私見によるLeafヒロインの寸評とLにおける素性の羅列―1 投稿者:沙留斗

 私見によるLeafヒロインの寸評とLにおける素性の羅列。
 一部ヒロイン外有り。

 文責:佐々木沙留斗

――掲載作品は、雫、痕、ToHeart、WHITE ALBUM、
  こみっく・パーティー、まじかる☆アンティークの順――

 なおLメモについての寸評は、筆者の独断と知識の範疇に置いての評価である
事を付け加えておく。


【雫】

藍原瑞穂(あいはらみずほ)

 Leaf初代犬チック少女且つ眼がねっ子。
 みずぴーなる愛称も持っている。
 香奈子にぞっこんな生徒会書記。レズと勘違いされなかったんだろうか? い
やレズられてたが。(爆)
 案外に芯が強く、厄介な事件にわざわざ首を突っ込んでは犯されまくる辺りは、
ご愁傷様としか言えない。
 栗色の髪に幼い体つき、制服と眼がねが良く似合う子だが、体が華奢な割には
ロリとは扱われていない。やはり犬チックだからであろうか?
 ゲーム内部においては……スミマセン、ヤッテナイのでこれ以上は。(爆)
 だが聞いた話によると、ソフトは優秀らしい。ソフトばかり良くてもハードが
付いてこないと能力は発揮できないと思われるのだが。

 Lメモにおいて、彼女は富みに有名である。
 但し、有名な理由は守護者に有る。蒼き炎の人、岩下信に守護される彼女は、
どうも氏にぞっこんらしい。しかし氏の陰に隠れて当人が目立ってないのは気の
せいではなかろ〜。
 世の中上手くは行かないものである。
 あと本編と同じく生徒会勤めらしいが、風紀委員やら何やらと上はごたついて
いて、やはり埋もれている。
 世の中(以下略)


新城沙織(しんじょうさおり)

 Leaf初代のスポーツ少女。バレーボール部に所属している。
 愛称はさおりん。ゲームの名前にも成っているので有名だろう。
 またLeafに冠たる、栄光のふきふき少女の初代である。
 真っ赤でボリュームある髪を元気一杯に振り乱し、コートの中を駆け巡る姿は、
まさにスポーツ少女である。
 性格もそれに合わせてとにかく元気爆発、おしゃべりで話し上手で、コロコロ
と表情が変わる。暗い主人公祐介とは偉い差である。
 がしかし哀しいかな、作品が作品なだけに泣かされる事が多い。
 この辺りは諦めてもらうしかない。とかいって鋏でぶっすりされてはたまらな
いか。やっていないので良くは知らないが。
 また、裏シナリオでは火の玉スパイク成る必殺技まで持っている。
 ……年齢を偽ってはいないか?

 Lメモでは結構な有名人。まあ初期からいるので相応に名は売れるものだろう、
やはり。
 しかし、最近ではあまり表に出る事はない。その昔は風見氏が萌える人として
付いていたのだが、最近は……
 素材から見ると、埋もれるには惜しい逸材であると、筆者は思うが。
 

月島瑠璃子(つきしまるりこ)

 言わずと知れた、雫のメインヒロイン。
 Leaf電波系少女の初代。真成る意味での電波系は彼女しかいないが。
 愛称はるりるり。何処かの宇宙戦艦のあれではないので注意。
 水色の髪に水色の焦点の合わない瞳。ボーッとしているようで達見している様
で、意味不明な言葉を口ずさむ事の多い、何処からどう切っても謎の少女。
 でも其の真は、兄思いで心優しい女の子。外見で判断してはイケナイ。
 特殊な能力『電波』を操る事が出来、肌を重ねた相手に其の力を分け与える事
が出来る。其の所為で、幼い頃彼女を犯した兄と、瑠璃子が誘った相手、主人公
祐介は電波の力を身に付けた。
 実際のところ、祐介と対した瑠璃子に、恋愛感情は有ったのだろうか?
 其の真意は、瑠璃子本人にしか分からないだろう。そして、彼女は明かさない
かもしれない、ずっと……

 Lメモでは、かなりな有名人。最も兄の暴走と言うおまけも付随して、名が売
れていたのだが。
 しかしその実、結構存在感が曖昧でも有る。キャラの特徴からしてそれが普通
なのかもしれないが。
 彼女に萌える人は結構多い。葛田玖逗夜氏や水野響氏などと、有名所である。
が、当の瑠璃子嬢が其の気になるかは不明。というか、そもそもそういう感情が
発生するのかが不明。
 あと、アフロに成った頃が有るらしく、今でもアフロに成る可能性は…残念な
がら、否定できない。いやはや。


太田香奈子(おおたかなこ)

 言わずと知れた、瑞穂嬢の親友。包帯の人。
 ゲーム冒頭の『セックス』連発のシーンは、本編をやっていない筆者をも知り
得るほどに有名。
 濁った瞳と爪痕の残る顔が、実に印象的である。
 その昔はまともな人だったらしいが、月島兄に惚れたのが運の尽き。
 電波の実験台として精神を徹底的に破壊され、月島兄の尖兵としてゾンビの如
く操られていた。
 自らの預かり知らぬままに主人公祐介と肌を重ね、親友である瑞穂をその手に
かけて犯した。
 ある意味、一番の被害者と言えるかもしれない。
 結局、最後には瑞穂嬢の愛(?)により、電波の支配を逃れる事が出来た。
 この後の彼女が立ち直れたかは……リーフファイト97を見れば分かる。
 一応ハッピーといえるであろうか。

 Lメモにおいては、壊れた香奈子嬢はあまり出てこない。当り前と言えるが。
 代わりに、月島兄の側近であった頃のマトモな彼女が良く出てくる。
 可もなく不可もなく…君臨するだけの月島兄に変わり、実質の行動を一手に担
っている。
 もっとも、Rune氏辺りと漫才をする事が多いのだが。


【痕】

柏木梓(かしわぎあずさ)

 Leafスポーツ少女その2で、高校に通う、陸上部員である。
 柏木四姉妹の次女。前世の名前はアズエルと言う。作中には名前しか出ないが。
 短い髪にカチェーシャを付け、普段着にはパンツルックと言う動きやすい服を
好み、性格もそれに似通うように、竹を割ったよう。
 勝ち気で負けず嫌い、責任感の強いしっかり者で、曲がった事が大嫌いである。
 また、料理がすこぶる上手で内面は結構脆いという、女の子らしい一面もある。
 ただ、『短気』『単純』『暴力的』と言う三大神器が、彼女の好意点を綺麗さ
っぱり打ち消しているのだ。
 また四姉妹中で一番胸が大きい。公証記録では千鶴女史より9cm増し。
 だが、ファン人気は一番低い。やはり胸の大きさより、性格とルックスか?
 その代わりかは知らないは、日吉かおり嬢に追い掛け回される毎日を送ってい
る。どうやらもうお手つきにもなったようだ。合掌。
 また希に「〜カニ」とか言うかに語を使う。何処から仕入れたんだろうか、こ
んな言葉。
 もっとも、作品が作品なだけに、散々な眼に有っていたが。
 得体の知れない男のエスコートで、無理矢理に耕一とやらされていた。とんだ
処女の散らし方をしたものだ。(実も蓋も無し)
 せめてもの救いは、好きな耕一が相手だったと言う事だろうか。

 Lメモでは有史以来の有名人。過去においては『爪の塔』とか言う機関で綾香
やRune氏、久々野彰氏、ハイドラント氏とともに学んだ仲だと言う。
 ただ間違えてもらっては困るが、梓嬢は魔術士ではない。詳しくは不明だが。
 また過去においてはその久々野氏と良い仲になり掛けていたが……現時点で久
々野氏はLeaf学園から去っている。
 代わりに、最近ではエルクウ同盟が一、ジャック・イン・アズエル、秋山登氏
にぞっこん惚れられている。もっともその熱き拳でぶん殴られたいが為に付きま
とっているらしいが。
 またかおり嬢も本編同様に付きまとってくる。
 梓嬢の周りにはこういう、身体目的の輩しか集まらないのだろうか?


柏木楓(かしわぎかえで)

 Leaf系最高の称号、ふきふきの2代目。ふきふきといえば楓嬢と言うくら
いに有名。また猫耳とブルマァが似合う事でも富みに知れている。
 またLeaf無口系の初代でも有る、柏木四姉妹の三女。過去の名前はエディ
フェルと言う。
 おかっぱ頭に暗い表情、とても物静かでまるで日本人形のような彼女は、一言
で言い表せられる。『美少女』と。
 無口で大人しく、他の姉や妹に隠れて普段はあまり目立たないが、結構お茶目
だったり、食事の速度が異常に速かったりと、意外と侮れない面が多い。
 また前世のエディフェルの頃の記憶を其の侭持ちあわせていて、その中に出て
くる最愛の人、次郎衛門の生まれかわりの主人公耕一の事を密かに思っている。
 そういえばLF97では、そのエディフェルを呼び出していたりした。あれは
幽霊か否か? 其れともスタンドか。
 言い忘れたが、体型はかなり幼い。表情は年齢相応と言えなくもないが、体つ
きはかなり未成熟である。下手をしたら初音嬢と変わらないほどに。
 また、エッチのときは中出しするか外に出すかを選択できる。(爆)
 此所で中に出さないと、ふきふきのシーンが見れないので注意。楓嬢萌えは中
出しに限る。(核爆) ビバふきふき。

 Lメモでは、まず知らない人はいないだろう。先代のキング・オブ・エディフ
ェル、西山英志氏の萌キャラであり、現KOEの風見ひなた氏に守護されている。
 特に西山氏とは結構良い感じであり、氏の『楓ぇぇぇぇぇぇっ!!!』と言う台
詞も共に有名。しかし当の楓嬢は言うほどに目立っては居ない。ぉぃぉぃ。
 また西山氏や風見氏だけではなく、XY−MEN氏にも惚れられているという、
結構な人気者である。
 ま、可愛いから当り前、と言えるが。
 ただ其処に居てお茶を飲む、と言う使い方も出来たりと、ちょい役では扱いやす
いかもしれない。
 が、それに甘んじさせては、彼女の魅力を殺す事になる。注意。


柏木千鶴(かしわぎちづる)

 言わずと知れた、痕のメインヒロイン。柏木四姉妹の長女。
 Leaf系黒髪ロングの初代でも有り、偽善者チックの初代でも有る。
 前世名はリズエル。こちらもやはり、名前だけしか出ない。どんな人だったの
だろうか。
 黒く長い髪にシャギーが入り、温和な表情と優雅な物腰。優しくも強い、鶴来
屋の会長と言う要職に就く、優麗な女性。
 その反面、どじでおっちょこちょいで、料理がへたくそ。胸の事でからかわれ
ては梓と喧嘩する、何処か子供っぽい人でも有る。特に料理は傍迷惑で、怪しげ
なキノコを使って柏木家を混乱の渦中に叩き込んだ事も有る。
 当人は偽善者チックな笑みで誤魔化してたが。
 しかし其の本性は、柏木家に代々伝わる忌まわしい血を守り、時には裁く、鬼。
 人を超える力と素早さ、そして生命をたやすく切り裂く爪。伝説に伝わる、雨
月山の鬼の力を駆る、女狩人である。
 彼女は、血に負け暴走した鬼を狩り、容赦なく殺す。例え身内で有っても。
 自らの心に傷を増やしながら。偽善者チックな一面は、それを覆い隠す仮面だ
ったのかもしれない。もっとも、其の傷も耕一によって癒されたが。
 そう言えば、御歳23歳で操を守り続けていたのにはびっくりだった。(爆)
 しかもその割にはテクニシャンであったし。(核爆)
 あと、中に2回も出して、出来ちゃったらどうするのであろうか?
 もしやそれが狙いだったのか? 意見求む。

 Lメモでは、押しも押されもしない有名人。ヒロインと言っても良い。
 校長であり第一(二?)保健室の女医であり、女子高校生でもあり放送部の部長
でもあり。はたまた、ウェディングリズエルとか言う魔法少女でも有る。
 また、彼女の作る料理も共に有名で、千鶴料理=L学最凶の毒と言う構図すら
ある。本編は其処までのものではなかった筈だが?
 当の本人は、耕一先生にラブラブぞっこんで、しかもかなり暴走気味。誰か止
めろと言いたくても、Lメモ最強の彼女をどう止められるか。
 しかし、そんな彼女に好意を持つ人が居る。クイーン・ザ・リズエルの称号を
持つ、エルクゥ同盟のリーダー、そんな肩書きなど不用の、L学のサイボーグ。
 ジン・ジャザム氏が千鶴嬢にぞっこん惚れ込み、逆に顎で使われている感が有
る。此れは幸せなのか、否なのか? 惚れた弱みというべきか。
 それを置いても、千鶴嬢は完璧にL学の世界に溶け込んでいて、最早彼女無し
にはLメモは語れないと言っても過言ではないほどである。
 まさに最強のLeafキャラと言える。

柏木初音(かしわぎはつね)

 痕の、正真正銘のろりっこ。またLeaf触覚持ちの初代。鋭い一本槍である。
 犬チック2代目としても有名であろう。
 一見するとまるで小学生であるが、れっきとした高校生。でも必殺の『天使の
微笑み』は、とても高校生だとは思えないほどに愛くるしい。
 柏木四姉妹の末っ子で、過去の名前はリネット。昔はヨークを駆る重要な人だ
ったらしい。其のヨークは、今でもお願いをしたら空爆を行ってくれる。初音嬢
は怒らせない方が無難やもしれない。
 栗色(?)のボリュームある髪の、頂点がぴょこんと立っていて、見ているだ
けでほんわかとなる優しい笑顔に、抱きしめると折れてしまいそうに華奢な体躯。
 口調は少々舌っ足らず。性格もおっとり穏やか、優しく控えめ、加えてちょっ
と甘えん坊。まさに理想の妹と言える。
 こんな子にお兄ちゃんと呼んでもらえる耕一は、果報者以外の何者であろうか。
 でもセイカクハンテンキノコを食べると、一気に豹変。
 口調もガラも素行も悪い、まさに悪の初音へとチェンジする。元が良い子だけ
にこのギャップは凄まじいものが有る。
 でもやはり、可愛い事にはいささかの陰りも見せはしない。う〜む。
 そういえば、幼い顔をして結構エッチだった。(爆)
 一体どうしてああなったのだろうか。
 耕一が買ってきたエロ本の影響か? それとも雫のせいか?

 Lメモでは、古きから居る事も有って知名度は高い。ただ、それに比して出番
が多いかと言えば疑問符が浮かびかねない。
 ただ、リネット・エース、ゆき氏に見守られていると言う設定が有る為、その
絡みでの出番は作りやすい。
 逆に言えば、それ以外ではどう出して良いかが難しい。何せ良い子過ぎるもの
だから。
 彼女の活かし方には作家の腕が問われるのではないだろうか。


相田響子(あいだきょうこ)

 某女性雑誌のルポライター。社会人その一。
 やられ役その一と言った方が正しいか?(ひでぇ)
 キツイ性格にきつい容貌。記者らしくフットワークの良さそうな服装に、カメ
ラを携帯しているのが普段の姿。とか言ってもそれ以外の服装は出てきはしない。
 痕の中では千鶴女史の取材にやってきたと言う事も有り、柏木家の周りをうろ
つく事が多かった。のだが。
 やってきた時期が悪かった。厄介な事件の取材を命じられ、思うが侭に行動し
ていたら、犯人にとっつかまって。
 以下合掌、である。
 あのあと立ち直れたのか否かがちょっと気になるが、せんの無い事か?

 Lメモでは、千鶴さんと対になる、第二(一?)保健室の校医。何処をどう取っ
たら記者が保健室の先生になるんだか。
 この辺りのアクロバティックな所が、実にLメモらしいと言える。
 出番はまぁ…本編よりはかなり良い役目、といって置こう。
 使い方次第では、かなり活きてくるキャラでは有る。


小出由美子(こいでゆみこ)

 耕一の学友。痕の眼がねっ子要員。
 でもヤラレ役その2。可哀相に。
 セミロングに眼がね、何処か子悪魔的な容姿で、文学少女。性格も何処か子悪
魔チックで、憎めない。
 設定的にはヒロイン級になれたかもしれ無いが、如何せん。柏木四姉妹よりパ
ンチはなかった。
 結局、鬼の事を探っていたのと、事件の渦中の旅先で耕一と会ってしまったの
が運の尽き。犯人にとっ捕まって、散々にいただかれてしまった。
 運が無いにもほどがあるかもしれない。
 せめて社会復帰が出来た様、祈るばかりである。

 L学では、存在が未知。
 そもそも居るのかどうかもよくわからないと言う始末。
 あっちでもこっちでも運の無い女性である。


日吉かおり(ひよしかおり)

 梓の後輩で、陸上部のマネージャ。その正体は、生っ粋のレズビアン。
 梓にラブラブぞっこんで、好きあらばその肢体を我が物にしようと画策してい
る、食虫花。
 その実、ヤラレ役その3だと言うから、いやはや。
 男性不信なのか、男を見る眼には悪意が篭り、特に梓との中を邪魔してくる耕
一には殺意すら篭る。
 しかし、耕一を顔を合わせたのがケチの付き始め。
 帰り道で犯人に襲われ、散散に汚されてしまった。その最中でも梓の名前を呼
んでいたのだから、筋金入りと言えよう。
 しかし、リーフファイトでは元気な姿を見せていたので、あのあとは立ち直っ
た模様。それを良かったと取るか悪かったと取るかは、梓次第か。

 Lメモでは、案外名が知れている。
 ブラック・カオリの名を継ぐ、まさた氏に守護されていると言うが、そっちは
有名ではない。本編と同じく梓萌な彼女だが、天敵が居るのだ。
 同じく梓萌なSS使い、秋山登氏と言う。
 この2人の掛け合いとバトルが、実に良い味を出しているのだ。
 もっとも、巻き込まれる梓嬢に問ってはたまったものではなかろうが。
 少なくとも、何気なく梓嬢の周りにうろついてい、と言う使い方や、秋山氏と
ドンパチやっていると言う使い方は、出来る。
 但し、それに傾倒しきっては、ただの資産の食いつぶしに成るので注意。


【ToHeart】

HMX−12(通称:マルチ)

 THのロリ要員にしてメイドロボ。正式名称は、ハウスメイド試作型12。
 Leaf栄光のふきふき3代目を継ぎ、知名度の高さはLeaf作品中最大と
言えるくらいに、有名である。
 緑色の髪、特徴的な耳カバー、幼い笑顔に、小さいボディー。元気一杯だが頗
るどじで、とても多感で良く泣き、笑う。でも誰よりも心優しく、人間や動物が
大好き。誰よりも純粋で純真な、純白の女の子。理想系と言える。
 ただ犬の向って話し掛けるのはどうかと思われる。そもそも、本当に会話は成
り立っていたのか? 犬言語解読ソフトでも搭載しているのだろうか。
 外見年齢は12歳程度だそうで、生れてからでは1週間と経たない、殆ど赤子。
 身体能力(?)も、ロボットでありながら限りなく普通の女の子に近い。
 マルチを見れば、彼女を『育てた』長瀬氏以下、開発チームの愛が見て取れる。
 もっとも其の最愛の娘も、浩之にしっかりゲットされてしまったが。
 彼女と浩之の恋は、一種のタブーである。人とロボットが真に愛し合えるか。
その先に待つ未来に救いは有るか。これは、答えのでない難しい命題であろう。
 あと、PC版ではちゃんと出来ていた。(爆) わざわざ其処まで作り込んだ長
瀬氏達には脱帽物である。だからと言って躊躇いもせずに中出しした浩之はどう
かと思うが。しかも『綺麗な水』、別名『アクアシャワー』放射装置付き。(爆)
 一体何を考えている、長瀬氏達は。其れを発動させた浩之もだが。

 Lメモでも超が付くほどの有名人。流石と言えるだろう。
 ただ、有名のなり方が特殊である。楓嬢と同じく、ぶっ壊れたほどに萌えてい
る人が付いている為だ。
 言わずと知れた、ジャッジリーダ。セリス氏である。
 マルチにラブラブぞっこんで、常にマルチの側に有り、マルチを害するものを
徹底的に排除するその姿は、尊敬に値する、やも知れない。
 ただ、マルチの方は『ただのお掃除仲間』程度にしか思ってない様に見えるが?
 あとその昔はゆき氏も彼女に萌えていた。今はどうなのだろうか?
 作品的には、ただそれだけで終わらせる様では、SS使いのおまけにしかなら
ない嫌いが感じられる。
 潜在能力が高いのだから、もっと別な活かし方が有るのではないだろうか。


神岸あかり(かみぎしあかり)

 THのメインヒロインにして、主人公浩之の幼なじみ。
 犬チックの3代目で克つ、自他共に認める熊好き。但し本物の熊はあかりが思
うん百倍も可愛くない。少なくとも抱き着いたら絞め殺されるゆえ注意。
 赤い髪を、当初はお下げにして、後半はリボンをカチェーシャの様に結ぶ。体
型は可も不可もなく。
 いじめられやすい割に結構お茶目で、押しが弱いかと思えば心がかなり強かっ
たり。優しく思いやりが有り、ほのかに浩之を思っているが、全面にそれを押し
出す事が出来ない。
 料理を作るのが好きで、腕前も良く、家事掃除の手際がよいがが、何処かとろ
くさい。性格、姿、何処を取っても目立つほどの特徴は無い。
 が、それがむしろ特徴ですらある。まさに『幼なじみ』である。
 本編中でもその役目をおい、常に浩之の側に居る。例え浩之が他の女の子にう
つつをぬかして居ても。それで良いのか? 浩之。
 まあ其の分、あかり嬢のシナリオでは気合いが入っていたが。
 しかし……エッチシーンではかなりあれな感じだった。
 一回目は見事に失敗。しかもそれを恥じた浩之があかりを邪険に扱っている。
 が、再度の時はそれとは対照的にかなり燃えていらした。シナリオ次第だが、
立て続けに2回をこなしていたし。若いモノだ。

 Lメモでは、かなり異色なキャラに仕上がっている、そう、千鶴女史に互する
やもしれないくらいに。
 本編と同様に優しい幼なじみな時も有れば、みずからを勇者と名乗り包丁を振
りかざし暴れる時も有り。にっこりと笑いつつ浩之の浮気に凄まじく怒ったり、
容赦ない毒舌で辺りに恐怖を撒き散らしたりと、まるで別人である。
 えてしてそういう物だと理解しているが、ギャップの大きさに筆者はいまだ驚
いている。
 この辺りもLメモのLメモたる由縁であろうか。
 もっとも、最近ではそういう壊れたあかり嬢は出てこない。ちと淋しい。
 そう言えば、彼女に萌えていると言う人をあまり聞かないが?


来栖川綾香(くるすがわあやか)

 エクストリームの王者にして、来栖川財閥のご令嬢。芹香嬢の妹である。
 長く蒼い髪を振り乱し、格闘技で鍛えた張りのある身体を躍動させ、美しくも
子悪魔的な表情で見るものを魅了する。かと思えば世話好きな面が有ったり世間
ずれしていたり、反面、鋭いほどに芯や志がしっかりしている。
 一般的に言うお嬢様、と言う枠をぶち壊して自由奔放に飛び回る。つかみ所の
無いその姿は、まるで猫かなにかのようだ。性格も何処か猫っぽい。
 自らの信念で危険な格闘技、エクストリームの世界に飛び込み、その中で頂点
を極めるなど、格闘家としての力と気概も超一流。天は2物を与えるらしい。
 そんな綾香では有るが、姉には弱く、また色恋沙汰にはとんと疎い。
 特に他人の事は良く見えるようだが、自分の事にはあまり眼が向かない様子。
 もしかしたら、それも彼女のポーズであり、あえて逸らかしているのかもしれ
ないが。
 子悪魔と言う言葉が良く似合う女性である。
 彼女のシナリオはPS版にしかなく、PC版ではちょい役で終わっている。
 しかし、PC版には専用のエッチシーンだけ、有るには有った。
 もしPC版にシナリオが有ったら、一体どうなっていたのだろうか。

 Lメモでは、かなり名が知れ渡っている。過去においては梓嬢と同様に、『爪
の塔』なる機関で修業を行っていた。彼女も魔術士ではない。が、魔術の力で自
らの肉体を強化する、と言う能力が有ったらしい。詳しくは不明。
 また、交友関係でも特出するものが有る。
 格闘技部に所属し、葵嬢や坂下嬢と腕を磨きあい、知人関係ではハイドラント
氏に惚れられて付きまとわれ、同じように悠朔氏にも寄られている。
 彼女にとっては2人ともただの友人であるらしいが。
 交友関係は結構広いが、しっかりしているので、絡んだ時の使い方で困る事は
ない。
 また綾香嬢のキャラの立ち方もきっちりと確定されているので、Leafキャ
ラの中では使いやすい方であろう。
 ただ、活かしきるには相応の実力が必要となるのだが。


来栖川芹香(くるすがわせりか)

 来栖川財閥の令嬢。生っ粋のお嬢様。綾香の姉でも有る。
 黒髪ロングの2代目でもあり、無口系の2代目。
 また魔術がお好きであり、オカルト研に所属している。
 黒く、ウェーブのかかった髪の毛、ポーっとして焦点の合わない瞳。整った顔
立ち。外見よりもずっと均整の取れたプロポーション。世間ずれした性格と、極
端なほどの無口。
 体型はともかく、綾香とはまた違ったお嬢様らしくないお嬢様である。
 でも物腰を見る限りでは品の良さがにじみ出ているので、やっぱりお嬢様か。
 幼い頃の教育のせいらしいのだが、感情を表に出す事が殆ど無く、コミュニケ
ーションも表情の微妙な差異と、極小さな声。そして『コクコク』『フルフル』
等の僅かなジェスチャーによる。
 特に表情は慣れ親しんだもの以外には読み取る事はまず不可能。
 この辺りを克服できるかが、芹香嬢と仲良くなれるか否かの重要な点となる。
 また魔術に対しての造詣がかなり深く、実際に黒魔術を行使する事も出来る。
 もっとも、その程度は押して計るべしである。媚薬は本物だったが。
 あと、お嬢様な割には結構いろんなテクニックを知ってたりする。
 一体何処からそういう知識を仕入れたんだか。
 先っぽで先っぽを刺激するなんて。(爆)
 PS版では指先で血を舐め合ってたが、此れもある意味エロチックである。
 やるな、お嬢様。

 Lメモでは、比較的著名な方。オカルト研究会がらみで人気と知名度が売れて
いる。しかし、所属してしまってからはそれ以外の立場があまり書かれなくなっ
てしまった。埋もれてしまったのだ。
 また、彼女を語るには欠かせない黒猫、Lメモではエーデルハイドだが…
 その設定者たる智波氏がLから離脱してしまった。此れは少し痛い気がする。
 芹香嬢は、間違いなくL学には居るのだが、その存在が言うほど目立たない。
 元から目立たない人だと言えばそうではあるが。
 案外に扱いが難しい人である。