学園祭Lメモ「楓祭’98/宴の裏」 投稿者:YOSSYFLAME
「よっしー君よっしー君!」
「はーい?  あ、ども、勇希先生。」
休み時間。
いつものように、本日発売の週刊誌などを読み漁ってるYOSSYに意外な珍客が訪れた。
「実はちょっと頼みたいことがあるんだけど・・・」






学園祭Lメモ「楓祭’98/宴の裏」






「え?  屋外ステージ作りをやってくれと?」
「うん。いろいろとイベントがあって屋外でもステージを作ってやりたいのよ。
それに、ぱーっとした青空でバンドってのもいいじゃない!」
「雨降ったらどーすんです?」
YOSSY、それは禁句だ。
「そんなわけで、文化祭期間に時間の取れそうな子に手伝ってもらおうと思ってるんだけど・・・
あなたは何かに出たりするの?」
「いえ、僕は別に何も。」
暗躍生徒会主導のバンド共演とか、第二購買部主催のカップルコンテストとか、
出たいイベントは確かにあった。
しかし、いずれも個人的事情のため、出場はしないことにしていた。
「じゃあ、手伝ってくれない?  お願いっ!」
手を合わせて拝むポーズを取る勇希。本気で拝んでるわけではなく、愛敬としてだが。
日頃何かと世話になってる勇希先生の頼み。別に断る理由もない。
「いいですよ、僕でよければ。」
「ありがとう!  じゃあ、明日の放課後軽いミーティングをやるから来てねっ!」
「わかりましたー!」
「ありがとう!  それじゃほかにあたるところあるから!」
軽い足取りで去って行く勇希。
「(ったく、子供みたいな先生だな・・・)」
口元が緩むYOSSY。



「何ニヤニヤしてんのよ、気持ち悪い。」
「げ・・・広瀬。」
宿敵にして天敵。広瀬ゆかりが意味ありげな笑みを浮かべてYOSSYを見ている。
「勇希先生に頼られたことがそんなに嬉しい?」
「まあな、少なくともお前に頼られるよりは嬉しいわ。」
予想通りの答えとばかりににっこりと笑うゆかり。
「ふふん♪  アンタ達が作った屋外ステージ、存分に使ってあげるから、手なんか抜かないでよ?」
「なに?  お前バンドとかに出るのか?」
文化祭のめぼしい女の子の動向はチェック済みのYOSSY。時間の合間でデートするために。
しかし、バンド部門でゆかりの名前はなかったはずだが・・・?
そんなYOSSYを見て呆れるゆかり。
「あのねえ・・・、私の本業、忘れたわけじゃないわよね?」
「あーあーあー、そーだそーだ、AV女優!」



ごんっ。



「ってえなあ・・・冗談だろうよ・・・」
頭から血をだくだく流しながら頭をぽりぽり掻くYOSSY。
「AVは余計よっ!!」
「怒るなよ。どーせ4、5年後にはそーなってんだから。」



どげしっ。



「ふん!」
スタスタと怒りをあらわにし去って行くゆかり。
「気の短い奴だなあ・・・」
YOSSY、脳漿出てるぞ。



「(しかし・・・)」
ふと考える。
「(勇希先生、人集めるったって、どーすんだろ。
そんなにヒマな奴がそーそーいるのかね・・・)」
考えてみれば結構難事業である。
学園祭であるからして、まず自らの部活に専念しなければならない文化系クラブは参加不可。
図書館カフェテリアの面々、第二購買部の連中も当然参加できるような状態ではない。
清掃委員会など、事前の準備に忙しい団体も無理。
ダーク13使徒はなんかまた妙な準備をしているだろうから参加してはこないだろう。
あと、バンド参加者も練習しなければならないからして無理。
舞台設営のため、一般生徒には無理。
「(どーすんだ一体・・・?)」





――翌日放課後。
「みんな、よく来てくれたね。ありがとう!」
勇希の感謝の言葉。
やはり彼女の人徳なのだろうか。予想以上の人員が集まったのである。
「(よく集まったなあ・・・)」
危惧していたYOSSYも驚くばかり。

まず、剣道部から八塚崇乃、くま。
格闘部からそーしゅ、ガンマル。
「まあ、俺が役に立つのならな。」
「ま、やってみますよ。」
「ええ、頑張ります!」
「任せておけ!」

SS不敗流から結城光。
「師匠の分まで頑張ります!」
「結城君。やっぱ西山は?」
「ええ、楓様につきっきりで。」
「あいかわらずだなあ、あいつは。」

来栖川警備保障からへーのき=つかさ、OLH、榊宗一。
「まあ、由綺先生も出るし。出来るだけ手伝うよ。」
「どうせ当日まではこれってことないしね。」
意気込みを見せる警備保障の面々。と・・・?
「さ、OLH、しっかりやるのよ!」
「へいへいわかったよ無自覚女。」 
「誰がよっ!」
「「「(相変わらずの夫婦漫才だなあ・・・)」」」

科学部からEDGE、四季。
「って、科学部メカニックはどーしたの?」
「あーあー、いいのいいの。」
手をぱたぱたさせるEDGE。
「だって〜、ジンちゃん毎日人体実験で忙しいんだもん。つまんな〜い!」
だだこねる四季。
「相変わらずぶっとんだことやってんなあ、あんたら。」

図書室からまさた、着物ゆかた、風見ひなた。
「って、お前暇なのか?」
「仕方ないじゃないですか。美加香は工作部と料理研の往復ですから夕飯に困るんですよ。」
「それでここで差し入れのおこぼれにあずかろうと・・・」
「そーいうことです。」
やるなあ、風見。
「じゃあ、一緒に仕事をする縁としてお茶を一杯。」
「いらん。」
「どぞにゃん!」
「いっただっきまーす!」
・・・女の頼みは断れないのか。

無所属からはXY−MEN、レッドテイル、猫町櫂、がちゃぴん、宇治丁、
幻八(彼は仮眠館管理人だけど)、とーる、SOS、イマジネーターの豪華メンバーである。



「さあ!  いくわよ!  ザ・裏方ズ!!!」
「「「「(だっせえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇネーミング。)」」」」
「・・・なんかいった?」
「いえ何も。」






――翌日。
「さて、ここで重大問題がある。」
勇希によってチーフに任命されたOLHが皆を前にしてそう言い放った。
「チーフ、問題って何ですか?」
「うむ、それはな・・・」



「設計図を書けるような頭のいい奴はここにはいないっっっっっっっっっっっっっ!!!!!」



ががーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん。
皆の脳裏で何かが崩れた。
次々と膝をつき、絶望に襲われる裏方ズ。
「なんだ、そんなことか。」
絶望に打ちひしがれる裏方ズの中で平然と言い放つ風見。
「そんなことって、これは結構な問題ですよ風見さん。」
「あんたが設計図を書けるのか?」
「書けるわけないでしょうが。」
「じゃあどうやって・・・!」
にやりと笑う風見。
「いないのなら、さらってくればいいだけですよ。」
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
風見の一言で救われた表情になる裏方ズ。

どーでもいいけどあんたら、人権って言葉を知ってるか?



「ほらほら、美加香ちゃんの命が惜しければさっさと書く書く!」  
「頑張ってくださいね〜、誠治さん。」
美加香を人質に菅生誠治に屋外ステージの設計図を書かせる裏方ズ。
まあ、美加香に危害を加えようったってそうできるものでもないが。
ちなみに、女性の味方のSOS、美加香を母と慕うとーるの2人が強硬に反対したが、
・・・まあ、現実社会は多数決の論理がまかりとおっているから。
それが必ずしも正しいかどうかは別問題として。
「俺は建築設計なんて専門外なんだぞ・・・」
ぼやきながらもそこそこ書きあげている誠治。さすがである。
「ここわからないよ。ちょっと誰かわかる人いないか?」
誠治といえども専門外の分野。わからないところは出てくるもの。
「よっしゃ、呼んできますね!」



「・・・ここはこうだと・・・」
「ちゃうやん。これは・・・」
「あの・・・、・・・だと思います・・・」
「違うわよ、これは・・・」
頭のいい人大集合!
東雲忍、保科智子、藍原瑞穂、太田香奈子の4人を加え、急ピッチで設計図作成は進んでいた。
皆忙しいのであるが、手を変え品を変え、泣き落としまで使った究極の招集である。
ちなみに月島拓也はどーやっても来なかった。ちくしょう。
とにかく、このペースでいくと明日までには完成するだろう。
頭のいい連中がお互いに補い合うとこれほどまでに凄くなるのか。
裏方ズは感動すら覚えていた。

尚、この5人が抜けたところに補充要員として出かけた裏方ズは各場所できっちりこきつかわれていた(笑)。



そして、設計図は完成した。

「よっしゃあ!  ここからだ!  ここから気合を入れて行くぞ!!!」
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」
裏方ズ本領発揮!
まさにこのことを考えて勇希はこのメンバーを招集したのかというぐらい適材適所のメンツであった。
特に圧巻は・・・!
「よいしょお!」
すだどぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉん!!!!
トラック10台分の木材を軽々と運ぶへーのき=つかさ。
彼に言わせればまだまだ余裕なのだが、体積的に持てないため10台分程度に収めてるとのこと。
『まだまだ大丈夫なの〜〜〜〜〜♪』
スケッチブックに文字を書く余裕さえ見せ、鉄筋を片手で振り回すがちゃぴん。
危ないって。
「♪」
EDGEもさすがに怪力。
彼女の場合、手先も器用なので、細かいところの力がいるところで大変重宝するのである。
そして、細かいところの作業が特に光るのは幻八のナノマシンと風見の技である。
ミリ単位というところまで作業できるこの2人は十分戦力になりうる。
榊やとーる、レッドテイルなどの剣士の技、XY−MENのムーンスラッシャーは、
一瞬にして木材や鋼鉄まで綺麗にぶった切る、のこぎり不要の大技である。
イマジネーターの爆弾技も粗く崩すにはもってこいの技である。
ふよふよ〜と飛んでいるのはSOS。
彼の浮遊能力は高いところで作業をするにはもってこいの能力なのである。
コイツプロか!?  と思わせる高い技術力で大工作業をしている男がいる。そーしゅである。
ほとんどHMの彼は大工・左官屋のデータをダウンロードして、職人芸をこなすことができるのである。
作業中、どうしても特殊な道具がないと困ることがある。
「あなた、どうしてそんなに奇妙な道具をもっているのですか?」
風見に質問されるガンマル。
どーいうわけか彼の服にはさまざまな道具が入っているのである。
くまの音波は鉄骨なども自由自在にその形を変えられる能力。
その能力でただの鉄骨を美しいインテリアに変えていった。

そして、ただ作るだけではない。様々な装飾、演出も当然舞台には必要である。
舞台演出班のまさた、ゆかた、宇治、八塚、猫町、結城、四季、そしてチーフのOLHの8人は
着々と舞台演出のための相談、そして実験を繰り返していた。
図書館管理人だけあってその手の芸術には精通しているまさたとゆかた。
そして、この2人のレイアウトプランを吟味して、こうした方が面白いのではと
いつのまにかアドバイス役になっているのが結城光と宇治丁、猫町櫂である。
彼らは素人でまさたたちのように発想は生み出せないが、助言に関しては感性がぴったりとあっていた。
特に占い師の猫町は常人では考えられない助言を時々出すこともあった。
その彼らの演出プランを実践するのが、水の音声魔術士・八塚崇乃と、闇魔術師・OLH、
そして、プログラムの爆音使い・四季の3人である。
闇と水、光の演出。
彼ら演出班は何度も何度も試行錯誤を重ねていた。
YOSSYFLAMEは制作班、つまり大工班に入って仕事をしているわけであるが、、
コイツのもう一つの仕事はもしかして一番特殊なのではないだろうか?
”パシリ”である(笑)。
ただのパシリと思ってはいけない。
車より速く走れるパシリなど全世界どこ探してもいないぞおい。
裏方ズは何も作業場にのみいるわけではない。必要ならば学園外にも出ることもある。
そこで彼らはYOSSYに背負ってもらって移動したりするのだ。
車より速く小回りも利く、かなり時間が節約できる脅威の移動手段である。
ちなみに夜食の買い出しなどもその機動力のため、いつもYOSSYが行っている。



さて、裏方ズは何も作業だけやっているわけではない。
学園祭特有の徹夜作業、そこで差し入れなんか持ってきてくれる可愛い彼女とか
・・・いる人はいいよなあ・・・
と、いうわけで差し入れである。
すでにOLHには笛音とティーナ、榊には木風がかいがいしく差し入れに来てくれている。
そして、風見にも美加香、崇乃にはマナ、へーのきにはDセリオ、
レッドテイルにはアイラナステアからの差し入れが今届いたところだった。
「よっしー先輩!」
特定の彼女がいなくて料理同好会におにぎりでもめぐんでもらいに行こうかと思った矢先に、
YOSSYを呼ぶ天使の声が聞こえた。
「葵ちゃ〜〜〜〜〜〜ん!!  やっぱり来てくれたんだね〜〜〜〜〜〜〜!」
いきなり葵に抱きつきすりすりに入るYOSSY。
「ちょ・・・先輩・・・っ。」



がん。



「いーかげんにしなさい。」
横から綾香のネリチャギがYOSSYの脳天を捉えた。
「冗談だろうにもお。」
YOSSY、血の噴水が綺麗だな。
「どうも、綾香さん。」
「綾香・・・」
「やっほー、そーしゅ、ガンマル、頑張ってる?  差し入れ持ってきたわよ。」
「マジか綾香!?」
「だからよっしーはくっつかないのっ!!  ほら。」
そういってバスケットを差し出す綾香。
「料理研といっしょに作ったんだけどみんなにってね♪」
と、言った刹那、たくさんの人間が差し入れにがっついてきた。
もお、魂を削るような食べっぷりである。
そしてまたあるときは。



どっぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん・・・

「おーおーおー、またまた科学部がなんかやってるな。」
「いやなんだよなあ・・・また仕事かよ・・・」
「ったく、疲れてるのに・・・」
裏方と掛け持ちしている警備保障の3人は精神が疲労しまくってるだけに相次ぐ仕事にうんざりしていた。
「――はいはい、裏方をやるのも結構ですけど、仕事もやってくださいね。――行きますよ!」
そんな3人に活を入れるDセリオ。へーのきたちの目に光が宿る。
「仕方ないなあ。」
「じゃ、早いところ済ませちまうか?」
「それが一番でしょうね。」
学園祭前の喧燥。警備保障は今日も行く。



「へー、これが正式な占い一式なんだあ・・・」
「ええ、古今東西あらゆる道具を備えていますからね。」
傍目に珍しいEDGEと猫町の組み合わせ。
「僕も学園祭で出店を開くんで、よかったらお友達も誘ってどうぞ。」
にこやかにEDGEを勧誘する猫町。
「猫町さん、今、ちょっと私の恋愛運占ってくれませんか?」
にこやかに返すEDGE。と、突然四季が飛んできて、
「猫ちゃ〜〜〜〜〜〜ん!  私もダーリンとひなたちゃんとジンちゃんとの未来を占って〜〜〜〜!」

その10分後、猫町の占いの館は壊滅した。
嘘も方便っていうじゃないの、猫町君。



「ささ、お近付きのしるしに一杯。」
『ありがとなの♪』
がちゃぴんに茶菓子をすすめる人畜有害少年まさた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『ごちそうさまなの、おいしかったの!』
「いえいえ、どういたしまして。」
『じゃあ行くの、ありがとなの〜♪』
ぴこぴこ去って行くがちゃぴん。
「・・・何故きかなかったのでしょう?」



「・・・ん?」
もう真夜中。
さすがに仮眠をとっている裏方ズの中で一人散歩に出ている四季。
「広瀬さん・・・?」

「こんばんは、四季さん。」
体育館で汗を流しながらこんな時間までレッスンに励んでいるゆかり。
「こんばんはって・・・こんな時間まで練習してたの?」
「うん。私、本業は女優だから。
慣れない歌や踊りをこなすにはそれなりにやることやらなくちゃ。
・・・あんまり見られたくはなかったんだけどね。」
そう言って照れ笑いを浮かべるゆかり。
彼女の実力は決して才能、ましてや強化人間の能力のみの賜物ではない。
こうして目に見えないところで努力している姿こそ彼女の実力の裏づけなのである。
しかし、四季は別なことを考えていた。
「・・・変わったね、広瀬さん。」
「え?」
「昔はそうやって屈託なく笑うことってなかった。少なくとも私は見たことはない。
でも今は違う、本当に・・・
「多分・・・」
四季の言葉を遮ってゆかりが照れくさそうな調子で話す。
「この学園、うん、学園のみんなのおかげ・・・だと思う。・・・よくわかんないけど。
あっ!  今の話は人には言わないでね!」
あわてて手をぱたぱた振り取り繕うゆかり。
「やだ、私何言ってるんだろう!  ・・・じゃ、そろそろ上がるね、おやすみっ!」
ぱたぱたと逃げるように慌てて体育館を出るゆかり。

ゆかりが去った後も四季はずっとその場所を見つめつづけていた。






――そして、学園祭三日前。
「みんな、本当にありがとう。
これだけの立派なステージを作ってくれて・・・私、とっても感謝しています。」
野外ステージ完成式典(といっても内輪だけのごく地味な式典だが)
勇希先生が半泣き状態で挨拶をしている。
つい胸に熱いものがこみあげる裏方ズ。
「おいおい泣くなよ、無自覚女〜」
「う、うるさいわねっ。」
そんなやりとりを見て、皆つい口元が緩む。
「え〜、じゃ、最後の釘うちをチーフのOLH君にやっていただきます!」
副チーフの榊がOLHを指す。
「じゃ、いくぞ!」



こーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん・・・・・



怒涛の歓声が巻き起こった。拍手の嵐。手を取り合って喜んでいる女の子達。
「おにーちゃん、おめでとう!」
「おめでとー!  OLHお兄ちゃん!」
「宗一お兄ちゃん、お疲れさまっ!」
「笛音・・・ティーナ・・・」
「木風ちゃん・・・」
これは事前に知らされていなかったイベントである。おそらく勇希がびっくりさせようと仕組んだのだろう。
にぱりんと愛くるしい笑みをうかべて
体のサイズにあわない大きな花束をチーフと副チーフに渡す女の子達。
あまりの感動に年甲斐もなく泣き出すOLHと榊。
「ありがとう・・・ありがとう、木風ちゃん・・・」
「うわ〜〜〜〜〜ん!  笛音〜〜〜!  ティーナ〜〜〜!」
「あらあら、いい年して。」
さっきの仕返しとばかりにからかい始める勇希。
「う、うるせえやい。」
そんな彼らに裏方ズやまわりの人たちは暖かい拍手を贈っていた。

皆、この完成を本当に喜んでいる。
自分達の作りしもの。自分達が学園祭に参加したという証が確かにここにある。





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どおもお、YOSSYです。

体育祭に続き、学園祭までも手がけてしまいました。
身の程を知れって感じですね(^^;

実はこの裏方作業、二転三転した末に今のような形になりました。
でも、こーゆー裏方作業、学園祭の準備って楽しいですよね。
超人達の集まりですからつい規模が大きくなってしまいましたが(^^)
そんな楽しさが皆さんに伝われば幸いです。

今作のお礼レス〜
宇治さん(勇希先生と二役(^^))、そーしゅさん、四季さん、XY−MENさん、レッドテイルさん、
ガンマルさん、猫町さん、幻八さん、とーるさん、SOSさん、くまさん、イマジネーターさん。
あと、実質今作が初出演のOLHさん、榊さん、きたみちさん。
出演本当にありがとうございました〜m(_)m
これからもよろしくお願いします〜m(_)m

今作の懺悔は・・・
やっぱ猫町さんですね、すみません〜、占いの館壊しちゃって〜m(_)m
しかしご安心を、きちんと直ってますから(^^)

さてと、まだ終わったわけではないのです。実は。
学園祭Lメモ  楓祭’98/宴の裏・エピローグ、お楽しみに!


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