Lメモ 〜転校編〜 投稿者:冬牙 刃
  眩しい朝日のさす中、朝の光を浴びながら校門前で立ち止まり、校舎を見あ
げる子犬を連れた少年が一人いた。校門に書いてある校名に目をやりぽつりと呟く。
「 『試立Leaf学園』 世界で唯一の治外法権高校…か」
 そう言いながら、その少年は校門をくぐって学園の中へ入っ──

           キュウウウウ…………

「そこの見知らぬ人・・・」
「ミサイルが」
「えなにかいっ・・・」
 冬牙が聞いたとたん

 ドカーーーーーン、キュウウウウウウン・ベシィィィィィッ…………!!

 「ひょえーーーーーーーーーーーーーー、へぶし」
 入って……10秒間宙を舞って地面に叩きつけられきおうしなった。


    Lメモ 〜転校編〜


 そして2時間後の保健室では二人の生徒がいた。
「君の転校手続きは僕がしておいたから」
「ありがとうございます。あなたのお名前は?」
「僕は3年のセリス。後で校長室に来るように校長先生がいっていたよ」
「はい、わかりました。ところでレキという黒い犬知りませんか?」
「それらしき犬ならさっき生物部の葛田君が実験、実験と言って連れってたけど」
「その部屋どこですか?」
 妙に心配そうにたずねると
どかあーーーーーーーーんという音の後に「ギャアーーーーーーー」という悲鳴が
聞こえ起き上がろうとしていた冬牙がつぶやく。
「遅かったか・・・」
「今の爆発は・・・もしかして」
「多分生物部の葛田という人の実験がいやでレキが衝撃波を打ったんでしょう。」
「その犬っていったい・・・・まあここでは普通だし」
「これが普通って・・・・いったい・・」
「これで僕は失礼するよ。」
「この学校っていったい何なんだ・・・まあ校長室行ったからにするか。」


 セリスと別れて校長室に向かおうとしたが場所がわからず冬牙は女生徒に声をかけた。
「校長室はどこですか?」
「えっ」
 女生徒が振り向くとロングの黒髪で冬牙好みの一人の少女が尋ねた。
「…あら、あなた誰?」
「はぁ…俺は冬牙 刃、今日転校してきた同じ2年生です」
「私は来栖川 綾香」
「校長室はどこにあるんですか教えてください。」
「校長室は・・・・・・」
「ありがとうございました。ではまた」



そしてここは校長室
(何で僕はイスにくくりつけられているのだろう)
 それは疑問と言うより現状確認に近かった。
(綾香さんの案内で校長室に挨拶に来て、中に入り、校長・柏木千鶴さんと自己紹介をしあい、
 食事を勧められ、 わけのわからないうちにこうなった・・・)
 ちなみにレキは、どこかに行ってしまったままである。
「あのー・・・千鶴先生?」
「なに、冬牙君?」
「お食事に誘ってくれたんですよね?」
「ええ、そうよ」 にっこりと微笑みがら応えてくれた。
「これから食事なのに何で縛るんですか?」
「気にしないのよ」
「じゃあ気にしませんからいただいていいですかこのきのこ料理。」
 「どうぞめしあがれ」
(ぱく)
・
・
・
・
「ぎゃああああああああああ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・す」


 ばた・・・・・・


そしてその日何度目かの悲痛な悲鳴が轟いた。合掌

追記 その後レキは柳川先生をぶっ飛ばしただけだった。
そして冬牙は気づいたら寮にいて記憶を一部失っていた・・

                             つづく
 






 冬牙 刃です。はじめまして下手ですけどss第一話作りました。
キャラを作る時にはたくさんのお方に協力していただきました。

         ありがとうございました

ここでお礼をさせていただきます。そして皆さん感想をお願いします。