「・・・・・・・・」 「理奈さん・・・・最近、元気ないね。」 椅子に腰掛ける理奈に、由綺は声をかけた。 「・・・・・・・・」 「ちょっと前は、あんなに元気だったのに・・・・。大丈夫?」 「私ももう終わりよ・・・・」 「そ、そんなことないよ。」 「終わりよ。こんな事に気付かないなんて・・・」 理奈の瞳からあふれた涙がぽとり、ぽとりと床を濡らす。 「そんなことないよ。理奈ちゃん、十分魅力的だし・・・」 「私は『目立つ』という為だけに、女性としての魅力を捨てたのよ! 目先の事にとら われてね!!」 「・・・・・」 今度は返す言葉を失った由綺が押し黙る。 重苦しい沈黙が二人にのしかかった。 「・・・・時間よ。行くわ。」 「うん・・・・。」 「結局・・・・広瀬ゆかりに、一瞬は勝ったけど・・・私はアイドルでもなんでも無く なってしまった・・・・。ふふっ・・・『試合に勝って、勝負に負けた』って、こうい うことを言うのね・・・・」 自嘲気味に理奈がつぶやく。 「・・・・・・・・・(びしっ!!)」 鏡が割れる音。 由綺の体がびくっと反応する。 理奈の拳が鏡にたたきつけられていた。 「理奈さん・・・・・」 由綺にはもうかける言葉が無かった。 ゆっくりと拳を引く理奈。 つつっと血が流れる。 「行くわ・・・・アフロマスターに従う物のつとめを果たしに・・・・それが脇役でし かなくてもね。それは私が選んでしまった道だから。」 ひびの入った鏡には理奈の姿がバラバラになって写っていた。 アフロになってしまった理奈の姿が。 −−−−−−−−−−−−−−−− てぇことで、理奈がアフロになった後の話です。 こーいうのを「シリアスアフロ」って言うんですかね(笑) さて、私の4票ですが、キャンセルして、すべてTaSさんに委任します。 アフロ化するならしてみやがれこんちくしょう。(笑)