神牙L第三話はどうすれば良くなるのか? 以下は風見ひなたがリメイクの際に手を加えたことの列挙です。 これとリメイクを合わせて神牙L第三話は補完されたと考えて下さい。 文責:風見 ひなた >キャラメイク とにかく駄目なキャラのままではどうしようもありません。 風見が考える駄目なキャラの三大要素は「無駄にかっこいい」「自己中心」「特徴なし」 の三つです。 ですから、まずキャラを作るにあたってこの三つの要素を逆手に取ることにしました。 かっこよさが空回りして、笑えるくらい自己中心。 (さすがに「特徴なし」は外しました) それをある一つの形で合わせて作り出したのがこの「風見版神牙獅斬」です。 彼は自分を超が付く天才と思いこみ、しきりにカッコを付けようとします。 更に自分は何か超越的に偉い人物であり、自分の行動は全て正しいと思っています。 つまり、「暴走ナルシスト」にしたわけですね。 大体、一人称「俺様」なのに「普段大人しい」なんて変でしょう? ここは常に暴走してるのが望ましいと思われます。 というか、「普段大人しい」キャラは大人しすぎて日常では使えません。 ですから、折角の活躍のチャンスが来たとしても日常で出てきていないので出番はない のです。Lメモの場面の大抵は日常ですから、日頃で活躍できるようにしておくべきです。 さらにこれにワンポイント加えます。 世間では「バトル要素は無用」と言われていますが、僕の意見は違います。 僕はどんなキャラであれ、最低ツッコミとボケが出来るだけの戦闘技能は必須と思いま す。その技能は別段強力である必要はありませんが、少なくともユニークでなければなり ません。 「ロケットパンチ」「俺を殴ってくれぇ!」などに代表される技能は殆どが他に類をみ ない技です。(魔術は普遍的ですが、その内容は個人によって差異あり) 少なくとも、自分の分析ではこの部分が弱いキャラはまず活躍できません。 「とても強いパンチ」や「精霊魔術」などではツッコミにインパクトがないのです。 ましてや「自分だけのとても強い格闘技の漢字名前な技」などは論外でしょう? そこで、僕はとびっきりユニークな技を付けることにしました。 その結果がこいつです。 更に、XY−MENさんの講座でも言われていることですが、人気キャラは何かある 特定の魅力を持っている必要があります。 ジンさんなら「ロボアニメ的かっこよさ」、ハイドさんなら「悪役の鑑」。 beakerさんは「映画的かっこよさ」、西山さんは「楓命」、智波さんは「猫変化」。 彼等は基本的にこれらを軸にしてキャラメイクがなされています。 「書を守る者」「凌辱者」「ダーク十三使徒」「魔王」「第二購買部」「格闘技」――。 これらはその魅力を引き立てるスパイスに過ぎません。 今回僕が神牙に与えたキャラの根本の魅力は「キグルミへの愛着」です。 彼の行動全てはキグルミへの愛によって成立します。 (後に彼は人形を愛するあまりフランソワーズに恋をするかも知れませんし、演劇部を作 り出して激烈なヒットを飛ばすかも知れません。あまり考えたくありませんが、ダーク十 三使徒との闘いのキーパーソンとなるかも知れないのです。ですが、それは全てキャラ根 本の魅力から現れた副産物に過ぎないのです) キャラの根本の魅力こそが、まず最も重視されるべきだと僕は考えます。 なお、技の名前は出来るだけアホらしいのが望ましいです。 なにせこの根幹はギャグなんですからね(笑) 出来るだけインパクトが強いのがいいです。漢字の組み合わせとかは覚えにくいです。 >登校L 今回は初登場Lなので、彼の根本の魅力をひたすらアピールする必要があります。 むしろ、ここでアピール仕切れなければこの先まず無視されます。 よって今回は細かい設定など一切ありませんし、必要ありません。 ここで大事なのは、彼の根本の魅力をアピールしきることだけなのです。 >ジンvsDセリオネタ 本当は避けた方がよいのですが、原作がこのネタだったので敢えて使います。 まあこれまでにない展開を出せるのなら、それはそれでまたよいのですが……。 >馬鹿すぎる!! ここではっきり言いましょう。 馬鹿まるだしのキャラの方がカッコつけて二枚目気取りのキャラよりも、僕にとっては 断然愛着が持てます。 (場合に寄るでしょうけどね。やおい本の主人公は二枚目でなければなりませんし) Lメモはギャグとコメディの世界ですから、馬鹿の方が何かと需要も高いでしょう。 上手くキャラを動かしたい、他の人に使って欲しいと望むのならば断然馬鹿なキャラを 作るべきです。 とはいえ、これは断言できるわけではありません。 二枚目でも出番のあるキャラはいくらでもいます。 (セリスさんとかね) ただ、彼等の場合はLメモ草創期からの古参だったりする場合が多いです。 そこらへんの兼ね合わせが重要です。 >文体 すごい馬鹿ですね(笑) でも、アピール力はこの方が高いだろうと思って敢えてこうしました。 ギャグが書けない……と言う人は有名なギャグ作家の小説を読むのもいいでしょう。 ただし、それをまんまコピーするのではなく消化する努力が必要です。 みんなそうやって努力してきたんですから。 ……えーと、そうですよね?(汗)>みんな >名を名乗れ!! キャラメイクの時点で「唯我独尊」なキャラにしたのでこの台詞です。 一度この性格にしてしまえば、あとで修正は効きません。 ある意味覚悟が要る性格設定です(笑) 基本的にキャラの性格は変えられませんからね。 >形意拳 民明書房的テクニック(笑) 軽いお遊びですが、技能になんだか説得力が出ましたよね? >でえええええええええええ!! ギャグではお約束の台詞です。 こういう叫び系の台詞があるとテンポが良くなります。 コントのお約束でもありますね。 >ちゅごぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!! あかほり的擬音表記。 多用すると嫌われますが、上手く使えば効果的なギャグになります。 文章で説明するよりもテンポのいい展開を望めるのです。 >(上記二項目のまとめ) コメディを展開させる上ではテンポを重要視する必要があります。 ぽんぽんと軽快に進むと、それだけ読みやすくなるのです。 逆に言えばコメディにも関わらずやたら説明が多い作品はあまり良くはないと思います。 原作に比べてテンポを重視しているのがわかりますか? >主役敗北 実際には必ずしも主役にギャグメーカー的敗北をさせる必要はありません。 他にもギャグメーカーはたくさんいるからです。 ですが、この神牙はギャグメーカーなので敢えて敗北させました。 ほら、親しみが湧くでしょう?(笑) ………というか………。 僕はやられギャグが出来ないキャラは、他のキャラをやっつけることは出来ないと思い ますよ(苦笑) 「殴られたことがない人間には、人を殴ったときの痛みは分からない」 とはよく言いますが、この場合はこうなります。 「やられギャグの出来ないキャラには、人をやっつけたときの面白味が出せない」 他人にやられたことがないキャラには、人間的なおかしさが不足しているのです。 もしそんな人が他人をやっつけてしまったら「何すんだこいつ!!」になるでしょう? キャラの人間味はこういうとこから生まれます、「完璧無敵でシリアスな二枚目」を 目指しているのでない限りは、自らやられてみて「俺はやっつけてくれてもいいよー」と アピールしましょうね(笑) 少数の例外を除き、大抵のSS使いは他人を叩きのめすことに抵抗を感じますから。 ……ごめん、僕例外(苦笑) >戦友 原作の解説では相当毒のあることを言いましたが、勿論事前連絡がしてあるのならこれ は何の問題もありません。むしろ、交友関係が広がって喜ばしいことになるでしょう。 この事前連絡のためにメアドが必要なのです。 簡易チャットや意見掲示板で言っても良いのですが、それにも限度はあります。 中にはネタばれしてしまうことに抵抗を感じる人も居ないとは限りません。 密談のためにもメールは欠かせないと言えるでしょう。 持っていない場合は……gooなどのサービスを使うといいらしいです。 (自分はよく知りません・汗 きしめんさん辺りに訊いて下さいな) ちなみに今回のリメイク版はジンさんやハイドさんの許可を取っていません(苦笑) これはサンプルだから構わないだろうと思ってのことなのですが……。 ちょっとみんなに甘えてますね(汗) 説得力がないなあ(汗) >キグルミ番長 「番長学園」のノリに見せかけて、実は全く関係ないというオチ(笑) 分かる人にだけわかるネタです。 僕は多用しますが……本当は良くないです、こういうの(苦笑) でもたまにこういう狭いネタを使いたくなっちゃうんですよね……(汗) オタクのサガでしょうか。 >怪しさ炸裂 キャラ設定どおりに進めています(笑) >同情の視線 笑うところです(笑) >寄るな変態 原作の「自分からは喧嘩をふっかけない」を引っ張っています。 一応この神牙も、オリジナル同様自分からは攻撃しないことにしています。 (無論、本当はこっちから攻撃するくらいのパワーを持ったキャラが好ましいです。 善人よりも悪人や普通人の方がギャグになりますからね) ですが、完全に相手を悪者に仕立て上げるのは困り者。 さすがに向こうも怒ってしまいます。 そこで、今回は「相手が仕掛けざるを得ない状況」を作ってみました。 こっちが悪いとなれば、別に向こうにも怒られはしないでしょう(笑) >ガラモンとピグモン ごめんなさい、オタクネタ炸裂してます(苦笑) >フェミニスト オリジナルを引きずってます。 ですが、「何か勘違いしたフェミニスト」はネタになるでしょう?(笑) 暴走正義がギャグになるのと同様、暴走フェミも使いようです(笑) >呆れられている 馬鹿を印象づけています(笑) >綾香に変な興味を持たれる Lメモではどうやらこういう興味の持たれ方は歓迎される傾向にあるようです(笑) ライバルをギャグにしやすいからでしょうか? まあ、登場Lで萌えキャラを設定する必要は全くありません。 むしろ、魅力だけをアピールして萌えキャラは第二回に廻した方が賢明です。 萌えキャラも、後付けされる設定ですから(笑) 毒になっちゃいますけど……。 L学は好きなキャラといちゃつく場所ではありません(笑) 勿論そうした側面もありますが、コメディをラブコメにするための要素ですから(笑) 初回で魅力をアピールしきった方が、次からキャラ狙いも有利ですし(笑) うーん、姑息だなあ(↑・汗) >ダーク十三使徒を滅ぼしてやる!! そのキャラの立場……これは大事です。 萌えキャラやどうでもいい設定なんかより、これを重要視しましょう。 まず、学内のどの組織と敵対してどの組織と手を組むか考えて下さい。 これを怠ると、結局どの派閥にも組み入れられない「いるだけキャラ」になる可能性大。 勿論使ってなんて貰えません。 全てのキャラには交友関係なり何なりの派閥がありますからね。 第一回で魅力アピール共々、自分がどの陣営に属するか明言しましょう。 そうすれば陣営が絡むSSに出して貰えることが出来るかも知れません。 くれぐれも「独りぼっち」にはならないようにして下さい。 どんなイカスキャラでも、独りぼっちでは存在しないと同義です。 YOSSYさんのように中には仲間無しの「一匹狼」的なキャラもいますがこれは例外 です。彼の場合は「外道狩り」という設定のため、邪悪な陣営全てが敵なのです。 また「ナンパ師」なので、出番にも事欠きません。 それに彼は組織だった味方が居ないだけで友達は多いですし、敵は風紀委員会がメイン として存在しています。 Lメモは半ばネットゲーム、一人で生き残れるほど戦場は甘くありません。 てなわけで今回はメイン敵「ダーク十三使徒」、メイン味方「ジャッジ」に設定。 勿論味方陣営代表の人にメールを送り忘れてはいけません。 出来ることなら敵陣営にも宣戦布告しておきましょうね。 公認の敵になれますから、組織SSで出場できる可能性アップです。 オリジナルではただ単に参入宣言しただけで、これだけではいないのと同じです。 アピールと陣営表明、これを付けるだけでぐーんと使いやすさアップ!! >ワケわかんないノリ ごめんなさい、僕の癖です(苦笑) >消火栓 人の過去を掘り返すのは本当はいけないことです。 やるならやる前にメールで許可を貰いましょう(笑) 許可無しでやっちゃったけど(汗) >キャラのねじ曲げ ある程度までなら相手のキャラをねじ曲げるのも笑って許して貰えます。 一線を越すと不興を買ってしまいますので、そこは要注意です(苦笑) オリジナルの場合、ジンさんがいきなり戦友扱いしたりしてましたがあれは実は変です。 ジン・ジャザムは簡単に相手を戦友と認めるようなヤワな男ではありません。 今回の場合も、ジン・ジャザム氏にメールで「戦友になって下さい」と依頼した結果の 展開……というのが前提になっています。 どこまでがラインか見極めるのは難しいです。 ですが、ギャグなのだから多少歪めるのは覚悟しておくべきでしょう。 今回は風見的にオッケーのラインで決めていますが、多分ズレてます(苦笑) >綾香に蹴られてお星様 綾香や千鶴さんは設定的に「とんでもない腕力」などが決められています。 これはLeafキャラの特権なので、真似をすることは出来ません。 SS使いに許された戦闘技能の限界はジンさんと西山さん・秋山さんが限度でしょう。 言うまでもありませんが、魔王法案に抵触するようなキャラメイクは御法度です。 まあ、ギャグやる分には戦車を砕くような腕力なんて必要ないです。 戦車を破壊するようなキャラとどうやってドツキ漫才するんです(笑) ほどほどを考えましょうね(笑) >綾香に蹴られるオチ いまいちの展開(苦笑) このパターンだと、最後にとんでもないオチが必要になります。 >真オチ それこそイマイチ(苦笑) どうもオチが弱くなっちゃいましたね。 でも、一応体裁は取れているでしょう? 自分がやられているから、道連れにされた方もちょっと納得(笑) >オマケ 本当はあまり要りません。 どうしてもジャッジに参入、というのを本編で出し切れなかったためこれを付けます。 無論、本編でやった方がいいに決まってます。 ちなみにこの場合、第二回はジャッジ参入Lにするべきでしょう。 オチを付けなければならないため、実は難易度が高いです。 >あとがき1 さすがにオリジナルのあとがきは個人の人格的な問題。 態度が悪いとか、ネチケットが守れてないなどの問題は本人がどうにかするしかありま せん。こればっかりは毒を吐いて忠告するしかないでしょう。 僕に出来るのは、本編の改良だけです。 >あとがき2 これが僕の本音です。 言い訳や決意、責任の取り方は全てこの中に記しておきました。 もうこれ以上は言及しません。 ともかく 挑戦者、求む!!(笑) 駄文と改良をセットで出してくれる新規挑戦者も求む!! 腕を磨くには絶好の機会なんです!(笑) ……これが僕の最後の賭けだ。