Lメモ「VSアフロ! 家政婦…じゃなかったアイドルは見た(以下略)!!」 投稿者:佐藤 昌斗
 ―夕暮れ時の月島家。
 そこで、彼―月島拓也は、最愛にして唯一の家族である、妹―月島瑠璃子と、
とある家族の会話をした。


「やあ、瑠璃子。何を聴いているんだい?」
 拓也は、瑠璃子がヘッドフォンで音楽を聴いているのを見かけて、そう尋ねた。
「歌だよ」
 瑠璃子は、拓也の問いにヘッドフォンを外しながら、何処か焦点のずれた瞳で
拓也の方を見て応えた。
「歌…?」
「うん。とってもいい歌なの」
「歌って、誰の歌なんだい?」
「理奈ちゃん…だよ、お兄ちゃん」 
「理奈って…緒方理奈先生かい?」
「うん。そうだよ」
「瑠璃子は…理奈先生が好きなのかい?」
「うん」
「そうか、好きか」


「…と、言うわけだ、ルリコ」
 その翌日、拓也は、試立Leaf学園の某所にある暗躍生徒会の生徒会室に来
るなり、いきなりそう言った。
「…えっ?」
 突然の拓也の台詞に、生徒会室にいるメンバー全員はあっけにとられていた。
「だから、彼女を―緒方理奈を、アフロ同盟の完全なる顧問にするんだ、ルリコ」
 拓也は、少しむっとした様にもう一度、暗躍生徒会のメンバーに説明した。
 そう、今日の活動内容を―すなわち、緒方理奈アフロ同盟加入指令である。
「まあ、自分は了解したぜ。なんか、かなりの騒動が期待できそうだし…な」
 そう言って、暗躍メンバーの一人、一年生男子のRuneは、ニヤリと笑いな
がら、賛成した。
「私は、もちろん反対しません」
 と、同メンバー二年女子、太田香奈子も賛成する。
「ふうっ…。僕も、異存は特にないよ」
 ちらりと、香奈子の方を横目で見ながらそう応えたのは、同メンバーの三年男
子、健やかであった。
「あの…僕は…」
 以下、発言権が認められていないので、省略する。
「そんな! 僕は顧問なのに…」
「なんで、僕まで! こんなのは、正義じゃないぞ!!」
「オレ…イヤ、良イ…」
 以下扱いされて騒ぐ残りのメンバー、七瀬彰・Hi−wait・メタオ達。
 彼等が騒ぎ出したのを見て、それを宥める健やかと、皮肉を言い挑発するRu
ne。そして、飽きれた様子の香奈子。こめかみをひくひくさせている、拓也。
 まあ、いつもの暗躍生徒会の風景がそこにあった。
 …と、そんな喧騒で包まれた、暗躍生徒会室の一幕を、偶然目撃した人影があ
ったりした。
(大変…理奈ちゃんが…理奈ちゃんが狙われてる?! し、知らせなきゃ!!)
 その人影は、”偶然”この場所に来てしまい、”偶然”暗躍の陰謀を聴いてし
まったのだった。
 そして、聴いたその内容は、その人影の知人に関係がある…こうしてはいられ
ない! そう思い、人影はこの場を急ぎ足で去って行った…っと思ったら、曲が
り角で掃除用具入れに頭をぶつけ気絶した…。

 教訓:前はよく見て歩きましょう。



 LメモVSアフロ「家政婦…じゃなかった、アイドルは見た! 暗躍が企む陰
謀とアフロの謎!! でも、私が当事者じゃなくてちょっと安心、てへっ☆な放
課後の事件簿!!!!」



「…と、言うわけなの。どうしよう? 冬弥くん!」
「…はっ? 由綺、頼むから、もう少しゆっくり話してくれ。何言ってるんだか、
解らないよ」
 ここ、Leaf学園の職員室で、先ほどの人影こと、教師森川由綺は、同期で
ある、同じく教師の藤井冬弥に、先ほど暗躍で”偶然”聴いた話をしたのだが…
どうやら、慌てて言った為に早すぎたらしく、苦笑い交じりに、冬弥に再度の説
明を頼まれてしまったのだった。
「えっ?! …うん。あのね、冬弥くん。暗躍生徒会は知ってるでしょう?」
「ああっ! あの迷惑な生徒会だろ? そう言えば…彰が顧問だかなんだか、だ
ったっけ」
「うん。その暗躍が…どうやら、アフロを、理奈ちゃんにしようとしてるみたい
なの!」
「えっ?! アフロを理奈ちゃんに!? で、いつ訊いたんだそれ? 早く教え
てあげないと!」
 微妙に違ったりするが…由綺の剣幕に押されたのか、天然なのか、冬弥は驚き
の表情で疑問に思わず、そう応える。
「えっと…2時間…くらい前…かな?」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
 ちょっと考えて、照れた様にそう言う、由綺に冬弥は一言…。
「…駄目じゃん」
 と、言うしかなかった言う…。とってんぱらりんのぷう。



 LメモVSアフロ「家政婦…じゃなかった、アイドルは見た! 暗躍が企む陰
謀とアフロの謎!! でも、私が当事者じゃなくてちょっと安心、てへっ☆な放
課後の事件簿!!!!」 

                                  ―完―



「って、終わってどうする!! 取り合えず、理奈ちゃんを探そう!! 行くぞ、
由綺」
「う、うん」
 そう言って、二人は職員室を後にした…もう時間は結構経っているが。




―由綺が職員室に行く、1時間前。


 ところ変わって、ここはアフロ同盟の部室。アフロに満ちた空間である。それ
以外説明できない―否、出来てもしない。何故なら、アフロだから。
「OH! なにかヒドイこと言われてマースね〜」
 と、靴墨を顔に塗りたくり、サングラスで武装烈火! なアフロ事…じゃなか
った、一年生男子兼、アフロ…でもない、このアフロの巣窟の主(ぬし)事、ア
フロますたぁアフロは…じゃない、TaSは、サンバのリズムでダンシングしつ
つ、そう呟いていたアフロ。
 この巣窟には、今日も今日とて集まった、暇人なアフロ…じゃない、同盟のメ
ンバー引く事の1が集結していた。
 ちなみに、引く事の1とは、停学をくらった二年生男子、盗撮マニアでシャッ
ターチャーンス! 事デコイである。
「で、マスター。理奈先生を引き込んで、どうするんですか? これから」
 と、メンバーの1アフロである、一年生男子Yinは、なんか、だれだれムー
ドで投げやりに、そうTaSに訊いて見るだけ訊いて見た。
「HAHAHA! 私のするコトにイミを求めるのは…ナンセンスデ〜ス♪」
 と、いつの間にか、マラカスまで振りだして、そろそろヒートアップも最高潮
な、TaSが、事もなげにあっさりくっきりさっぱりきっぱり応える。
「ああっ、そうですか〜」
 やっぱりおざなりに応える、Yin。
 何故Yinが、TaSに対してここまでおざなりに対応しているかと言えば、
それには深くて浅い分けがある。
 まだ、Yinはこの同盟に入って(入れられて、とも言う)、それ程時が経っ
ていない。だが、彼はとても僅かしかこの同盟に居たとは思えない程、数多くの
出来事―それもろくでも無い事―に付き合わされており、いつの間にやら、Ta
Sと言うアフロ…じゃない、人物を大体理解してしまったのである。
 だからして、大体言う事が解っていたからこそ、ああ言う態度に出ている…の
だが、
(あの人は、底が見えないところがあるからなあ…)
 時々垣間見える、TaSの行動にこう思ってしまい、無駄だろうと思いつつも、
つい訊いてしまう、と言う理由だ。
 ちらりとTaSに視線を送ってみると…TaSは、のんきにエキサイティング
に、何時の間にかマラカスからフラフープに変えて踊っていた。ちなみに、1秒に
百回は回転させる腰使いだ。
「HAHAHA!!」
(…俺の思い過ごしかな…こりゃ)
 暫し見ていたが、TaSのいつもの行動に考え直し、Yinは視線をTaSか
ら戻した。Yinが視線を外すのを感じ、ニヤリとTaSが笑っていたりするが、
それはまあ、ご愛嬌である…多分。
 一方、そんな中でこの中で唯一の女性同盟員であり、実は兄の企みの一因であ
ったりする瑠璃子は、一人同盟室の隅に立ち、電波の受信に勤しんでいた。
 その傍らでは、二年男子で一番新しい同盟員であるとーるが、まるで姫に仕え
る従者か騎士の如く控えていたりするが…まあ、いつもの事だ。
 何故、いつもの屋上ではなく、瑠璃子がここで電波の受信をしているのかと言
えば、それにはちゃんと分けがある…らしい。まあ、詳しくは解らないが、何で
も、
「不思議な電波が来るの。とても不思議なんだよ」
 と、相変わらず童女の様な笑みを浮かべ、瑠璃子はそう言ったらしい。それを
聴いた全員は、
「まあ、アフロの巣窟だしな」
 口々にそう言い、納得したとかしなかったとか。まあ、余談である。
 と、そんな、いつものアフロな風景が繰り広げられていた同盟に、ある来訪者
が、訪れ様としていた。
「ここね…」
 その来訪者”達”は、扉の前に立つと不適な笑みを浮かべ、扉をノックした。
 暫し待ち、
「ドウゾ〜♪」
 と、陽気な声が聞こえて来ると、一度お互いの顔を見合わせ頷きあってから…
扉を開いた…。



 ―現在。

「冬弥くん…見つからないね」
「…ああっ。ふぅ…考えたらこの学園、広すぎるんだよな…」
 あれから冬弥と由綺は、理奈を探してあちこちと学園の施設を回ったが…見つ
ける事が出来ないでいた。
「うん…ごめんね。私がもう少し早く知らせていれば…」
 そう言い、申し訳なさそうに俯く由綺。
「なに言ってんだよ。由綺が教えてくれなきゃ、誰も知らないままだったじゃな
いか」
 それを見て、冬弥は励ます様に由綺に言った。冬弥の台詞に顔を上げ、由綺は
冬弥を見つめた。そして、呟く様に、
「冬弥くん…」
 名前を呼ぶ。そして、それに応える様に、
「由綺…」
 冬弥もまた、名前を呼んだ。
 その時、二人の間には間違い無くお互いの存在しかなかった…そんな場合では
ない気がするが。
 と、そんな時。

 キューンキューン キューンキューン♪
 私の彼はズラアフロ〜♪

「…?」
「??」

 以下略。

「「がくぅ〜っ!!」」
 二人は、それを聴き、盛大にこけた。息の合った絶妙のタイミングだ。これな
らお笑いで行けそうだ。たまたま目撃していた緒方英二も太鼓判を押した。
目指せ、お笑いの星だ。
「な、なんだ今の…?」
「う〜ん…あっ! 冬弥くん!!」
 何とか体を起こしつつ、何かに気がついた様に言う由綺の視線を冬弥は、手繰
って見た。するとそこには…。
「理奈ちゃん!!」
 そう。そこには、二人が探していた緒方理奈が、窓から見える中庭で、何やら
大掛かりな舞台の上で、誰かと話しているところだった。
「由綺! 行こう!!」
「うん!!」
 二人は、急ぎ中庭へと向かった。
 …しかし、窓から見える舞台はかなり大掛かりである。これに気が付かなかっ
たあの二人は一体…。



 さて、ところ変わって、こちらは例の舞台である。ここでは、暗躍生徒会員が、
せっせと舞台の最終チェックを行っていた。
「ナ、何デオレ達ガコンナ事ヲ…」
「ぼ、僕は一応だけど顧問だよ、顧問…」
「正義じゃない! こんなのは絶対正義じゃない!!」
 口々に文句を言う、彼等に香奈子の激が飛ぶ。
「こら! そこ!! 話してる暇があれば、手を動かす!!」
「OH〜。ご苦労様デース!」
 そんな様子を見て、タマダンスを踊りながらTaSが誠意の感じられない労い
の言葉を言う。
「良いのですか? 私達同盟の宣伝にライブなんて…」
 とーるが、舞台を見ながらTaSに言う。しかし、予想通りと言うか、
「OKOK! 問題はアリマセ〜ン!!」
 あっさり問題無しと応えるTaS。
「とーるさん、無駄ですよ。あの人は面白そうなら、それで良いんですから…」
 まだ、何かを言おうとするとーるに、溜息を吐きながらYinが言う。そう言
うYinの姿は、俺も昔は…と、口以上に多くを語っていた。
「…はあっ。解りました」
「よし! 完成!!」
 と、とーるが言ったのと同時に、そんな声が聞こえて来た。
「じゃあ、早速始めましょう!! 理奈先生、お願いします。さあ、あなた達も
用意して」
 香奈子の言葉に、舞台に照明が点り、曲が流れ出した。
「さあ、理奈先生! 思う存分歌ってください!」
「ええ、解ったわ」
 教師の時の服ではなく、いつも舞台で―仕事で使う服に着替えた理奈が、自信
と決意に満ちた瞳で、真っ直ぐと舞台を見ながら応える。そして、一歩、一歩と、
まるで何かを確かめるかの様にゆっくりと舞台中央へと歩き出す。
 そして、舞台中央に理奈が来た時、白いタキシードで見を固めたアフロ同盟の
メンバーが、バックコーラスとして現れた。
 そして、歌が始まる…と、丁度その時。
「待った!! 理奈ちゃん待つんだ!!」
「理奈ちゃん!!」
 まるでタイミングを計ったかの様に、冬弥と由綺が現れたのだった。
「冬弥君! それに由綺?!」
「理奈ちゃん! これは暗躍生徒会の陰謀なんだ!! 君は何かに利用されよう
としているんだ!」
「そうよ! 理奈ちゃん!!」
「…………」
「…………」
 冬弥と由綺の登場に、誰も言葉も無く、押し黙った。
「…理奈ちゃん?」
 何故か黙ったまま、こちらを見ている理奈に、冬弥は訝しんで声をかける。
だが、何故か冬弥の言葉には応えず、理奈はまだこちらを凝視したまま沈黙を続
ける。
「理奈ちゃん…あのね、私聴いてしまったの…。これは本当の事なの…。だから
…」 
 そんな理奈の姿に、よほどショックだったのかと思い、由綺が慰めの言葉をか
けようと、何とか言葉を続け様とする由綺。しかしその時、ようやく理奈が口を
開き、
「…冬弥君、由綺」
「何? 理奈ちゃん」
「あなた達…その…」
「その…?」
「頭…どうしたの?」
「…頭??」
 疑問に思い、そっと自分達の頭に手を持って行く二人。そして、手が頭に触れ
たその時…。
「「えっ?」」
 二人は思わず、そう呟いていた。
 手を持っていた先にあったのは、何時もの、すでに慣れ親しんだ感触ではなく、
初めて経験する感触だった。そう、いつもなら自分の頭の形が感じられるはずが、
ただこんもりとした触感。そして、円形に揃えられた、うねる髪…。
 二人の頭にあったのは…それはもう見事なアフロであった…。
「OH! 忘れてイマシタ!! 今日は、アフロの繁殖日ダッタデ〜ス!! こ
の日は、キチンと管理しないと、アッという間に、溢れてシマウンデシタ〜」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「………マジ?」
 静寂の中、ただTaSだけが何時までも笑っていた…。





 ―翌日。

(浩之ちゃん、昨日はちゃんと遅れずに学園に行けたかな?)
 昨日は風邪で学校を休んでしまった、神岸あかりは、こんな事を考えながら、
寝坊気味の幼馴染である、藤田浩之を起こす為に、足取りも軽く彼の家へと道を
歩いていた。
 ほど無くして、家の前に来ると、もはやお決まりとなった、幼馴染の名前を呼
びながらのチャイムを押す。
「浩之ちゃ〜ん! もうそろそろ出ないと遅刻するよ〜っ!」
 暫し待ち、二度目のチャイムを押そうとしたその時、
「起きてるって! いい加減、大声で名前を呼ぶんじゃねー!!」
 そういつもの台詞を言いながら、玄関のドアを開けて、浩之が出て来た。
「あっ、おはよう! 浩之ちゃ…ん…」
「よう。もう風邪はいいのか? …って、どうかしたか?」
「…えっ? ううん、何でもないよ…」
「そうかっ? まだ風邪治ってねーんじゃねーんじゃ??」
「…ううん! 大丈夫。もう治ったよ」
「ふ〜ん…じゃあ、そろそろ行こうぜ。時間ねーし」
「う、うん」
 いつもの朝の光景。二人は、急ぎ足で学園へと向かい出した。


(どうしたんだろう? 私が休んでいる間に、何かあったのかな??)
「ふぅ。ここまで来ればもう大丈夫だな」
(どうしよう?? やっぱり訊いてみようかな??)
 いつもと変わらぬ、朝の光景。そんな中、一人あかりは悩んでいた。朝から
ずっと訊くべきかどうか、それだけをずっと考えていた。そして、
(よし! 訊いてみよう!!)
 そう決意し、口を開きかけた時だった。
「よっ! お二人さん!」
 と、聴いた事のある声が、後ろから聞こえて来た。
「ちっ…朝から、お前の顔見ちまうとはな」
「何よー! ヒロ、その言いぐさは!! こんなに可愛い、志保ちゃんフェイ
スを朝から拝めたんだから、感謝しなさい!」
「志保、おはよ…」
 浩之より遅れて、振り返ったそこに、あかりの親友である、長岡志保がいた。
「あっ、あかりー! もう風邪はいいの? 駄目よー気を付けないと」
「へっ。志保に言われるようじゃ、お終いってもんだぜ」
「むっかー!! むかつくわね〜。あんた!」
「本当の事だろうが!」

 そうこうする内に、三人は学園へと到着した。
 そこでは、
「おっー。ジン先輩とDセリオまたやってるぜ。よく飽きねーよな。あの二人
も…」
「まあ、ほとんど学園の名物だしねー」
 この学園では、いつもの光景が変わらず広がっている。ただし…いつもと一
つだけ違って。
「今日は、ついてねー!!!!」
 ジンとDセリオのやり取りに、被弾して吹っ飛んでいるのは佐藤昌斗。そう、
彼もまた他と同じく、いつもと一つだけ違っていた。
 その違いとは、そう。髪型である…。色と形を除いて、この学園に居る、全
てのものが…アフロだったのである。
 あかり以外除いて、見渡す限り、皆アフロ。正にアフロの巣窟であった。
「…………」


 ちゃ〜ちゃ〜ちゃ〜ん♪
 ちゃ〜ちゃん〜♪


 あかりは一目散に走った。ある物を探しながら、全力で。
 幼馴染と親友が、何か言っている様だったが、振り返らずに走った。
 やがて、彼女は目的の物を見つけた。
 そして、スカートのポケットから財布を出し小銭を取り出すと…。


 キャストやシナリオに恵まれなかったら。
 オー脚本オー脚本。


『はい。こちら、キャスト・シナリオサービスです』
「もしもし!」


 翌日、緒方理奈がアフロ同盟顧問になっただけで、学園はいつもと同じ様に
なったと言う。


 LメモVSアフロ「家政婦…じゃなかった、アイドルは見た! 暗躍が企む陰
謀とアフロの謎!! でも、私が当事者じゃなくてちょっと安心、てへっ☆な放
課後の事件簿!!!!」 

                                 ―完―

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な、なんとかセーフ(笑)。も、燃えつきました(笑)。では、また次回にお会
いしましょう〜。ではでは。あっ、ちなみに賛成票です(笑)。