Lメモ自己紹介SS・第3話「強いぞ女の子!」 投稿者:YOSSYFLAME

「ちょっと購買部に顔を出してみるか・・・」
とくに理由はありません。転校したてのYOSSYは、ただ行ってみたかった・・・それだけなんです。
それが・・・こんなことになるなんて・・・


−購買部−
「いらっしゃいませ!」
小柄な女の子が迎えてくれる。
「どんなものが売ってるんですか?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ふむふむ・・・・」
だいたい一覧を見せてもらった後・・・
「ありがとうございます!あ、転校生の方ですね。
あの、私、雛山理緒といいます。よろしくお願いします。」
ちょっと照れながら挨拶する理緒。
「YOSSYFLAMEといいます。こちらこそよろしくお願いします。」

そのとき、いかにもニヤついた顔で出てきた一人の男がいた。
「(ん・・・あいつは・・・?)」
その男にYOSSYは見覚えがあった。
佐藤昌斗。
先日の「覗き魔事件」で一戦を交えた混合剣術の使い手である。
「(なんか予感がするなあ・・・ちょっと後をつけてみるか・・・)」
「雛山さん、ありがとう。またお邪魔しますね。」
「はい!お待ちしてます。」

(ドンッ!)
「あっ!」
「きゃっ!」
前を歩いていた昌斗が小柄な女の子にぶつかっていた。
「す、すみませえ〜ん!お怪我はありませんか?」
ただぶつかっただけなのにケガも何もないだろうとは思うが。
「ん?・・・」
ふとみると、昌斗のポケットから写真が何枚かこぼれ落ちていた。
「あ、僕は大丈夫さ、マルチ。」
「よかったです〜」
などとほんわかな会話をしてる間に、YOSSYは昌斗のもってた写真を見ると・・・

「よう、昌斗。写真落としたぞ。」
これ以上もない底意地の悪い笑みを浮かべ声をかけるYOSSY。
「なにいっ!?」
狼狽する昌斗。
「返せっ!」
YOSSYに飛びかかるが、素早さでは完全にYOSSYが上。いいようにあしらわれて・・・
「なかなか色っぽいじゃないの、葵ちゃんの下着姿。」
顔面蒼白の昌斗。
「女性の味方がこんな盗撮写真なんかもってていいのかなあ〜〜〜〜。」
こないだの仕返しのつもりか、とても楽しそうだ。
「ほうほう、こっちはこないだ俺が見損ねた葵ちゃんのシャワーシーンではないの。
へえ〜っ、葵ちゃんって、意外にスタイルいいんだねえ〜。」
「貴様ぁ・・・」
「いやあ、ほんとによく撮れてるわ。これすごい技術だな。
こんな綺麗な写真を本人に見せないのはいかにももったいない。」
「・・・何が望みだ。」
怒りに声を震わせながらも、抑えた調子でつぶやく昌斗。
「この写真の出所を教えて欲しいな。(にこっ)」


−再び購買部−
「いらっしゃいませ!おや、ご新規様ですね!
僕は第二購買部主任・beakerと申します!どうぞご贔屓に!」
「はじめまして、YOSSYFLAMEといいます。こちらこそよろしくお願いします。」
笑顔で初対面の挨拶を交わす二人。
「beaker、実は・・・」
昌斗がbeakerに耳打ちする。
「あ、承りました。お客様、中へどうぞ!」
「あ、はい・・・」
三人は購買部内部へと入っていった。
どうやらこのような写真の存在は、女生徒には知られていないらしく、「会員制」がとられている
ようだった。
そして、YOSSYは会員手続きを終え・・・
「で、あなたがこの写真を?」
「いえいえ、専属カメラマンがちゃんといるんですよ。」とbeaker。
「(なるほど、ここの連中とは仲良くするに限る。)」
またよからぬ考えを巡らせるYOSSYであった・・・

「よお!またもってきたぞ!beaker!」
歓談中に現れたのは、アフロヘアーのカメラ機材を肩に掛けてる男であった。
「いいところに来ましたね。YOSSYさん、彼がカメラマンのデコイさんです。」
beakerがそのアフロの男、デコイを紹介する。
「デコイです。よろしくお願いします。」
「YOSSYFLAMEです。こちらこそよろしくお願いします。」
にこやかに挨拶する二人。
「ちょっと写真を見ませんか?」
デコイが写真を見せてくれた・・・・・
素人目で見ても、その技術はすごいものがあると思った。(もちろん内容にも。)

「せっかくこうして揃ったんですから、ちょっと出かけませんか?」
beakerが提案する。
「どこに?」
「女の子を誘って食事でも・・・」
beakerは笑いながら答える。
「いいですねえ・・・」
「行きましょうか。」
即座に反応するYOSSYとデコイ。対して昌斗は気乗りしない様子。
「俺はちょっと、そういうのは・・・」
「あらま、いいじゃないの、楽しいよ、ガールハント。」
「そうそう、行きましょ。」
・・・結局、昌斗も引きずられて出かけることになったのである。

「うーみゅ・・・なかなか可愛い女の子がいませんねえ・・・」
YOSSYがつぶやく。
「腹減ってきたし・・・そろそろ・・・おっ!」
歓喜の声をあげるYOSSY。三人ほど可愛い女の子が一緒に歩いていた・・・
「あの子たちいきましょうか?」
と、YOSSY。
「あ、あの子たちですか・・・」
「知ってるんですか?」
「まあ、うちのお得意さんですから・・・」
と、beaker。
横を見ると、昌斗が逃げ出している。その首根っこを掴むYOSSY。
「何処へ行くんです?」
「た、頼む・・・、あれだけは勘弁してくれ・・・」
顔面蒼白の昌斗。
「なんかあるの?あの子たちと・・・」
と、聞いてみたとき・・・

「あ〜っ!昌兄いっ!!」
「ひいいいいいいいいいいいっ。」
元気いっぱいのポニーテールの女の子が元気よく昌斗に挨拶した。対してびびりまくってる昌斗。
「昌兄〜っ、お腹すいたよ〜〜〜〜っ!」
「ひいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!!」
仲むつまじい光景である。
「では、一緒にご飯を食べに行きましょう。ね?お義兄さん。」
「誰がお義兄さんだ!ひづきはいとこだ!い・と・こ!!」
「似たようなもんじゃねえか・・・
はじめまして、YOSSYFLAMEといいます。」
昌斗と話した後、振り返りひづきに笑顔で挨拶する。
「ふーん・・・YOSSYクンか・・・私はひづき、隆雨ひづき。よろしくね〜☆
ね、それより今、私をナンパしたでしょ〜☆ご飯おごってくれたらお話ししてあげるよ☆」
にこにこ愛らしい笑みを浮かべるひづき。
「それはもお!じゃ、行きましょうか!お友達も一緒に。」
「俺は帰る・・・」
「あらあ、逃げちゃダメよ、昌兄っ(にやにや)」
「貴様が昌兄っていうなあ!!!」
で、別サイドではbeakerとデコイが女の子二人との了解をとりつけたところだった。
「はじめまして、YOSSYFLAMEといいます。」
YOSSYがロングヘアーの女の子と、ちょっと幼い女の子に声をかける。
「はじめまして、EDGEといいます。よろしくお願いします♪」
「私はM・Kです。よろしくっ(にこっ)。」
「(ふっふっふ、、こんなにナンパが上手くいったのは久しぶり〜
ひづきちゃんにEDGEちゃん、M・Kちゃんかあ・・・)」

かくして男女七人はお食事をしにでかけたのであった・・・

「がつがつがつ・・・はぐはぐはぐ・・・」
ひときわ食欲旺盛なひづき。みんなお腹がへってたからそれなりに食欲はあるものの、
ひづきの食欲は桁外れだ。
「はぐはぐ・・・ふう。落ち着いた〜っ☆」
「YOSSYさん、学校には慣れました?」
EDGEはYOSSYに問いかけた。
「うん、ここっていい人が多いですよね。結構お世話になってます。」
「貴方のことは綾香さんから聞いてます。」
「あっ、それ言ったら私も葵ちゃんから聞いてる〜」
と、EDGE、ひづき。
「悪いヤツじゃないっていってましたよ。」
「何かと頼りになる先輩だって。」
「へえ・・・」
意外な好印象に内心驚くYOSSY。
「ただ・・・」EDGEとひづきの声がハモる。

「ものすっごいスケベだって言ってました。」
「・・・・・」(やっぱりな・・・)

「ま、ほら、それはこれからのおつきあい次第ってことで・・・」
一応取り繕うYOSSY。

なおも話が盛り上がる七人・・・

「嫌いなタイプって?」
YOSSYが女の子達に問う。
「浮気者。」
「女ったらし。」
「弱い者いじめ。」
EDGE、M・K、ひづきの順にきっぱりと即答した。
「(弱い者いじめは問題なし。俺はそんなクズじゃない。
浮気者・・・まだ俺は交際相手はいない。うん、ノープロブレム。
女ったらし・・・違うよな、女を泣かすようなまねはしないよな・・・たぶん、うん・・・(冷や汗)」
「どうしたんですか?」尋ねるM・K
「あ、いえ、いえ、なんでも・・・」
「・・・・もしかしてYOSSYさん、女ったらし・・・?」
ジト目でYOSSYを見るM・K。
「ううん、違う、違いますよ、うん。(たぶん・・・)」
「そっ、ならいいの。」
「(ふう・・・)」
「・・・ねえ、藤田浩之って知ってます?」
なんか熱くなってるM・K。
「うん、同じクラスだけど・・・」
「今度、奴を殺りますから!首を洗って待ってろと伝えといてください!ね、EDGEさん。」
「ええ・・・」
「(ひいいっ、EDGEさんまで熱くなってるう・・・
ああ、可哀想な藤田・・・)」

結構盛り上がる七人。

「さて、じゃ、カラオケにでも行きましょうか。」
と、beaker。
「行く行く〜☆」
と、ひづき。
「そうね、じゃ、私も。」
「私も行きます☆」
EDGE、M・Kがそれに続く。
「さあ、歌うぞっ。」
デコイが燃えている。
「俺は帰る・・・」
憔悴しきった顔でつぶやく昌斗。
「まあまあ、いいじゃないの、つきあいなさいよ、昌兄☆」
「ひづきいいいいい。」
実は昌斗は、自分の恥部をひづきを通してばらされていたのであった・・・
しかも、まだ二割程度の穏便な過去である・・・(これは余談)

と、楽しい楽しい夜が続くかと思った矢先・・・

「あああ〜〜〜〜〜っ!耕一さあーーーーーーんっ!!(はぁと・まーく)
M・Kが満面の笑みを浮かべる。

「あ、あの・・・お食事ですか・・・?」
ひづきが顔を真っ赤にし、信じられないほど丁寧に話しかける。

「私も同席していいですか?」
嬉しさを隠そうともしないEDGE。

きゃっきゃっ・・・

呆然としているYOSSYの肩をbeakerがたたく。
「帰りましょう・・・もう無理です・・・」

後で聞いた話ではあの三人、「柏木耕一」という学園の教師にベタ惚れで、
ほかの男なんか完っ壁に目に入らないそうである・・・


「どちくしょお〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」




第4話へ















おまけ


「YOSSY、ちょっと・・・」
部活終了後、坂下好恵に声をかけられた。
「昨日、みんなで食事に行かなかった?」
「行ったけど・・・」
「beakerという人も一緒だった?」
「ああ、そうだけど、それが?」
「ううん、こっちの話。ありがとう、お疲れさまっ!」
にこっと笑って道場を出る好恵。
「(あんな愛想のいい坂下も珍しいなあ・・・)」

さらに翌日。
顔に包帯を巻きながら店番をしているbeakerの姿があったとさ☆

めでたし、めでたし(?)


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どうも☆YOSSYです。
今回初出演してもらった方々は、、beakerさん、デコイさん、
隆雨ひづきさん、EDGEさん、M・Kさんでしたっ(^^)
みなさん、どうもです〜

自分で言うのもなんですが、今回はあまり濃くないストーリーでしたね。
ただ・・・

佐藤昌斗さん。どうもすみません〜〜〜〜〜!m(..)m
なんか、今回いじめられっぱなしで・・・

でも、こーする他なかったんですう〜〜〜〜〜
もっとも自然な形に上の五人を出すためには・・・

前2話と比べて、一人一人の個性があまり出せなかったんですが、後日出しますんで
勘弁してください。

戦闘シーンがありませんでしたが、今回は出る幕はなかったです。

第4話は、話題性抜群の「あの方々」です。

読んでやってくださいね。YOSSYでした。(^^)

れすです〜

T−star−reverseさん、beakerさん、
「YOSSYFLAME」を出していただき、誠に有り難うございました〜っ!!m(..)m

beakerさん
Lシネマ後編、楽しみに待ってます。
好恵ちゃんとどうからむか・・・
あ、あと本SS(僕のね)の「おまけ」ではご愁傷様でしたあ・・・
ま、それだけ愛されてる証拠ですよ(いいわけ)。

ティーさん
さすが「YOSSY」ですね、このスケベでまぬけっぷり。(くすくす)
河島はるかちゃんはWAでも好きなキャラですので、絡めてくれて嬉しいです。
良太君、お姉ちゃんには内緒にしてね。お菓子あげるから(^^;;(ものでつるなよ)。

じゃ、どんどん「YOSSYFLAME」をこき使ってくださいね。<これを読んでる皆様方

ではまたっ