神牙獅斬L第三弾「てゆうか良い子は真似すんな(笑)」  投稿者:神牙獅斬


「知ってる?二年に転校してくる人のこと」
「うん、聞いた聞いた。『番長』……でしょ?」
「そう。前の学校で暴れすぎて転校してきたんだって」
「どんな怖い人が来るのかしらね……」

 校門の前に立ち止まった青年は、眼前にそびえる校舎を俯瞰した。
 万感の思いを込めた口調で言い放つ。
「ここが試立Leaf学園……俺様の今日からの学舎か……」


 Lメモ転校編 ――神牙獅斬の場合――


 校門をくぐった青年の耳に、唐突に男女の争う音が聞こえてきた。
「てめえD芹!!今日こそ勝負を付けてやるぜ!!」
「懲りない人ですね」
 彼女の呟きと共に、何処に仕舞われていたのか巨大なミサイルが飛び立つ。
「ICBM発射!!」
「でええええっ!?」
 男の悲鳴が校庭に響きわたる。
 青年は軽く眉をひそめると、空から落ちてくるミサイルを見上げた。
「ふうん……」
 そんな呟きと同時に、青年の身体が掻き消える。
 まるで空間から消滅したように。
 次に青年が現れたときには、ミサイルのすぐ目の前に現れていた。
「危ない!?」
 突然の青年の乱入に娘は声を挙げる。
「馬鹿野郎!!人間が喰らったら死ぬぞ!?」
 娘と争っていた男も目を剥いて怒鳴った。
 だが青年は顔色一つ変えず、にこりと男に微笑みかけた。
「アンタに心配されることなどありませんね」
「なっ………?」
 男の間の抜けた表情。
 それを見ることもなく、青年はミサイルに視線を移すと手を突きだして叫んだ。
「天羅崩神流奥義、微塵粉砕!!」
 その瞬間、青年の掌から眩いばかりの光が放射される。
 あまりの閃光に思わず二人はカメラアイを焼かれそうになり、慌ててフィルターを落と
した。
 文字通り目にも留まらないばかりの素早い動きが見えたように思えた。
「馬鹿な!?なんて速さだ!!」
 二人の目にすら見えない高速拳。
 耳をつんざく鋭い金属音。
 それが全て止んだとき、ミサイルは文字通り粉々に吹き飛んでいた。
 まさに奇跡である。
 青年は事も無げにその信じがたい光景を見ると、小さく息を吐いて呟いた。
「ま……こんなものですか?」
「お前は……一体……」
 男はごくりと唾を飲んで訊く。
 青年は振り返り、初めて男の存在に気付いたという表情をした。
 ちっちっと指を振り、男の顔を覗き込む。
「人に名を尋ねるときはまず自分から名乗るのが礼儀ではありませんか?」
「あ、ああ……俺はジン・ジャザム。この学校の三年、サイボーグだ」
「私は来栖川警備保障所属、Dセリオです」
 二人は名乗るが早いか、青年に詰め寄るようにして訊いた。
「それで、お前は誰だ?今のは何だったんだ?早すぎて見えなかったぞ」
「今のは天羅崩神流、俺が継承した心・技・体の全てに置いて無敵の強さを誇る世界最強
の格闘流派……そして」
 青年は不敵な笑みを浮かべると、二人に向かって手を差し出した。
「俺様が今日付けでこの学園に転校してきた二年、神牙獅斬。よろしくお願いします」
 ジンはニヤリと笑うと、その手をしっかりと握りしめた。
「ああ、よろしくな。俺は強いヤツが好きだ……今日から俺達は戦友だぜ!」
「ええ!!」
 それが、この学園最初の生徒との出会いだった。


「みなさん!俺様が今日からこのクラスの一員になる神牙獅斬です!!」
 神牙がそう言った瞬間、わらわらとクラスの人物達が寄ってきた。
「おう、よろしくな!」
「神牙君、どこから来たの!?」
「サッカー部に入ろうぜ!!」
 一同に取り囲まれ、神牙は照れたように笑いを漏らした。
「いやあ、みんな親切だなあ」
「……ふん」
 神牙がそう言った瞬間、クラスの一番最後の列の席に座っていた生徒が小さく呟いた。
 全身黒づくめの改造制服に身を包み、敵意を込めた目で神牙を睨み付けている。
 神牙は人懐っこい笑みを浮かべて、その男の元に近付いていった。
「アンタもよろしくね」
「…………」
 黒づくめの男は不快そうな目で神牙を見つめている。
 ただにこにこと微笑み続ける彼の後ろで、一人の生徒が忠告の声を掛ける。
「やめとけよ、そいつはハイドラントっていうヤツだ。学園の暗部で暗躍してるって噂の
男だぜ」
「そうだよ、危ないよ」
 その隣にいた赤い髪の女生徒も神牙に忠告する。
 しかし神牙は構わずハイドラントに向かって手を伸ばした。
「よろしくね」
「………………黙れ!」
 突然放たれたハイドラントの叫びが、光熱波となって神牙を襲う。
 ハイドラントはそのまま立ち上がり、もんどりうって転けた神牙の前に立った。
「俺は貴様と群れるつもりはない。近寄るな」
 その暴虐を見かねて、前の方の席の少女が立ち上がる。
 流れるような黒髪と切れ長の瞳が印象的な女生徒だ。
「ハイド!いきなり何してるのよ!!」
 少女はつかつかとハイドの元に駆け寄り、非難の声を挙げる。
「綾香は黙ってろ!!」
 ハイドラントは少女に向かって恫喝の声を放つと、その手を思い切り振り払った。
「つっ……!」
 綾香は思っても見ない力で手をはたかれ、僅かに苦痛の声を挙げる。
 それが一瞬の隙となった。
「女性に手を上げるとは感心しませんねぇ」
 神牙はにいっと不気味に笑うと、紅く染まった眼でハイドラントを睨み付けた。
 背筋を走る悪寒に気付いて、ハイドは慌てて神牙の方を向く。
 だが遅い、神牙はその時既に攻撃態勢に入っていた。
「その報いとくと受けて見やがりなよ!!このクソダボがッ!!」
「何だ、この邪気はっ………!?」
 その叫びが終わらない内に、神牙の拳がハイドの腹を強打していた。
 教室自体が振動するほどの激震が神牙を中心に撒き起こる。
 生徒達は慌てて床に伏せ、机という机がひっくり返る。
  神牙の拳のなす衝撃に肺腑を貫かれたハイドラントは、ごふっと血を吐くと白目を剥い
て昏倒した。
「す……すごい……!」
 綾香は眼を見開いて神牙を見つめた。
 だが、当の神牙は軽く苦笑して肩を竦めてみせる。
「なーに、俺は女性の味方ですから。女の子に手を上げるヤツが許せなかっただけなんですよ。大したことをしたわけじゃありません」
「へえ、紳士気取りなのね………」
 そう言いながらも、綾香の眼には賞賛の色が隠せない。
 神牙はただただ苦笑するばかりだった。
「ねえ、今度私と手合わせしてみない?」
「参ったな……女の子と合わせる拳はないんですけどね」
 しかし、神牙も案外まんざらではなさそうではあった。
 一瞬のうちにハイドラントを葬った奇跡の転校生を見た生徒達は、尊敬の溢れる眼差し
で神牙を見つめる。
「すげえ……一撃でハイドをのしちまったぞ」
「凄いヤツがやってきたな」
「神牙君かっこいい……私、ファンクラブ作っちゃおうかな……!」
 ざわざわと騒ぐ生徒達を前に、ようやく教壇に立っていた耕一は正気に戻って一同に言
った。
「こら、みんな落ち着くんだ!!席に戻れ!!……神牙君」
 神牙は耕一に言われるよりも先に、深々と頭を下げて心底申し訳なさそうに言った。
「すみません、転入早々乱闘を起こしてしまいました。この不祥事の結果は如何様にでも
とるつもりです」
「うーん………そう先手を打たれると罰しづらいな」
 耕一は困惑した顔で神牙を見る。
 そこに綾香が手を上げた。
「先生、どう見ても悪いのはハイドの方です。神牙君は喧嘩をふっかけられた方ですよ」
 そこに被さる、そーだそーだというクラス全体の合唱。 
 耕一はため息を吐いて、大きく頷いた。
「仕方ないな……この事は不問にしておこう」
 耕一の寛大な処置に、クラス中が歓声に湧く。
 その中で綾香は神牙の方を向いて、一つウインクをして見せた。
 神牙はそれを見て、軽く苦笑を漏らしたという。


 これが神牙獅斬の転校一日目の出来事であった。
 なお、ハイドラントはその後保健室に運ばれ保険医の千鶴ちゃん14歳に手厚い看護を
受け、保健室中に絶叫が轟いたという………。

===***===

神牙「どうも初めまして、神牙獅斬です。みなさん、俺の初投稿どうでしたか?
   こんなクソ駄文でお目汚しとは思いますが、どうぞよろしくお願いします」
棚陽「何言ってるのよ、自分では『すげー上手い』なんて思ってる癖に」
神牙「おお、お前はまだ書いても居ないオリキャラの棚陽じゃないか」
棚陽「自分でそう言うこと言うんじゃないわよ」
神牙「自分で言うのも何ですが、この棚陽ってのはとても上手く作れたキャラで、
   早く皆さんにご覧に入れたいと思ってるんです」
棚陽「それにしても初投稿なのにいきなりジンさんやハイドラントさんと戦ったり
   していいの?」
神牙「あ、俺ずっと昔からジンさんとハイドラントさんのファンだったんです!!
   もう尊敬するあまり、思わず第一作に出してしまいました!!これからも
   お引き立てお願いします!!」
棚陽「ゴマ擦ってるわね」
神牙「うるさいな。あ、俺と交友関係結んでくれる方も募集します!!
   メールアドレスがありませんから、簡易チャットで捕まえて下さい!!
   あ、ついでに感想もくれると嬉しいかな。でも貶しちゃ嫌ですよ!!」
棚陽「どーせなら誉め言葉を聞きたいわよね」
神牙「それにしてもLメモって面白いですね」
棚陽「もっと早く参加しておけば良かったわよね」
神牙「そうそう、それから風見さんと岩下さん!あんた達のキャラは俺とネタ被りしてる
   から即刻消して下さい!!特に風見さんは面白くないです。Lから消えて下さい!」
棚陽「面白くもない作家なんて存在価値ないわよねー」
神牙「じゃあ次はオリキャラの棚陽登場の話を書こうと思います!!
   期待して待っててください!!」
棚陽「駄文ばかりですが、よろしくおねがいしまーす!」

神牙「……………ぐっ(ふるふる)」
棚陽「あら?」
神牙「だーーーっ、もうやってられるかこんなもんっ!!(べりっ!!)」
棚陽「案外切れるの早かったですね(汗・べりっ)」

風見「だってホントに居たらムカツきまくるぞ、こんなヤツ!!」
美加香「それを押しての今回の実験なんですけど(汗)」
風見「とゆーわけで以下、このSSの問題点です!!」
美加香「なお、この作品は全くの捏造です。神牙獅斬などとゆーSS使いは存在せず、
    以上の文章は風見ひなたによる駄目なSSの見本でした!」

 まあ、既に分かってるよな(笑)