裏切り者の〜名を受けて〜♪ すべって〜を捨てて〜戦う女〜♪ アフロアローは超音波! アフロイヤーは地獄耳! アフロウィングは空を飛び! アフロビームは熱光線! ア〜フロの力ぁ〜♪ 身に付けた〜♪ 正義の〜アイドル〜♪ 理奈様〜理奈様〜〜♪ ……理奈は、アフロ同盟の一員となった。 そして、アフロ同盟の契約の刻…… 「フフフ……理奈先生、コレでアナタもアフロデース!」 TaSの手によって理奈の頭にかぶせられるアフロ。 その凶々しい黒の玉が、理奈の頭部を覆う。 「おめでとう」 「おめでとうございます!」 「やった〜!」 「これで先生も仲間ですっ!」 「みんな……ありがとう……。」 涙ぐむ理奈。 アフロの理奈。 アフロの理奈。 アフロの理奈。 アフロの理奈ああああアアッ!! ……次の日から、理奈は変わった。 「ハァイ、みんな元気デスか〜?」 日本語が妖しくなった。 「り、理奈姉……(しくしく)」 「理奈ちゃん……」 これまで以上に人々の注目を集めるようになった。 にも関わらず、これまで通りにアイドル活動を行った…… 「え〜、今日お招きしますのは、皆さんご存じ、新曲「SOUND OF DESTINY」が 大ヒット中! 緒方理奈さんです!」 「みなさん、ドモ〜」 アフロ理奈登場。 司会者ひきつり。 「え、え〜っと、理奈ちゃんは……その……髪型変わったけど、どうしたのかな〜?」 「アフロって可愛いでショ?」 「そ……そうか……な?」 「アフロって最高! 今アフロに凝ってるんです!」 理奈爆弾発言。 この発言は、翌日のスポーツ紙、或いは芸能週刊誌などにトップで報じられ、一気に全国に広まった。 トップアイドル緒方理奈のこの変貌は、若い世代に強烈なショックとして伝わり……そして受け入れられた。 街行く女の子の大半はアフロと化し、その様は「アフロショック」と呼ばれ、その年の流行語大賞を獲得した。 そしてTaSは…… 「フフフ……目論見どおりネ。」 「ホントかよ?」 「アフロ同盟はマダマダこれからネ。 コレが野望の第一歩ヨ!」 バッドエンド NO.1 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 構想三分、執筆20分の超大作(笑) こんなもんでどーかね? TaS氏。