体育祭Lメモ「お弁当タイム」 投稿者:YOSSYFLAME
(−スクー〇ウォー〇主題歌=HEROにのせて(知らない人もいるか、やっぱり(汗)))

−体育祭の昼食タイム、

−ただ、腹の中身を満たし、午後からの競技に備える−

−そんな甘っちょろいものではない−

−戦争−

−そう、戦争である−

−好きな女の子の手作り弁当を口にせんと、敵を蹴落とす男達−

−好きな野郎(爆)に自分の弁当を食べて欲しいと、敵を出し抜く女達−

−これは、お弁当タイムという限られた時間のなかで繰り広げられる、熱き学園青春ドラマなのである−



体育祭Lメモ「お弁当タイム」



「で、なんなのこの音楽は。」
おなじみ暗躍生徒会、太田香奈子が先陣を切る。
「馬鹿だな、こーやって、学校中の戦意を煽るんだよ、見ろ。」
瞬時に答えるRune。そういって屋上から下を指さす。
なるほど、確かにお弁当争奪戦が繰り広げられている。
「ま、我々としては、このくらいの細かい気配りが必要なのだよ。」
さらりと言ってのけるRune。だてに黒幕やってない。
「でも・・・これって、小細工っていうのでは・・・?」
「大体、〇クール〇ォーズなんて、今時知ってる人なんていないですよ。」
吉田由紀と桂木美和子が続けざまにつっこむ。
「知るか、そんなことはあの馬鹿作者に聞け。」
あくまで冷静なRune。
「ところで、アナタたちは?ミズホのトコロじゃなかったノ?」
レミィが尋ねる。と、二人はある場所を指さし、
「あれにどうやってわりこめというの?」



「信さん・・・味の方は自信ないですけど・・・どうぞ・・・」
藍原瑞穂が真っ赤になってバスケットをさしだせば、
「気にすることなんてないよ、それに藍原君の手作りを楽しみにしてたんだから。」
岩下信が優しげな視線を瑞穂に向ける。
日頃は妖魔も黙る、学園秩序維持戦闘集団”ジャッジ”のリーダーも、今はただの幸せな一人の男に過ぎない。
岩下と瑞穂。互いに見つめ合ったまま、多分同じ事を考えているのであろう。

−この幸せの時がいつまでも続きますように−

・・・どーでもいいけどあんたら、早く食えよ(笑)。



「ナルホド、”仲よきことはよきことかな”ネ。」
屋上から見ていて、レミィも納得する。
「でしょ〜」
由紀が返す。

「あの・・・健やか先輩・・・これ・・・」
「ん?」
見ると、健やかの目の前に、やや顔を赤くして目線をそらしながら弁当を差し出している
香奈子の姿があった。
「香奈子ちゃん・・・」
「よかったら、食べて・・・」
ますます赤くなる香奈子。
「でも、月島にはいいのかい?」
ちょっと困惑気味の健やかの発言にやや怒ったか、
「私は健やか先輩に食べて欲しくて作ったの!食べるの!?食べないの!?」
真っ赤になって怒り出す香奈子。そんな彼女が愛らしくて、
「じゃ、いただきます。」
にこりと返す健やか。ふん、とソッポを向いてしまう香奈子だが、内心はやはり嬉しいのだろう。

そんな二人を横目にRuneが手作りのおにぎりを口にする。
「相変わらず青いな・・・」
おにぎりの手作り主を屋上から見て、彼は何を思うのであろう・・・?



「あの、みなさん、いっぱい作りましたから。たくさん食べてくださいね!」

「ありがとう!いっただっきま〜す!」
「HAHAHAHAHAHAHAHA!グッドテイストネ!」
「ありがとう、松原さん。」
「葵ちゃんの弁当、実は楽しみにしてたんです!」
もてもてブルーゾーン(ごめんティーさん(汗))を形成する5人。
松原葵を中心とする、佐藤昌斗、TaS、T−star−reverse、ディアルトの5人である。
4人が4人とも、自分で弁当を持ってきていないという点に、葵手作り弁当への執念が感じられる。

ん?誰か忘れてないかって?いいんだよ、そんなやつ。



「耕一さん!私の手作り弁当、食べてください!」
「私、頑張って作ったんです!お願いします。」
恒例の柏木耕一争奪戦は、今日、よりヒートアップして繰り広げられていた。
自分の手作り弁当を差し出すEDGEとM・K。二人とも料理にはかなりの自信がある。
「ありがとう、とってもうまいよ。」
にこりと笑って食する耕一。彼も予想はしてたのだろう。弁当など持参していない。
彼の食欲なら、3、4人分など軽いものである。

「あの・・・自分で一生懸命作ったんです。食べてください。」
意を決して、手作り弁当を差し出す隆雨ひづき。今日だけは、本当に今日だけは、昌斗の手を一切借りず、
自分のみの力で弁当を作ってきたのである。しかし、人に習っていたとはいえ、形もまだまだ未熟である。
「(やっぱり、やめとけばよかったよう・・・)」
今にも泣きそうなひづき、しかし、その弁当箱から、無造作にぱくぱく食べる耕一、そして、
「うん、おいしいよ。ありがとう、ひづきちゃん!」
よくやったな。との耕一の笑顔。瞬間、ぱあっと笑顔になるひづき。
「(よかったね、ひづきちゃん。)」
恋敵ながら、親友の努力が報われたことを心から喜ぶEDGEとM・Kであった。

「こういちさ〜〜〜〜〜ん!お弁当食べて〜〜〜〜♪」
凄まじいエルクゥスピードで駆けてくるのは、誰あろう、柏木千鶴ちゃん1年生!
「来たな!オバサン!」
「性懲りもなくーーーーっ!」
「今日という今日は、決着をつけてやるわ!」
即座に戦闘態勢に入るM・K!ひづき!そしてEDGE!

「ふっ・・・おどき、小娘ども!」
恐怖の鬼の眼光!ガティムもびびらすその眼光に、しかし、三人娘はひるむ様子無し!

「ちぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!!!」
そして、エネルギーが真っ向から激突!!!

「(千鶴さんの弁当だけはちょっとな・・・)」
こそこそと逃走する耕一。
余談として、結局は千鶴さんの弁当を食べることになることを明記しておく。



「ジンちゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!!はろはろ〜〜〜〜!!!」
恐怖の〇〇〇〇〇〇摂取強化人間(言い過ぎや)四季の強襲を喰らったジン・ジャザム。
「∞∴♂♀°′″℃¥$¢£%#&*@§☆〜〜〜〜!!!!!」
「(いきなり口の中に食い物突っ込むなーーー!このスカタンがーーーーーーーーっ!!)」
と、食い物がたっぷりつまった口で吼えても聞こえる訳なし、
「どお?おいしい!?おいしい!?」
目を輝かせ感想を求める四季、純真な気持ちはわかるのだが、この状況で感想もへったくれもない気がするが。
「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!!!!」
突然大声をあげる四季、そして、
「ダーリンとひなたちゃんのとこにもいかなくちゃーーーーーーーーーーーーっ!じゃ!」
風のように消えて行く四季。
「な、なんなんだ、あいつは・・・?」
やっと口を聞けるようになったジン。と、急にガラにもなく落ち込んで、体育座りで顔を膝に埋め、
「千鶴さん・・・」
と、一言呟く。
自分の想いは、どうしたところで報われないのだろうか・・・?

「なあに、ジン君?」
「!」
驚き顔を上げるジンの前に、手作りの弁当を差し出す千鶴。
「食べてね♪ 食べないと、お・し・お・き!」
物騒なセリフを吐くが、それでも濁りなき笑顔をジンに向ける千鶴。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
至福の笑顔で一気に千鶴弁当を掻き込むジン。それを暖かく見つめる千鶴。これも一つの愛の形であろう。

(そのあと彼がどーなったかは、ご自由に想像してください♪)



「貴之・・・」
「なんだい、柳川さん。」
これが本当に”あの”柳川裕也だろうか・・・
いつもは、誰にさえ、決して見せることのない穏やかな表情で隣の阿部貴之を見つめている。

「いいや、なんでもない・・・」

これも一つの至福の形。



「ほら、食べなさいよ。」
「岡田〜、その目つきじゃ子犬だって逃げるよ〜」
「うるさいわね。」
「でも、可愛いね。」
岡田達三人組が犬に弁当を分けている。
「でも、どうしたの?岡田らしくもない。」
「悪かったわね。」
ちょっと照れたか、顔を背ける岡田。



「・・・食べてや。」
またまた素直じゃない女の子、保科智子見参。
「ああ、ありがとう、智子さん。」
悪びれず美味しそうに智子特製のお弁当にがっつくFool。
なんか、こんなパターンばっかりやな(汗)・・・と、思いきや、
「う、うん、ありがとう・・・」
真っ直ぐFoolの目を見て、素直に礼を言う智子。
「ほ、ほら・・・こんな日くらいはな・・・素直でいたいんや・・・」
と、Foolの方に向けた手を泳がせる智子。
普段がただボケツッコミの仲のため、一瞬違和感を覚えるFoolだが、一瞬だけのこと。
智子の手をそっと握り返したのは、次の瞬間。



「橋本せんぱ〜い!お弁当たべてくださ〜い!」
「矢島くん・・・これ・・・」
薔薇同盟の橋本と矢島もこの日ばかりは女の子に囲まれてモテモテである。
感動に打ちふるえて女の子の弁当を美味しくいただく二人。
そう、元々この二人は女の子にもてるのである!

ま・・・今だけはいい夢見させとくか・・・(にやり)



「うめえ!さすがあかりだな!」
「えへへ・・・ありがと。」
二人きりで昼食を取っているのは、”主役”(強調しなければ認識されないのが哀しい)
藤田浩之と、神岸あかりの二人。
そんな二人をやや寂しそうに見ていながら、優しく見守っている男、佐藤雅史。
し・か・し・今作でそんなシチュエーションは作者が許さん(笑)。

「雅史〜〜〜!なにやってんだよ、こっち来て一緒に食お〜ぜ!」
「そうだよ雅史ちゃん、お弁当、雅史ちゃんの分も作ったんだから。」
二人の声に戸惑う雅史。
「いいのかい?僕がまざっても・・・」
雅史の質問に
「いいに決まってるだろ!早く来いよ!」
「早く来ないと浩之ちゃんに全部食べられちゃうよ〜〜〜!」

一瞬だけ躊躇したが、駆け足で幼なじみのところへ向かう雅史。



「(まったく、あの3人は、・・・でも、まあいいか)」
そんな3人を見ていたのは長岡志保。
「おい志保、はやく食って仕事に入らないと!なにせこれだけネタが転がってるんだからな!」
職業意識に燃えるシッポが志保を急かす。
「わかってるわよ!さあ!午後も頼むわよ!シッポ!デコイ!」
「おう!」
「任せとけ!」
志保の気合いに合わせるシッポとデコイ。
「(午後は刺激的な競技が目白押しだからな、シャッターチャンスが山ほどあるぞ・・・)」
陰でたくらむデコイ。

がんばれデコイさん!僕は応援するぞ!(爆)



「せ、芹香先輩・・・とっても美味しいです!」
「(にこっ)」
「あ、ああ、ありがとうございます!」
来栖川芹香の手作り弁当を食している雪・智波のリアクション。
芹香に微笑まれてかなり舞い上がっている。

「・・・・・・・(もじもじ)」
(そっ・・・)
「あ・・・ありがとうございます・・・・」
結城光が芹香にお弁当をもらって、表面には出さないが、かなり喜んでいる。

そしてもう一人・・・
「(芹香お嬢様・・・お心遣い、感謝します・・・)」
”草”dyeが芹香手製のおにぎりを食べながら感激している。

「(芹香お嬢様・・・幸せそうで何よりでございますぞ・・・)」
陰ながらハンカチで目元を拭っているセバスチャンも相変わらず健在である。



(ちりちりちりちり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)

「貴様、瑠璃子の弁当を食ったな。」
「やかましい、このシスコンが。」
「けんかはよくないよ。」

「えーみなさん、ここから先10mにはよらないでくださーい!電波にやられますよー!」

月島瑠璃子の弁当をめぐって、激しい電波対決を繰り広げる兄・月島拓也と長瀬祐介。
それを仲裁する瑠璃子の電波も混ざってもう無茶苦茶。
新城沙織が規整を引いて奮闘してるありさまだ。

がんばれさおりん!・・・・・・・・・・・・・・次いこ。



「梓ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
「梓先輩に寄らないでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」
「うるせえ静かに弁当食わせろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

ここもか・・・(汗)

えーと、ここは秋山登vs日吉かおりの柏木梓争奪戦ですね。

「みなさん、仲良く食べましょうよ・・・(汗)」
宇治丁が仲裁に入るが、誰も聞いちゃいねえ。

なんだかんだいって面倒見のいい梓は、こうなることも予測して、自慢の腕をふるって
自分と秋山、かおり、宇治の分をちゃんと弁当をつくっているのだ(ちゃんと宇治さんは食べてるしね)が、
それをよしとせず、秋山とかおりの大喧嘩・・・

最も秋山さんの目的は他にもあるようですけどね・・・・・・・・・・・・・・次、次。



「プアヌークの邪剣よーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」
「喰らえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!真・魔皇剣!!!」

またかよおい(大汗)
説明不要ですね、例の二人です。次いこ・・・・・ん?

「綾香さんの手作り弁当、美味しいですねえ。」
「ありがと斗織。結構一生懸命作ったんだ。」
いつの間にからぶらぶモードを形成している来栖川綾香と葉岡斗織。
しかし、そんな雰囲気がいつまでも許されるはずもなく・・・

「どわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

あ、やっぱり。

「さあ綾香!俺のため”だけ”に作った弁当ぷりーず!!」
「まだそんなこと言うのはこの口かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

「いい加減にしなさいっ!!!」

びくっ!
さすがにびびるハイドラントと悠 朔。
どんっ!とお重を目の前に置き、
「みんなの分作ってあるから、仲良く食べること!いいわね!」と、綾香。

「(ち・・・今日のところはかんべんしといてやる)」
二人同時に同じセリフで毒づく。
結局、葉岡も混ざって、仲良く(?)綾香の手作りをいただく男共なのでした。



「退け・・・退かば見逃す・・・退かぬのなら、覚悟を決めろ・・・!」
「オレをあんまりなめるんじゃねえぜ!」

ここでは西山英志vsXY−MENの睨み合いが続いている。

「楓さん・・・どうしましょう?」
マールが不安そうな顔で尋ねる。柏木楓はそんなマールの頭を優しく撫で、
「信じているから・・・」
優しく微笑んだ。

そして、死闘が始まった・・・



・・・ここの対戦は一体何なんだ?
互いに睨み合ってる数人の男達。

姫川琴音をめぐるOLHvs神凪遼刃。
姫川笛音をめぐるOLHvsてぃーくん。
ティーナをめぐるOLHvsカレルレン。
そんなOLHを狙う斉藤勇希先生。

OLHさんモテモテやん(笑)



「ちちうえっ!おいしい?」
きたみち静がにこにこと問う。
「うん、がんばったね、静。」
きたみちもどるに頭をくしゃくしゃとなでられ
「えへへぇ〜」
と、本当に嬉しそうだ。



「美味しいよ、ありがとう、木風ちゃん。」
「どういたしまして〜」
ここでも、榊宗一と木神木風の仲むつまじいお弁当タイムが展開されている。

しかし、静ちゃんや笛音ちゃん、マルティーナにも言えるんだけど、
微笑ましいですよね、こういうの。



決して空気は悪くないのであるが、黙々と昼食をとっている二人、東雲忍と東雲恋兄妹。
ここは他とはちょっと違って、兄の忍の手作り弁当を二人で食べている。
料理研究会所属は伊達ではなく、忍の料理は相当なレベルである。
あいかわらず会話はないが、それでも二人はわかってる。
互いが互いをとても大切に思ってることを。



「崇乃くん、どお?」
自分の料理の味はどうか、食べている八塚崇乃にいつになく弱気な態度で問う観月マナ。
「美味しいですよ。」
にこっと笑って答える崇乃。
「どこが?」
理屈っぽいマナ。
「全部です。」
さらっと返す崇乃。
「もお!」
ふくれるマナ。でも崇乃は知っている。それがマナの照れ隠しであることを。



「お疲れさま、由綺。」
「ありがとう、冬弥くん。」
二人きりで由綺の手作り弁当を仲良く食べる。本当に幸せそうだ。

「美咲さん?」
「え?」
七瀬彰に呼びかけられ、慌てて振り向く澤倉美咲。

「まだ冬弥のことを・・・?」
尋ねる彰に辛そうな微笑みで返す美咲。そんな彼女をそっと抱きしめる彰。
「きゃっ!・・・彰クン・・・!」
「いいんだ・・・しばらくはこのままで・・・」

「ん。」
そんな二人を見ていた河島はるか。どことなく満足そうだ。

「お兄さん・・・いい天気だね・・・」
「ああ、そうだな・・・」
緒方英二と妹の理奈がただ空を眺めてる。

「・・・・・・・・・・」
煙草をくわえてたたずむ篠塚弥生。
彼女の心のうちはいかに・・・



宮内シンディと相田響子、小出由美子等の女性教師は仲良く弁当を食べていて、
ビール樽連合+残りの男性教師は運動会真っ盛りからビールを飲んでましたとさ。おしまい!(爆)



「お茶はいかがです?」
「いただきます・・・」
普段通り仲のよい二人、まさたと着物ゆかた。
手製のお茶を飲みながら、昼の一時を満喫している二人。

まさたさんの茶を飲んで二人がどーなったかはご想像にお任せします♪



「レッドさん・・・食べてください・・・」
「ありがとう、アイラナ・・・」
ここではいつものように、レッドテイルとアイラナステアのらぶらぶモードが展開している。
そして・・・
「はあ〜〜〜〜っ・・・」
アイラナのマスター、Yinの溜息もいつものことである。

「まあまあ、アイラナさんも幸せなんだからいいじゃないか。」
そういって近づいてきたのは冬月俊範とパートナーの綾波。
「まあ、それはそうなんだけどな・・・あ、綾波ちゃん、お茶ありがと。」
「いえ・・・」
ここもいつもと変わらぬ風景。



「ろーず・・・おいしいよ・・・」
「おにーさま・・・」

葛田玖逗夜と神無月りーず(今は別人格・神無月ろーずになっているが)の逢瀬もいつもの通り。



「ねーねー電芹、おいしいね〜♪」
「そうですね、たけるさん。」
無邪気に弁当にがっつく川越たけると、パートナーの電芹。
この二人もいつもと変わらず暖かい空間を作りだしている。

「むらさきちゃんも食べなよ〜♪」
「わあ!ありがとう!たけるおねえちゃん!」
「まだまだありますからね、むらさきさん。」
ダーク十三使徒がばらばらに昼食をとっているので、むらさきはたけるたちのところでめんどう
見てもらっているのだ。
「午後からの競技もがんばろ〜ね〜」
「うんっ!」

「元気がいいなあ・・・」
うらやましそうに呟く菅生誠治。
「くすっ、誠治さん、お茶ですよ。」
「悪いな、電芹。」
電芹の入れた最高級のお茶をいただきながら、ぽかぽかとした昼を過ごす誠治であった。



「一生懸命作りましたっ!食べてくれたら嬉しいですぅ〜」
ひまわりのようなマルチの微笑み。
そんなマルチの新作料理、「手加減なしの硬度を誇るミートせんべい」を愛と執念でおいしくいただいている、
セリスと天神昴希。
「マルチ・・・とってもおいしいよ、ありがとう。」
「うんうん、さすがマルチだ、本当に美味しいよ!」
歯をところどころ欠けさせながらも、最高級の賛辞をマルチに送る二人。
「喜んでくれて嬉しいですぅ〜」
無邪気な笑顔。セリスと昴希にとって何よりのご馳走。



一心不乱に初音の肉じゃがにがっつくゆき。
そんなゆきを暖かく見つめる初音。
「ゆきちゃん、おいしい?」
にっこりと問う初音に、やはりにっこりと返すゆき。



「ご主人様・・・」
「何だい?」
「・・・・・・・ううん、なんでも。」
「変な奴だな。」
そう言いながら優しくわるちに微笑む鈴木静。一時の涼風が二人を包む。



「はいはい〜っ、安いよ安いよ〜♪」
どんなときでも商魂たくましい第二購買部。
ひめろくの元気のいい声がこだまする。
『いらっしゃい、いらっしゃ〜い(^^)/』
がちゃぴんもスケッチブックで一生懸命サポートしている。
「いらっしゃいませ。」
セリオも無表情ながら快く手伝ってくれる。それに彼女の計算能力はここでは重要な戦力。
「お疲れさま〜」
沙耶香がひめろくたちの労をねぎらってくれる。
「あ、どうもです〜、沙耶香さん。」
「がちゃぴんちゃん、セリオさん、お疲れさま。」
にこっと笑う沙耶香に、
『どういたしまして〜♪』
「どういたしまして。」


「ネーチャン、はらへったぞ。」
「もう少しで休憩だからちょっと待って良太・・・きゃっ!」
昼も食べずに働く雛山理緒。バランスを崩して・・・!

(どんがらがっしゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!)

「ったたたた・・・大丈夫?雛山さん・・・」
倒れそうになった理緒を間一髪支えたのは同級生の猫町耀。
「だ、大丈夫?猫町君・・・なんかモロに荷物が当たってなかった?」
おろおろと猫町の心配をする理緒。そんな彼女の肩にそっと手をやって、
「大丈夫・・・それより少し休んだ方がいいよ・・・」
「でも・・・・・・、うん。」
猫町にもたれかかり、理緒は頷いた。



第二購買部の束の間の休息。
「お疲れさまです、好恵さん。」
beakerはそういって坂下好恵に笑いかける。
「さすがに疲れたわね〜、午後の競技に響くわ。」
そう言いながらちっともバテていない好恵。グラップラーは伊達じゃない。
「好恵さん。」
珍しく真摯な表情で好恵を見つめるbeaker。
「な・・・なに・・・?」
少しばかり慌てる好恵。
「今日・・・終わったら、打ち上げあるんですが、そこで・・・」
好恵にしか聞こえない小声で耳打ちするbeaker。
「ば、ばか・・・!」
一気に沸点まで顔の温度が上昇する好恵。これも学園内イベントならでは。



「(しくしくしくしく)」
「ミガイテ、ミガイテ。」
”何故か”来栖川空がDボックスのボディにワックスをかけさせられている。
「(やっと出られたと思ったらこの扱いかい、覚えてろ、いつか修正してやる腐れ作者)」

(がん。)

突如木刀が飛んできて空の頭にブチ当たる。ほどなく当人が悠然と歩いてきて、
「ゴメンナサイ、クウサン、ダイジョウブデスカ?」

・・・Dガーネットだった。相手が悪いね、空君(今度はいい目を見せてやるから(笑))。



「く〜〜〜〜〜、か〜〜〜〜〜〜」
「zzz・・・・・・・・・・・・・zzz・・・・・・・・・・・」

今日は本当にいい天気です。陽射しもよく、ぽかぽかと。
幻八さんと、Dマルチさんが気持ちよくお昼寝をしてらっしゃるようですね。
そっとしておきましょう、午後の競技が始まるまで・・・



「・・・・・・・・・・・」
「どうしたんだい?Dセリオ?」
へーのき=つかさが心配そうにDセリオに話しかける。
Dセリオはさっきからずっとうつむいて何もしゃべろうとしない。
その顔は真っ赤に染まって、しかもやや震えている。

「・・・・・!(・・・・はは〜ん)」
ニヤリと笑うへーのき。
「!・・・な、何がおかしいんですか!?」
ムキになって反論するDセリオ、しかし、へーのきはにこっと笑って、
「これな〜んだっ♪」
へーのきの手に握られていたのは小さなバスケット、中には手作りのサンドイッチが。
一瞬の隙をついて、彼女からかすめとったのだ。
「か、返してくださいっ!!」
バスケットをとりかえそうとするがままならず。
Dセリオは夕べ一生懸命サンドイッチを作ったのだが、
いざ渡す段になって、急に恥ずかしくなったのである。

「いっただっきま〜す!・・・美味しいよ、セリオさん!」
「・・・知りません!」



「お味はどうですか?Hi−waitさんっ」
「・・・・。」
(・・・うまい、すっごくうまい。それにただうまいだけではない。心がこもっているのがよくわかる。
それになんだ?この指は、ばんそーこーまで貼りまくりやがって、包丁の使い方もわからないのか
この未来人は。・・・しかし、これでここまで作ってくれたんだよな、うっ、柄にもなく感動だと?
この俺が?未来人に?いやでも、本当に俺のために。いやいや、だまされてはいけない、なにせこの女は
・・・はっ!見るな、そんな目で俺を見るなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!)

「・・・aitさん、Hi−waitさん!」
「ん・・・はっ!・・・な、なんだ?瑠香。」
月島瑠香の呼びかけで思考モード解除のHi−wait。
「何を考えてらしたんですか?」
澄み切った瑠香の瞳に見つめられ、
「な、なんでもない!さ、次の準備があるから俺はもう行くぞ!」
「あ、Hi−waitさん・・・」
呼びかける間もなくさっさと立ち去ってしまうHi−wait。
米粒一つ残さずきれいに平らげた弁当箱を残して。
「(・・・ふふっ)」
その弁当箱を見て、瑠香は本当に嬉しそうにHi−waitの背中に小さく、
「大好きです・・・」



「すう・・・すう・・・」
ルーティが眠っている。
風見ひなたと赤十字美加香の二人に見守られながら。
「よく眠ってますね。」
風見の普段見せない優しい笑み。
「今日はいい天気ですから・・・」
美加香も優しく微笑み返す。

「ひなたさん。」
不意に美加香が口を開き、
「・・・こうやってみんなで楽しく騒いで、笑って、泣いて、怒って、そして騒いで、
いつまでもこんな日が続くといいですよね。」
この学園の楽しい仲間達。
彼らともいつかは別れの時が来る。
それは仕方のないことだ。だからこそ、このひとときを。
「きゃっ、・・・ひなたさん?」
風見はそっと美加香を引き寄せ、
「大切にしましょう、この瞬間を。」
「・・・はい。」
引き寄せられた風見の胸で、美加香は笑顔で頷いた。



皆から少し離れた、樹木が生い茂っているところ、紅く染まった楓の葉がちらほらと落ちてきている。
「もう紅葉の季節なんだ・・・」
女が呟く。素朴なスタイルにも神秘性を感じられる少女。
「よっしークンもこういうのに情緒を感じたりするの?」
少女が呼びかける。
「まあ見てて、いいなあ・・・って思う程度だけどな、俺は。」
よっしーことYOSSYFLAMEはいつも通りの口調で答える。
「で、なんで俺がこんなところにお前と一緒にいなけりゃならんのだ?・・・広瀬。」
傍目にも珍しい組み合わせ。YOSSYFLAMEと広瀬ゆかり。
「それはね・・・」
ゆかりが口を開き、
「アンタを野放しにしておくなって、ウチに要望が山ほど来て、それで。」
「ちょっと待てい。」
YOSSYは軽い頭痛を覚えた。一体自分は周りからどう思われているのであろうか?
「まあ感謝しなさいよ。今をときめくアイドルと二人きりでいられるんだから。」
あっけらかんとしたゆかりの言葉につい笑ってしまうYOSSY。
お目当ての女の子の手作り弁当にはありつけなかったが、たまにはこういうのもいいだろう。
それにゆかりと二人きりというのも、そんなに悪い気もしないしね。

「よっしークン、私のでよかったら食べる?手作りのお弁当。」
「それくらいはやってもらわなくちゃな、これで飯抜きだったら目もあてられん。」







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どおもお、YOSSYです。

体育祭Lメモ、ようやく完成しました〜
遅くなってどうもすみません。m(..)m

でも、点数のことを考えなくていいぶんだけ楽かな?

今作は、SS使い全員登場を目標に書いてみましたが、万一抜けている人がいれば教えてください。
責任をもって、次のLメモでかっこいい主役で登場していただきますね。(爆)

あと、気になった点は、猫町さん。
理緒ちゃんを気に入っていると聞いたので、こういうLになりましたが、違ってたらごめんなさい。

八塚さん。
かっこいいYOSSYを書いてくださってどうもです〜〜〜〜!m(..)m
魔力壁にぶつかってダウンっていうのがいかにもらしいです。(^^)

ハイドさん
またも新キャラ登場ですね(^^)。
一体この子は何の目的で呼ばれたのか?
そんな重要なLに出してくれてどもです〜。m(..)m

たけるさん
騎馬選考がとってもウケました。(^^)
SS不敗の皆さんの苦労がよくわかりますね。
YOSSY行動はまりすぎ(^^)出演どもです〜m(..)m

最後になりましたが、このLメモを書くに至って、たくさんの方の資料を参考にさせてもらいました。
みなさん、本当にありがとうございました。

次回はまた通常Lでお会いしましょう。YOSSYでした。