私的Lメモ〜刻の刻まれる時〜 投稿者:SOS
ここはLeaf学園の正面入り口。誰も居なかったはずのところに1人の男が出現した。
白のコートに身を包み、腰まである髪の毛を見ると男には見えないが。
「ここがLeaf学園ですか。さすがに大きな学園ですね。とりあえず職員室はどこでしょう
かね。」
校舎に入ろうとした時、校庭のほうで爆音が聞こえた。(むろんジンさんとDセリオ)
「何でしょう?後で見に行きますか。」
改めて校舎に入り、案内板を確認するSOS。
「職員室はっと。結構遠いですね。」
「あの、どうかしましたか?」
「えっ?」
気が付くと眼鏡をかけた女性がすぐそばに来ていた。
「あっすいません驚かせてしまいましたか?」
「いえ別に。申し遅れました。私、本日この学園の1年に転入してきましたSOSという
者です。失礼ですが貴方は?」
「私は2年の藍原瑞穂といいます。」
「そうですか。よろしくお願いします、藍原先輩。」
「えっ、あの。」
「?、なにか?」
「先輩っていうのはちょっと。」
「では、藍原さん、でよろしいですか?」
「ええ、その方がいいです。ところで何か困っていたようですけど?」
「いえ、職員室に転入手続きをしに行かなければいけないんですがよく道筋が分からなく
て。」
「それなら案内しましょうか。」
「よろしいのですか?なにか用事があったんじゃ。」
「いいんですよ。さあこっちです。」
「すいません。恩に着ます。」

並んで廊下を歩くSOSと瑞穂。ただ歩いているのも暇なんでSOSが話を切り出す。
「さっき校庭の方で爆音が聞こえたみたいですがなんなんですか?」
「3年のジン先輩とDセリオさんの決闘です。毎日のようにやってますよ。」
「あれほどの事が毎日…、やはりここにきたのは正解でしたか。」
「えっ?」
「ああいえこちらの事です。それにしても力のある人が多いんですね。そうだ少々お聞き
しますがここに『使い人』と呼ばれる人は居ますか?」
「『使い人』ですか。3人居ますけど?」
あっさりという瑞穂に唖然とするSOS。
「3年の岩下信さん、2年の冬月俊範さん、あと冬月さんの付き人の綾波優喜さんがそう
です。きゃ!」
取り乱して瑞穂の肩をつかみ問い詰めるSOS。その様は襲っているようにしか見えない。
先ほどまでの穏やかな顔が一変している。
「その3人の能力は!氷を使う者は居ますか!」
「お、落ち着いてください。氷を使う人は居ません。」
「そうですか。すいません取り乱してしまって。」
瑞穂を放し落ち着きを取り戻すSOS。
「いえ、良いんですが、何かあったんですか?」
「いえ、その人物を探していまして。」
「そうですか。」
この後、職員室に着くまでどちらも一言も話さなかった。
SOSは、女性を乱暴に扱った事への後悔ゆえに。
瑞穂は、『氷の使い人』の話の時の取り乱し方が気になって。
「ここが職員室です。」
「そうですか。どうもすいません。わざわざ。」
「気にしないでください。それじゃあ。」
「藍原さん。」
「はい。」
「先程は手荒な真似をしてすみません。明日からよろしくお願いしますね。」
SOSの顔は、元の穏やかな顔に戻っていた。
「はい。それじゃあまた明日。」
瑞穂もまた笑顔で去っていく。
「藍原瑞穂さん。良い方でした、ちゃんとこの恩を返さなくてはいけませんね。」
職員室のドアをくぐりながらSOSは、ポツリとそう呟いた。



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どうも新参者SOSです。初めてのSSなもんで読みにくかったりしたらすいません。
名前だけですが勝手に使わせてもらいました4名の作家様方すいません。
岩下信さん。べつにみずぴーを横取りしようとかは考えてないんでご安心を。
私は百合を除く全女性の味方です。岩下さん、私の事はみずぴーのボディガード1号とで
も思ってください。
後ついでに言っておくと使い人と対立する気はありませんので。
これと同時に詳細設定をアップしたのでよく分からないと思いますが、SOSはサイキッ
カーでマスター・オブ・タイムの能力を持っています。
そこいらで騒動に巻き込まれる役でよろしいのでみなさん使ってやって下さい。
これから勝手にSS使いの方々を使うかもしれませんが許してやって下さい。それほど
変な事にはならないでしょうから。もし変な事になっていたら報復Lメモ待ってます。