「こんにちは。私の名前はHMX−13Gグレース・セリオ・プロトタイプです。 みなさんは私の事を電芹とお呼びになります。 どうぞよろしく御願いいたします。 今日はメイドロボに義務づけられたメンテナンスの日です。 ということで、試立Leaf学園にあります工作部にやってまいりました。」 「・・・・電芹、誰に話してるんだ?」 「あ、こちらが部長の誠治さんです。誠治さん、こんにちは。」 「・・・・こんにちは。で、誰に話してるんだ?」 「屋上の瑠璃子さんです。(ちりちりちりちり)」 「やめい(汗)」 「さて、ベッドに横になれ。」 「え!?」 「ほら、どうした。とっとと服を脱いでメンテナンス台にあがらんか。」 「服を脱ぐんですか!?」 「・・・脱がないで、どうやってメンテするんだ?」 「いやぁぁぁぁ!やめてくださいっ!まだ父親以外誰にも触れさせたことのないこの肌を 知らない人にさらすなんてできません!」 「・・・(汗)」 「無理矢理するというなら手首を切って自害します!!」 「・・・・切るのはいいけど、ショートさせるなよ。ヒューズ交換、面倒だから。」 「うぐっ・・・・では水の入った洗面器に顔をつけておぼれ死にます!!」 「死ねるか! お前はメイドロボだろっ!!」 「うぅ・・・じゃあ、責任とってくださいね(ぽっ)」 「・・・・そんな台詞、誰に教わった?」 「梓さんが、かおりさんに言われてました。」 「・・・・梓も大変だな。」 「さて、まずはメモリー関係っと・・・・・・げっ(汗)」 「どうしました?」 「『今までとの差分、96%』って・・・お前、最近なに学習したの?(汗)」 「はい?最近はたけるさんや秋山さんからいろいろ教わっているだけですが。」 「・・・・今まで俺が教えてきた基本行動の学習はどこへ・・・・(涙)」 「泣いちゃ駄目です。男は涙を見せぬもの、見せぬもの。ただ明日へと〜明日へと〜えいえ〜んに〜いぃ〜♪だそうです。」 「(こういうことでメモリが埋まっていくのね(号泣))」 「よし、チェック終了。」 「終わりですか?」 「ああ。起きあがって体を少し動かしてみなさい。」 「はーい。では・・・・・(すぅぅぅ)・・・・・ロケットパアンチッ!!!!」 「そんなもん出るか!!」 「え?でないんですか?では・・・・(すぅぅぅ)・・・・(がばっ)ボインミサーイル!!!」 「・・・・どこを間違ったらこんな子に育つんだ(涙)」 「・・・・誠治さん、なにしとんねん(汗)」 「あ、智子さん、こんにちは。」 「電芹ちゃん、誠治さんになにされたん?(汗)」 「私の体のあちこちの具合を確かめて貰いました。」 「具合って・・・(ジト目汗)」 「誤解を招くような発言はやめろおおおおおおおお!!(号泣)」 (C)Sage 1999