むかしばなしLメモ「3びきのHM」 投稿者:OLH
 むかしむかし、あるところに、なかのよいHM3しまいがおりました。
 3にんは、とあるげどうのもとでくらしていましたが、そのげどうが「べん
きょお」にしゅうちゅうしなければならなくなったので、いえをおいだされる
ことになってしまいました。

「わたしたちは、これからじりつしなければなりません。だから、べつべつに
おうちをたてて、くらすことにしましょう」
 いちばんうえのマールがそういいいました。
「マールねえがそういうんじゃ、しかたないけど、ちょっとさびしいな」
 じつは、あまえんぼさんのルーティがいいました。
「わぁい、じりつじりつ」
 すえっこのティーナは、よくわかってないようです。

 そしてるろうのはてに、いえをたてるのに、てきとうなとちをみつけた3人
は、さっそくさぎょうをかいししました。

「ええっと、このはしらにかかるかじゅうは……(ぶつぶつ)」
 マールはきょうどけいさんにいそしんでます。
「うりゃあああああ」
 ルーティはちからまかせに、そこらへんのざいもくをくみたててます。
「ポチ、あとはよろしくね☆」
 ティーナは、げぼくのポチにまかせて、にっこうよくをたのしんでます。
「俺はこんな役かいっ!」
 当然(笑)

 さて、そのよる。
 こわいおおかみさんが、3にんのおうちのそばにやってきました。
「くんくん。おいしそうな、しょうじょのにおいだ」
 そして、まずはマールにめをつけました。
「……でも、えんとつがないとサンタさんが、はいれないし」
 マールはまだ、おうちのせっけいのとちゅうでした。
「わはははは」
「きゃあ」
 けいさんにぼっとうしていたマールは、ていこうするまもなくたべられてし
まいました。

「くんくん、まだいるな」
 おおかみさんが、つぎにめをつけたのは、ルーティでした。
「ダーク・ウィンド!」
 びゅうううん。
 ちからまかせにたてられたマールのおうちは、しっこくのかぜに、こわされ
てしまいました。

『……ちょっと待て。恐いオオカミさんて俺か?』
 当然でしょ?
『ほほお』
 あ、無駄な事はしないでね。私がいなくなっても物語は勝手に進むんだし。
『……おぼえてろよ』

 はい、申し訳有りません。話を再開します。

 がらがらどっしゃーん。
 とってもおおきなおとをたてて、おうちはこわれましたが、ルーティはひる
まのちからしごとでつかれてておきません。
「わははははは(ぱっくん)」
 あわれルーティも、おおかみさんに、たべられてしまいました。

「くんくんくん、まだいるぞ。こんやは、たいりょうだ」
 そして、おおかみさんは、のこったティーナもたべようとします。
「わんわんわん」
 さすがに、ばんけんのポチが、おおかみさんをみつけて、ほえたてます。
「おい、おれをみのがせば、はれておまえは、じゆうのみだぞ」
 これをきいたポチは、すぐにねむったふりをしました。
「よしよし、これでじゃまものは、いなくなったな」
 おおかみさんは、にやりとわらうと、おうちをこわしにかかりました。
「ダーク・ウィンド!」
 びゅうううん。
 しかし、さすがにレンガでできたおうちは、なかなかこわれません。
「ええい、もういちど。ダーク・ウィンドっ!」
 びゅううううううん。
 でも、やっぱりこわれません。
「はあはあはあ」
 おおかみさんが、つかれていきをはいていると、なんということでしょう。
ティーナがそうおんにおきだして、そとにでてきてしまったのです。
「らっきー。たべちゃうぞお」
「んにゃ? OLHおにいちゃん? どしたの?」
「いや、おおかみなんだけど」
「え? おにいちゃんがおおかみで、ボクをたべるって……もしかして、よば
い?(ぽぽっ)」
「いや、そーじゃなくて……」
「あれ? おねえちゃんたちは?」
「わはははは、それならおれが、たべちゃったぞ」
「そ、そんな……おにいちゃんの……うわきものおおおおおっ!!」
 どごーーーん!!

 そして、わるいおおかみさんは、おほしさまになってしまいましたとさ。
 めでたしめでたし。