〜Lメモ三年生外伝〜『どうして毎日こうなんだっっ!?』 投稿者:健やか
走り書き。
 ・・・というわけで、おなつかしゅうございます皆様。健やかです。
 ちょっと、某Rの人を助けようと思って書いたのですが逆に首絞めたんちゃう?、
 っていうか糞の役にもたたんやん、当初は暗躍(バクィ)・・・みたいなLメモです。
 ちなみに、出ているのは僕が把握している限りの3年生中心です。
 しかし、詳しい設定などは分からないので、違ってたら御免なさい。
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まぁ、こんなものさ。
分かっていた事じゃないか。
ここの学園じゃ当たり前だって。

・・・そう。
静かに日常が過ごせた試しがないんだ。

   〜Lメモ三年生外伝〜
           『どうして毎日こうなんだっっ!?』

「ふぃぃぃ・・・」

健やかは一息ついていた。
何も珍しいことではない。
彼は一般人なので、立て続けに深さ2メートル弱の穴を掘れば、疲れもする。
しかも。
全てに凶悪な罠を仕掛けているのだから。

「取り扱いには注意しないとなっ」

そういって彼は罠を仕込む。
まずは竹槍。
そして馬の糞。
お次は産業廃棄物たっぷりの残り汁。
ラストは極めつけ、チェルノ○イリから取り寄せたガラスの破片である。

「これで、良し!」
「・・じゃないっっ!!!」

スパこーーーーーん!!!!
一瞬聞くと心地良いくらいの音が、あたりに鳴り響く。

「ってててて・・・・・あ、岩下さん」
「全く、君という男は・・・」

健やかにスリッパをぶつけた男、岩下信。
作者が以前、名前を間違えたり、勝手に女性にしたり、あまつさえ西○さんと結ばせ
たり、その節は異常に申し訳なかった御免なさいと思っている人だ。
今は『ジャッジ』という組織の隊長をしている。

「今度という今度は見過ごせんな。毎回毎回変な遊びを・・・」
「遊びとはこれまた失敬な。れっきとした対某生徒捕獲用リベンジトラップです」
「何故リベンジ!? 大体、罠ってのは特定者に対して決まるかどうかわからんだろ
 うが」
「まぁそのように細かいことは誤差の範囲内という事で」
「細かいのか・・・? っていうか、普通に過ごせ、普通に」
「いや、ほら、僕も『彼』と同じでバカ騒ぎが好きで・・・」
「・・・『彼』か」

今話題の人物、『彼』。
それが例えば某HPの制作者だとか、某学園の設立者だとか、某設定で悩んでいたり
とかしているというのは有名な話だ。
誰も助けれないので、ほったらかしなのだが。
しかし、周りがおおむね協力的なのには助かっているようだが。

「で、僕に何か用があったのでは?」

健やかが、岩下に問う。

「ああ、そうだ、忘れていた。柏木さんが探していたぞ」
「・・・柏木さん?」
「ああ、梓さんだ」
「あ、はい分かりました。では、急がなくては・・・失礼!」

しゅっ、と健やかの姿が消える。
彼は一応、執事としての教育を受けているので、何処をどうしたのか分からないが、
行動は素早い。
これも全て、美咲の楼閣で学んだ成果だそうだが。

「・・・しかし」

岩下は思う。
何故、何故あんな良い先生に教えを請いながら、ああいう性格になったのか。

「・・・わからん」

そう呟くと、藍原瑞穂の待つ屋上へと急いだ。

              ―――所変わって・・・

「な、なんでごっだ・・・」

OLHは苦虫を噛みつぶしたような顔をしながら、実のところ虫が口に入っていた。

「ウウ、ぎもぢわるい・・・」

そういいながら、洗面所で口をすすぐ。

「あ〜あ、最近ついてないなぁ。・・・今日はバイトの給料日だっていうのに」

彼は、手にした給料袋を嘆かわしく見ていた。
本来なら、バイトの給料といえど、働いた分はそれなりに見返りとして返ってくるは
ずである。彼が今月働いた時間は、ひと月で六十時間。大体、一日三時間程度働いた
事になっている。

「はぁ、なのに・・・」

彼の持つ給料袋は・・・薄い。
ぺらっぺらだ。
紙だ。
厚さ五ミリもない。
郵便でいけば、八十円切手で充分だ。
とても六十時間の労働の還元とは思えない。

「ううう・・・たった、っっったっったあれだけのことで・・・」

給料袋の中身は、稲造さんが一枚と、漱石さんが一枚はいっていた。
・・・時給で見ると・・・。

「か、考えるのは良そう・・・」

既に、口から出る言葉もおかしくなっている。
何故、そうなったのか。

・・・昨日の出来事だ。
放課後に構内を巡回しているときのことだ。
部室周りの点検をしているとき、格闘部、と書かれた落とし物が見つかった。

(これは・・・定期試合の参加申し込み表!?)

OLHは考えた。
格闘部にとっては命の次に大事そうである。
これを届けてやれば、きっと喜ぶに違いない。
ピカーン!!
結論が出て、彼は急いで格闘部の部室に向かった。

(!! 良かった、まだ明かりがついている!!)

そして、はやるあまり部室のドアをノックせずに空けてしまったのだ。

「すいませーん、これ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・」
「・・・」
「・・・」

中にいたのは、来栖川綾香と坂下恵、松原葵のメンツだった。
・・・但し、みんなパンツ一丁着替え中だったが。

「・・・はっ!?」
「き・・・」
「ち・・・」
「あ・・・」

女性三人の肺に、一杯まで空気が満ちる。

「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!(綾香)」
「ちかぁぁぁぁぁああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!(恵)」
「○○○○〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!(葵)」
「ち、ちがっ、ごかっ・・・ブゴぅばぁぁぁ!!!!!」

・・・合掌。
という結果、彼は今月の給料を大幅にカットされたのだ。
しかも、その事件を聞いた綾香信者らにストーカられ、イタ電等にも悩まされたのだ。

「全く・・・思い出すだけで・・・」

ふと、間をおいて。

(か〜〜っ)

顔が赤くなる、OLHなのだった。

            ―――その頃他の人達は・・・

「ふ、フフフ、カエル君。君はなんていいボデーをしておるんだ・・・」

葛田が、生物部で怪しげな笑みを浮かべていた。

「それだけかいっ!!!(by葛田)」

某仮眠館では。

「グゥゥ・・・・」

幻八が、寝ていた。
そして、もう一人の来栖川警以下略バイトの人、榊宗一は。

「うううっ!!! 給料日だぁぁぁぁ!!!」

労働に見合った賃金を得て、爆裂の笑顔でいた。
そして。

「ゆけいっ!! 今週のビックリドッキリメカぁぁぁぁ!!!・・・おげぇェェェ」

ジン・ジャザムが、口から小型ロボを大量に産み出していた。

              ―――某食堂では・・・

「あ、あの、ありがとうございますぅ・・・」
「はっはっは、いいんですよマルチ様!!」

マルチが買った大量のパンを、セリスが代わりに持っていた。
今はお昼過ぎなので、パンを奪い合う人達は少ない。
しかし、マルチは大量のパンを持っていた。

「・・・しかし、これだけのパンをどうするのですか?」
「え、えーと、浩之さんの分と、芹香さんの分なんですぅ」
「・・・それで、こんなに?」
「はい、何か『ゲロ魔術』の実験に使うとか・・・」
「ゲ・・・」

突っ込みたい。
絶対に違う、と。
しかし、セリスはその衝動に耐えた。
愛するマルチ様に、そんなつっこみなど・・・・。
大体、ネタパクるなよ、作者。

そして、二人はオカルト研究会に向かう途中、健やかに会った。

「あ、セリスさん、梓さんを知りませんか?」
「は? いえ、見かけてませんけど」
「あ、私見かけましたぁ」

にこにこと笑うマルチ。
セリスは思う。
・・・この笑顔を失いたくない、と。

「どちらで?」
「食堂ですぅ!」
「有り難う・・・では、急ぎますので失礼!」

また、フッと消える。

「き、消えた!?」
「マルチ様、いつものことです。行きましょう」
「は、はい」

マルチは良く分からなかったが、セリスは深く関わるとロクな事がないと知っていた。

               ―――食堂・・・

「・・・何かご用ですか?」
「うわぁっっ!!!!! い、いきなり出てくるなよっ」

食堂にいる柏木梓に、いきなり後ろから声を掛ける健やか。

「いえいえ、滅多にお会いしないのですから、たまにはこういったおもてなしもなき
 にしもあらずかと・・・」
「あ、相変わらず訳の分からない奴だな。そうだ、これ」
「・・・お弁当、ですか」
「うん、実はさっき、部室で余り物を使って作ったんだ。ショウに渡してくれる?」
「はぁ、別に構いませんが、何故ご自分で・・・」
「い・い・か・ら・い・け・っ!!!!」
「はぁ、では・・・」

しゅっ・・・。
姿を消す健やか。
と、そこへザルソバをすすりながら月島拓也がやってきた。

「しかし、ズズ君も彼をパシリに使うズズズッとはいい度胸をしているズズな」
「え? だって彼、執事なんでしょ?」
「・・・」
「・・・」

・・・ひゅうぅぅぅぅぅ〜〜〜。
何で、ただの執事が学校にいるんだよっ!!
セバスか、俺はっ!?

              ―――屋上では・・・

「はい・・・これ」
「あ、すいません・・・」

屋上では、何と澤倉美咲先生と、久々野彰氏がお弁当を広げていた。
しかも、美咲さんの手作りだ。
・・・羨ましい。
・・・設定だけだけど。
まぁ、それはおいておいて、お弁当を広げる二人に、太陽は優しい。
そこへ。

「こちらでしたか。・・・おや、先生も」
「あら、こんにちわ、健やか君」
「ちっ」

静かに舌を打つ久々野。

「聞こえてますよ、久々野さん」
「・・・何か用か?」
「はいこれ、梓女史からです」
「?」
「お弁当、だそうですよ。いやぁ、モテる方は辛いデスねぇ」
「なにをバカな・・・」

何処から取り出したか、扇子で口元を隠しつつ、ニヤリとささやく健やか。
妙に似合う、と久々野は思う。
・・・最も、似合って嬉しいかというとそうではないが。
そもそも、どうでもいい。

「じゃあ、どうしようかしら・・・」

美咲先生が、困ったように呟く。

「はっはっは、問題有りません先生!! 梓女史に僕がチクッて・・・」

ドゴズボギョン!!!!
嫌な音がして、健やかが吹っ飛ぶ。
・・・ドゴォォン!!
着地。
もっとも、頭からへそあたりまで埋まっているが。
さすがは久々野氏。
素早い攻撃で難なくクリア。
これで自己得点は六万点を超えた。

「何の得点だ、何の・・・。大体、私が二つ食べれば問題ない」
「あ、あの・・・」
「はい?」

ちょっと言い難そうに、美咲先生が久々野氏にいう。

「一応、彼は私の愛弟子だから・・・あんまりいじめてあげないでね・・・」
「・・・はい」

この人の前では、凄く素直なショウ君でした。

・・・その影で。

「は、はい、先輩・・・」
「有り難う、瑞穂ちゃん」

岩下信&藍原瑞穂あつアツコンビが、熱帯昼を形成していた。

             ―――そういえば・・・

「ぐわぁぁぁぁ!!! な、なんじゃこりゃあぁぁぁぁ!!!」

健やかが掘った落とし穴に、何故かきたみちもどるが落ちていた。

「ば、馬糞!? な、何でこんな所にトラップが!! うおおおうっ!! なんてデ
 カい馬糞だっ!? そもそも、膝まで埋まるほど馬糞入れるバカ誰だよっ!?」

当の仕掛けた本人は。

「・・・」

屋上で、未だに突き刺さったままだった。

「毎日、こんなのだもんなぁ」
「全く。疲れるったりゃあらしまへん」
「やりたいことが出来るってのは、良いんだけど・・・」

一般の生徒が、あちこちにある、固まった人のオブジェを見ながら、しみじみと呟い
ていた。

                              < 終わり >

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筆者あとがき
 すいません、登場人物の皆様。お詫びします(深々)。
 メタメタですね、これ。何が書きたかったのだろうか、僕。
 まぁ、日常の一部を切り取って書きたいと思っていたので、こんなモノかな・・。

 後、特に設定部分で違っていると思われる、来栖川警備バイトの人たちは、バイト
 料というものを貰っているのでしょうか? 分からなかったので、とりあえずネタ
 にはしましたが(をい)。

 今回は特に、OLHさん御免なさい。
 あと、ちょっとしか出なかった葛田さんとかも・・・。
 一つ伺いたいのは、校内巡回班のきたみちさんて、警備保障とどう違うの?

 次は、二年生をネタにしようかな。
 もしかしたら、変わるかも知れませんが、とりあえず出て頂いた方、御免なさい。