カウンセリング担当・・・仕事ないですよね、この学校。
つい酒でも・・・となるじゃないですか」

「目立たなくってもいいよね、君がいれば」
「そうですね・・・(検閲)さん・・・」
(以下、この二人はA(熱々)T(闘鬼滅気)フィールド展開
の為議事録より削除)

そして、会議は続く。

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さて、夜逃げの準備だ(苦笑)

と言う訳で、お久しぶりの猫町です。
パソコンが完全に崩壊してみたり(苦笑)家からネットに
つなげる環境になりつつあったり(汗笑)という状況で、
ろくにLを書く暇がなかった事を先に謝罪。

 今までのLも全部飛んだしね(涙)


で、Lの話。
 出場してしまった人。

 「ごめんなさい」

 まだ出場してない人。

 「覚悟しとけよ」

 以上。


追記:反響が少しでもあれば、このL、続けます(苦笑)。
   なければ中止(爆死)