Lメモ私的英勇伝6 投稿者:春夏秋雪
よぉ〜〜〜…(ポンッ)
あー、さて前回のあらすじから言ってみましょうかねぇ。

『前回のあらすじ』
宇宙世紀6107年。
人類は汎用人型決戦兵器である……
「ちょっと、待てぇぇぇぇぇっ!!!」
はい?四季さんなんでしょう?
「全然、内容が違うじゃないっ!!」
そうでしたっけ?
「そうよ!!私と柏木のおばさんとの話でしょう!?」
「ちょっと、待ちなさい!!今のは聞き捨てならないわ!!
私の何処がおばさんなのよ!?どう見てもお姉さんでしょうっ!?」
おや、千鶴さん。
「あらやだ!!お姉さんなんて自分で言ってる自体おばさんなのよ!!
この中年オヤジ女!!!」
「きぃぃぃぃぃぃぃっ!!!何ですって!!自分だって
その汚い顔を厚化粧で隠しているじゃない!!」
「なんですってぇぇぇぇぇっ!!!」
「なによぉぉぉぉぉぉっ!!」
……えー。
これが前回のあらすじで御座います。
まぁ、そんなに変わらないでしょう?
ねぇ、ジンさん?
「…いや、そんな事よりどうして俺がここに出ているんだ?」
だって、貴方の出番が今回ありますよ。
「…どんな役?」
やられ役。
「……俺が一体何をしたぁぁぁっ!?」
……色々とね。

Lメモ私的英勇伝6『電光石火の大バトル〜恋する乙女の大暴動〜』

ひゅん!!
千鶴さんの爪が空を切る。
……空だけを。
「へたくそー。」
それを、避ける四季。
「きぃぃぃっ!!!」
悔しがる千鶴さん。
先ほどから、千鶴さんが繰り出す攻撃を軽々と避ける四季。
さすがは強化人間。(四季曰く『清楚な乙女よ!!』)
…………(汗)
しかし、四季は全く攻撃が出来ないでいる。
攻守一体の攻めを千鶴さんが行っているからである。
さすがは鬼!!!(千鶴さん曰く『可憐な女性っ!!』)
「…こうなったら!!来なさい!ジン君!!」
「イエッサァァァァァァッ!!!」

ドゴォォォオォォォンッ!!!

千鶴さんの呼び声に応えるように天井をぶち破り
歩く核弾頭(悪気はないです……多分)ことジン・シャザムが降臨した。
「何でしょう!?千鶴さん!」
「あいつをコテンパンにしちゃって下さい!!」
「ラジャァァァァァァッ!!!喰らえ!!ロケット………え?」
ロケットパンチのポーズのまま、硬直するジン。
その先には強化人……もとい、『せいそなじょせい』の四季がいた。
(なんか、ぎこちないけど分かってきているじゃない!ナレーション!!)
もちろん、戸惑うジン。
彼は四季と会うのはこれが始めてであるので、当然と言えば当然である。
(いくら、千鶴さんの命とはいえなんの罪もない(?)女の子を攻撃して良いのか
俺?するべきなのか俺っ?良いのか俺ぇぇぇぇぇっ!!!?)
悩むジンを見て、四季はわざとらしく倒れ俯く加減に伏せる。
「………う…うぅ…私は悪くないのに…」
ご丁寧にその瞳からは一筋の雫が流れ落ちる。
それを見てジンは
「おぜうさん。泣くことはありません。この私は信じています。
貴方は決して悪いことをする人ではありません。」
そう言うとクルリと振り返り、千鶴さんをビシッを指さし、そして…
「いくら千鶴さんでもこんな少女に手を出すなんてゆるせん!!!」
しっかり、きっちり、ばっちり騙されてしまいました(笑)
「……ジン君、あの子春夏秋雪よ…」
「………え?嘘…」
そう言って、振り向くと
「はい、そうでしたよ」
笑顔で応える四季。
しばしの沈黙が流れ…
「こ…このぉっ!!よくも俺と千鶴さんを騙したなぁぁぁっ!!」
そして、また沈黙が訪れる。
「わ…わ、分かっているのかぁぁぁっ!俺のPUREな心を
弄びやがって!!」
「………」
「………」
「あ、あのー…。何か言って欲しいのですが…」
だんだんと弱気になってくるジン。
「ジン君…」
その沈黙を破ったのは千鶴さんであった。
「…はい」
緊張した趣で応える。
「昔イソップ物語でうそつきコウモリのお話があったの知ってる?」
「あの、鳥の王様と獣の王様が戦争したとき優勢になった方へ都合良く
コウモリが仲間になるけど和解したときにコウモリの所行がばれて
鳥と獣達から追われて最後は薄暗い洞窟に逃げてしまうって話の?」
そう言うと、後ろから
「では、今その状態に陥っている人は誰でしょう?」
四季が手にやたらごつい手袋をはめながら質問する。
「………え?え?」
訳が分からずうろたえるジン・シャザム。
「ジン君、変形とか各パーツに分離&合体とかに興味ある?」
千鶴さんが笑顔で訊ねる。しかし、目が笑っていない。
「え?え?もしかして…」
そして大きく深呼吸をして絶叫した。
「コウモリは俺かぁぁぁぁぁぁっ!!!?」
・
・
・
合掌。

さて、話は変わって前回運良く乙女の毒牙から逃げることが出来た
藤田浩之氏と柏木耕一氏はというと…。
「はぁはぁはぁ…」
「ぜぇぜぇぜぇ…」
とある、視聴覚教室に逃げ込んでいた。
「……何で、俺らがこんな目に遭わないといけないんだよ。」
「…………」
「……ん?どうしたの耕一さん?」
ずっと、黙っている耕一に浩之は疑問を抱く。
「……いや、どうして今頃オレたちの出番が再びあるのかなぁ、と思って…」
「……………」
「……………」
そう思って二人はギギッと器用に首だけど後ろに向けると
「「!!!!!」」
そこには…
「耕一さん」
「浩之」
「耕一さん」
「藤田殿ぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」
M・KとEDGEそして佐藤雅史&セバスチャンが襲いかかってきた。
「「ぎゃぁぁぁぁああああぁぁぁっ!!!!」」
悲鳴を上げる二人。
しかし、幸せの女神は二人に微笑んだ。

バコオオオォォォォォォンッ!!!

盛大に壁をぶち破り、四季と千鶴が悪鬼の様な形相で飛んできた。
女神って言うより、悪魔かも…。
「「私の耕一さん(ダーリン)に手ぇ出すんじゃないわよぉぉぉぉっ!!」」
見事にハモる二人。
「哀と!!!」
「幽鬼の!!!」
「「ツゥゥゥゥゥゥプラトォォォォォォオォォォォンッ!!!!」」

どごごごごごごごごごごごおごごごごごごんっ!!!

あっとゆう間に4人をお星様に変えてしまいました(おいおい!)
(4人ともゴメンね!!)
ちなみに藤田・柏木両氏はあまりの突然の出来事に
唖然、呆然、紀元前!!(さむっ!!)
フィニッシュポーズのまま硬直する二人。
そして、やおらガシッ!と手を組んで
「なかなか、やるわね!!四季さん!!」
「貴方もね!!千鶴さん!!」
「私たち良いお友達になれるわ!!」
「ええ!!!」
意気投合する二人。
どうやら、友情が芽生えれしまったようです。
昨日の敵は、今日の友〜♪
………コホン、失礼。
そして、二人は浩之達の方を見て、にやぁと笑い
「と言うわけで私の愛を受け取って!!!ダァァァァリィィィンッ!!!」
「耕ちゃぁぁぁぁぁんっ!!!!」
「「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」」

LEAF学園は今日もにぎやかです。

そうそう、ジンくんはどうしたかと言うと…
「@♯〆†¶ОЩЮ☆♂〒∇∬!!!!!」
………………。
ご想像にお任せします。
(ちゃんちゃん)