私的Lメモ「来栖川警備保障勤務簿その2 〜美術室の怪〜」 投稿者:霜月 祐依


 来栖川警備保障。

 学園内の警備と破壊を一手に引き受けるこの組織は、戦隊物の秘密基地同様にその
存在は秘密である。そう、どれくらい秘密かと言うと……

「Dセリおねーちゃん、こんにちわー」
「笛音さん、今日はおひとりですか?」

 と、お子さまがたった一人で安心して来られるぐらい秘密である。
 まぁ、それはともかく放課後の警備保障には授業を終えたアルバイトの面々が次々
に到着していた。

「ふんふんふん〜♪」
「お、霜月ご機嫌じゃないか」
 鼻歌混じりの霜月祐依にOLHが声をかける。
「だって、今日は久しぶりに夜勤がないんだぞ。ふかふかの布団が俺を待っているのさ」

「「あの、すみませんー」」
「はい〜、どなた様ですか?」
 そんな霜月を放ったらかしにして、Dマルチが突然の来客を出迎える。
「ん、どれどれ…って、琴音ちゃん!! それに彩さん!どうしたんですか?」
 様子を見に来たOLHが姫川琴音と長谷部彩の姿を認めた瞬間、思わず大声を上げる。
直後、笛音の目つきがとてつもなく恐ろしかったのには誰も気がついていなかった。



「美術部に幽霊がでるんですか?」
 来客用のテーブルに二人を通したDマルチはへーのきと共に話を聞いていた。ちな
みにOLHは笛音によってどこかへと連れてかれてしまった。
「ええ、一週間ほど前から部室内の物の配置が微妙に変わっていたりとか、私達の絵
に勝手に手を加えられたりとかあったんです」
「工作部にお願いして部室の鍵の強化と警報装置を取り付けて貰ったのですが…」
「効果がなかったんですか?」
 へーのきの問いに二人同時にうなずく。
「誠治さんの作成した装置を突破出来る人は、そういないと思いますが」
 Dマルチの発言に琴音が首を振る。
「鍵が解除されたとか警報装置が反応したとかは一切無いんです。でも、絵に手を加
えられたりとかは相変わらずで…」
「そこで幽霊じゃないかって部員の間で噂が出始めたので、警備保障のみなさんに
ご相談しに来ました」
 彩が言葉を締める。へーのきは少し考え込んだ後、
「どっちにしろ、この手の話は霜月さんの分野ですね。Dマルチさん、すみませんが
霜月さんを呼んできてくれませんか?」
「もう呼んであります」
 Dマルチがの脇にいたのは、超硬質ワイヤーでがんじがらめにされた霜月の姿であ
った。
「放してくれー。暖かい布団で眠るんだ!!」
「霜月さんの専門分野なんだから仕方がないじゃないですか」
「オカルト研はどうしたんだよ〜」
「深夜の時間帯に堂々と校舎内にいていいのは警備保障ぐらいなんです。オカルト研
の人々が深夜の校内にいること自体が生徒指導部にとって格好の攻撃材料になる事ぐ
らい知っているでしょ」
 へーのきが駄々をこねる霜月を説得する。
「あの、霜月さん。やっぱりご迷惑だったでしょうか?」
 彩が申し訳なさそうな表情を見せる。
「あ…、いや…、長谷部の頼みなら仕方ないか……」
 しどろもどろになる霜月、もはや墜ちたも同然である。
「で、OLHはどうしたんだ? 今日はあいつが夜勤のハズだろ?」
「OLHさんは、先ほど笛音さんによってどこかへ連れて行かれました。恐らく本日
中の帰還はないものと思われます」
 Dマルチが非情とも言える通告をする。少し、琴音が残念そうな表情を見せたのが
気にかかるが。
「の野郎…」
「まぁまぁ、後でT-star-reverseさんにもお願いしておきますから」
 へーのきの慰め(?)もともかく、霜月の夜勤決定である。



「・・・・・・でだ」
 深夜、クラブハウス棟に続く廊下の真ん中で霜月は頭を垂れて拳を握りしめていた。
「…夜の校舎ってなんだか不気味ですよね」
「僕もついていることだし大丈夫ですよ、彩さん」
「コワイデス、コワイデス」

「長谷部はともかく、どうして誠治とDボックスまでいるんだ?」
 霜月が頭を上げたその視界には、彩の他に菅生誠治とDボックスがいた。
「何言っているんだ、元々美術部室の監視を依頼されたのは工作部だ。自信作の鍵も
警報装置も役に立たないとあっては、学園一の発明家の名が廃るからな。この目で正
体を見極めてやる」
「わかった。じゃぁ、この箱はなんだ」
 霜月がDボックスを指さす。
「相手が幽霊かもしれないのなら、それ相応の対策を練るのが発明家ってものだ。そ
こで、この『自走式幽霊吸引装置』で捕まえるって寸法だ」
「スンポウデス、スンポウデス」
 誠治の説明の後、Dボックスの周りにはファンファーレと日輪が輝いたような気が…
しなかった。
「ど〜りで、昨日からDボックスの姿が見えなかったはずだ。へーのき君探してたの
に……」

「あの、やっぱり私邪魔だったんじゃぁ…」
「「そ、そんなことないない」」
 心配そうな彩の発言に慌てて否定する霜月と誠治。
「勝手に美術部の物を調べるのもどうかと思うし、彩さんにいてもらった方がいいさ」
「でも、家の方は大丈夫?」
「はい、詠美さんの家でお泊まりということにして貰ってます。詠美さんには『外泊〜?
 彩ちゃんもやるじゃない』ってからかわれましたけど」
 ちょっと似てない詠美の真似をしながら微笑む彩。
 その様子を見ながら霜月は

(折角長谷部が同行してくれるっていうから、暗い夜に二人っきりでラッキーかと思
ったのに…)

 と、ちょっと誠治とDボックスを恨めしく思っていたりする。
 するってぇと誠治は

(霜月と彩さんを二人っきりにさせてたまるか)

 こっちが本音か。
 で、Dボックスは

「ノボレマセン、ノボレマセン」

 階段の前で立ち往生してたりする。



「で、ここか…。美術部は」
 とにかく三人と一箱は美術部の前まで到着していた。
「ちょっと待って下さいね、今開けますから」
 と言って扉の前に立ち、なにやらゴソゴソしはじめる。
「えっと…まずこのパネルの暗証番号を…」
 真っ暗闇のこの空間に無機質な電子音が鳴り響く。



 30分後

「パスワードガ違イマス。再入力シテクダサイ」

「あら?」
 またも、無機質な機械の合成音が鳴り響く。一行は部室を目の前にして誠治が作成
した電子ロックを解除できないでいた。
「誠治は手伝ってやらんのか?」
「パスワードは彩さん自身に決めて貰ったから俺も知らないんだ」
「じゃ、パスワードを教えて貰ってお前が代わりにやるとか」
「そう言うところから機密漏洩は始まるから。その辺はキッチリしないと」
 妙なところで律儀な誠治である。
「なぁ、長谷部。いつもこんな調子なのか?」
「入れるようになるのに1時間は掛かるので、最近は廊下で絵を描いて、鍵が開いた
ら中でおしゃべりしてます。それにしても…私一人じゃパスワードを忘れるからって
みんなが覚えやすいパスワードにしたのに」
 パネルに向かっていた右手を頬にあて、ため息をつく彩。
「機密とかいっても、所詮こんなものか…」
「で、みんなが覚えやすいってのは…」
 落ち込む誠治をよそに、霜月が彩に問いかける。

「ええ、エルクゥユウヤさんの3サイズを順番に並べただけなのに…」

「「・・・・・・ハッ」」
「あの、どうかしました?」
 きっかり3分間固まっていた霜月と誠治を不思議そうに覗き込む彩。自分の発言の
重大性を理解してないらしい。
「なぁ、マスターキーみたいなのはないのか? このままだと朝になるぞ」
 霜月がそう言った時、突如Dボックスに取り付けられていたランプが点滅しだした。
「ユウレイデス、ユウレイデス」
「長谷部、下がれ!!」
 臨戦態勢に入り、破魔札を構える霜月。自身は戦闘能力を持たないため、後方に下
がる誠治と彩。瞬間的に空気が張りつめる。その緊張を破ったのはまたもDボックス
であった。
「レイタイホソク、キュウインシマス」
 Dボックスの上部が開き、掃除機のように周囲の空気を吸い込み始める。しばらく
すると部室の扉の向こうから何か引き寄せられているのがわかった。

「NOOOOoooooooo!!!」

 徐々に扉の向こうから黒いシミのようなモノが引っぱり出されているのが確認できる。
それは必死に耐えているような感じであったが、やがて抵抗しきれなかったのかDボ
ックスに吸い込まれていった。
「やった!」
 誠治が指を鳴らす。冗談半分で(勝手に)改造したDボックスが大金星をあげたの
である。しかし…。
「ツマリマシタ、ツマリマシタ」
 いきなり故障するDボックス。誠治が恐る恐る蓋を開けてみると、黒い固まりらし
き物があるのが確認できた。暗くてよく解らないため、懐中電灯を当ててみる。
「……毛?」
 思わず手にとる誠治。それは、パーマがかけられているのか全体的に縮れている。
すると、Dボックスの中からどっかで聞いた声が聞こえてくる。
「助ケテ、くぅだサァーイ! ヘルプミィー!!」

「「「……アフロ?」」」

「フゥ、酷い目にあいマシター」
 Dボックスの中から救出(?)されたのは何を隠そうTasその人であった。ち
ょっと全身に綿埃が付着しているのがいただけないが。
「で、どうしてTasがここにいるんだ?」
「それは、こっちのセリフデェース。あんまり外が騒がしいから様子を見てくれと
頼まれて来たらこのザマデス」
「どうやって、この中に入れたんだ」
「アフロなら、物理法則を無視できマァース」
 詰め寄る誠治に、軽く指を振りながら答えるTas。一方、誠治は自分の科学技
術の結晶が無駄な徒労に終わったことで力尽き、崩れ落ちた。
「とにかく、『美術部の怪』の犯人はTasだったのか…。とりあえずお仕置き」
 そう言うと、霜月は破魔札の中から一番威力の低い札を取り出してTasの額に
張り付けた。

「アウチッ!! 痛いデース」

 ダメージは大したことなさそうなのに派手に転げ回るTas。
「霜月さん、少し酷いです。Tasさんにお願いしたいことがあるのに…」
 一連の様子をじっと見守っていた彩が霜月に抗議する。
「霜月さん酷いデース。それに『美術部の怪』ってナンの事デスカ?」

「「「え?」」」

 思わず顔を見合わせる霜月と誠治と彩。Dボックスも足下に寄ってきているので
顔を見合わせているつもりなのだろう。
「そういや、さっき頼まれたって…」
「頼まれマシター」
「誠治、この鍵無理矢理解除してくれるか? どうせ、役に立たん」
「立ってませんネー」
「この際、仕方ないか…」
「アフロに鍵は無駄デシタネー」
「「やかましい」」

 ボクッ

 思わず、Tasに霜月と誠治の同時ツッコミが入る。
 程なくして、誠治が部室に掛けられていた全ての鍵を解除し終わった。
「でも、逃げてしまわれたら…」
「ダイジョウブ。多分まだイマース」
 彩の問いかけに軽くステップを踏みながら答えるTas。いつでも、どこでも、
どこへでもこのノリを崩さないTasに彩は緊張が解れるのを感じた。
 そして、部室へ続く扉に手を掛ける。

 ガララッ

 深夜の部室は多少散らかっているものの、部員の描いた絵が所狭しと並べられて
いる。一歩足を踏み入れると、絵の具の匂いと埃の混じったような空気を感じるこ
とが出来た。
「ここ最近は、お掃除もままならなかったので」
 彩が申し訳なさそうに、室内灯のスイッチに手を掛ける。室内灯によって色を取
り戻した作品の数々が無機質な室内に鮮やかさを取り戻す。
「あ、また…」
 注意深く部室の様子をチェックしていた彩が一枚の絵に目を留める。
「ここの着色はまだやりかけだったんです。なのに、完璧に仕上がっている」
「アア、それデシタラさっきマデ彼女が色を塗ってマシタヨー」

「「「彼女?」」」

 なにかを思い出したかのように相づちを打ったTasに、全員が聞き返す。
「エエト…」
 Tasは周囲を見回して何かを探し始めた。そして、一枚の絵の前に立つと。額
縁をノックし始めた。…まるで誰かを呼ぶように。
「起きてクダサァーィ。オ客サンですヨー」
「ん? なぁ〜にTasちゃん」
 彼女は自分を呼びだした者の姿を認めると、気怠そうに身体を起こした。

 絵の中から…

 Dボックスが部室を駆け回る。
 誠治はズレた眼鏡を慌ててかけ直す。
 彩は小さく開いた口を両手で隠したまま固まる。
 霜月は一瞬鋭い目つきになった後、すぐに邪な目つきに変わる。

「……眠るときはパジャマの着用をお勧めシマース」
「え? あら? もーうTasちゃんたら」
 その女性は、額縁に両腕を掛けて上半身を乗り出していた。そして、一行の視界
に飛び込んだのは大きいとは言えないものの、均整の取れた美しい乳房であった。
彼女は、Tasに指摘されて特に動じる様子もなく、手近の絵に掛けてあったシー
ツを身体に纏った。
「どうしたのよ? 眠れないから様子見てきてくれないってお願いしたじゃない」
「見に行ったら、このヒト達にヒドイ目に遭いマシター」
 寝ぼけ眼をこすりつつ、Tasに話しかける彼女。そのまま世間話に突入してし
まい、置いてきぼりを喰らう霜月達。そこへT-star-reverseが、遅れてやってきた。
「霜月さん、すみません。大遅刻ですね……って、メイフィアさんどうしたんです?」
「あら、T-star-reverseクンじゃない」
 いきなり現れたT-star-reverseが絵から出てきた女性と既に知り合いと言うこと
でますます解らなくなる霜月達。とにかく、混乱する頭を整理して絞りだした一言。
「俺達に解るように説明してくれ…」

「ええと、彼女…名前はメイフィア・ピクチャーと言います。一応、ボードゲーム
部の部員さんです。もっとも、この学校の生徒ではありませんけどね。それと…」
 そこまで言ってT-star-reverseはチラリとメイフィア・霜月の両名を見る。
「…多分、お気づきかとは思いますがメイフィアさんはれっきとした魔族です」

「こら、T-star-reverseクン。乙女の秘密を簡単にバラさない」
「乙女も秘密もあったもんじゃないじゃないですか。それに、こういうのは下手に
隠さない方がいいと思いますよ」
 メイフィアの抗議を軽く受け流すT-star-reverse。
「で、どうして人騒がせな真似を?」
 忘れ去られようとしていた根本的な原因を誠治が問いただす。
「ここって静かだし絵に囲まれてるから、居心地が良くってちょくちょく昼寝に使
わさせてもらってたんだけど。そんなに迷惑だった?」
「…あの、私たちの絵に手を加えていたのもあなたですよね」
 恐る恐る、彩がメイフィアに問う。
「あ、ごめんなさいねぇ〜。あと一歩って作品が多いからつい芸術しちゃったのよ」
 近所のおばさんっぽく語るメイフィアの口調には、罪悪感というか反省の色は全
く見られない。一方、霜月は部室の隅でじっと何かを思いだしているような仕草を
見せていた。

(確か…どっかで……)

「で、あたしをどうするつもりなのかしら? そのゴーストスイーパーのお兄さん
がやっつけてハッピーエンド?」
 一同がギョッとした表情でメイフィアの方を向く。明るい様子で語るメイフィア
のそれには強烈な皮肉が込められていることは容易に感じ取れた。
「それがオマエの望みならば…そうするさ」
「ちょ、ちょっと待って下さい霜月さん。彼女の存在が悪ではないじゃないですか。
メイフィアさんも焚き付けないで下さい!」
 神通根を構えた霜月を慌ててT-star-reverseが制する。
「そうですネー、ケンカはいけませんヨー」
「冗談だってば〜、もぅ、そんなにムキになっちゃって」
 Tasが両者を宥める頃には霜月も神通根を納め、メイフィアの口調も元に戻っ
ていた。
「俺達がどうこうじゃなくって、美術部の問題なんだからさ。彩さんだってそのつ
もりで、危険を承知で付いてきたんだから」
 誠治の言葉に促されて、彩が一歩前へ進み出る。そして意志を伝える。

「私は……」




 − 翌日 −

「ふわぁ…」
 始業前の登校風景。多くの生徒が学校に向かう群の中、霜月の姿もそこにあった。
以外かも知れないが、霜月は始業よりも随分早く登校する。そしてHRまでと授業中
に寝るのだ。
「祐依君、おはよっ」
「ああ、おはょ…!?」
 後ろから声を掛けられた霜月は後ろを振り向いて固まる。そこには額縁が『浮いて』
いたのである。
「メイフィア、なんでここに…」
「あら、昨夜のやりとり聞いてたじゃない〜」





「私は……。いえ、琴音ちゃんも、他の美術部の皆さんとも話し合って決めたので
すが。もし、幽霊だとしても私達とコミニュケーションを取れるのでしたら、是非
絵のことを教えていただきたいと」

「「「「はい?」」」」

 思わず聞き返す男性陣。
「メイフィアさんが手を入れて下さっただけで、絵の見栄えや完成度が数段上がる
んですよ。篠塚先生も太鼓判を押して下さっていますし、この通りお願いします!!」
 先ほどとは打って変わり、絵画に対する情熱をストレートにぶつける彩。さすが
に、自然体を通すメイフィアも面を食らったのか冷や汗を垂らす。
「…ですから、空を表現するのに、この色を使うなんて思いもしませんでした。それに……」





「さすがに、私も驚いちゃった」
「はぁ、そうですか…。ついでになんだが、その浮く額縁はなんとかならんのか?」
 メイフィアが額縁から出ている上半身が額縁をそのまま乗り越えるように両足を
地面に付ける。ショートパンツにハイヒール、その2点を繋ぐ白い両足に思わず目
を奪われる。
「あらっ、どこ見てるの〜。青少年には目の毒かな?」
「目に毒思うなら、堪能させてくれ」
 言うが早いか、メイフィアの背後に回り両手でメイフィアの胸を狙う。しかし、
霜月の両手は空を切る。
「昨夜の彼女、彩ちゃんだっけ? 彼女のこと好きなら操立てなきゃ駄目よ」
「な…!?」
「じゃね〜」
 ヒラリと交わしたメイフィアは硬直する霜月を置いて、そのまま去っていく。
「お、俺は、長谷部のことは」
「私がどうかしました?」
 後方から回り込むように現れた彩に再び硬直する霜月。
「…? おはようございます、霜月さん」
 とりあえず、挨拶だけして駆けていく彩。程良く晴れた天気のように今日もこの
学園は平和であった。

                                   Fin.